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イップスの原因とメカニズム|なぜ突然できなくなるのか?
イップスの原因は、「脳の誤作動記憶」にあります。
今まで当たり前にできていた動作が突然できなくなるのはなぜか?
そのメカニズムを詳しく解説します。
※本記事では野球イップスを例に解説します。
院長紹介

篠崎 大輔
WHO基準のカイロプラクティック教育を修了し、脳・心・体の神経信号を専門に臨床を行っています。
「どこへ行っても治らない」とお悩みの方が、再び動けるようになる瞬間を多く見てきました。
諦める前に、ぜひ一度ご相談ください。
- 資格: WHO基準カイロプラクター(B.C.Sc保持)/ アクティベータメソッド・インストラクター/ PCRT・インストラクター
- 臨床経験: 14年以上
イップスになるメカニズム
①失敗の経験 → ②恐怖と自己ルールの記憶化 → ③脳が誤作動状態に → ④イップス発症 → ⑤イップスパターンの記憶化
①失敗の経験

最初のきっかけは、何らかの「失敗」や「ミス」です。
- デッドボールを当ててしまった
- 暴投してしまった
- 大事な場面で打たれた
- 先輩に危険な球を投げてしまった
この失敗に対して、本人が「危ない」「やってはいけない」と強く認識することが重要なポイントです。
②恐怖と自己ルールの記憶化

失敗経験をした結果、「恐怖」と「自己ルール」が形成されます。
- 絶対に当ててはいけない
- こう投げなければ
- また失敗したら信頼を失う
この段階で、脳は「こうしなければならない」というルールを強化し、体の動きを不自然に制御し始めます。
③脳が誤作動状態に

自己ルールが強固になることで、脳が誤作動状態になります。
この段階では、脳が「本来のスムーズな動作」ではなく、「恐怖を避けるための動作」を優先的に学習します。
④イップス発症

脳から誤作動指令が体に出るようになり、体は「緊張」し「イップス症状」を発症します。
- 体が固まる
- 腕が動かない
- 感覚がわからなくなる
- 同じ場面でミスを繰り返す
⑤イップスパターンの記憶化

誤作動の動きが「脳と体に記憶」され、それを繰り返すことで「イップスは固定化」してしまいます。
イップスの本当の原因

本質的な原因は「心の信号が混線していること」です。
以下は脳の誤作動の要素であり、直接の原因ではありません。
- 過去の失敗やミスの経験
- 恐怖心や自己ルール
- 緊張
過剰になったり、不一致した心の信号が体の信号との混線を作り、脳を誤作動させイップスは起こります。
イップスの治療方法

イップスを改善させるには、脳の混線を解きほぐすことが重要です。
- どんな混線を自分が起こしているのかを特定・認識する
- 脳の誤作動記憶をリセットする
- 健全な信号を再学習する
認識し、脳の混線がほぐれていくことで、健全な信号に切り替わり、イップスは自然と改善していきます。
まとめ
イップスの本当の原因は、「脳の誤作動記憶」にあります。
さらに詳しく言うと、「心の信号が脳で混線していること」が根本的な問題です。
イップスは「脳の構造の問題」ではなく、「脳の信号の問題」です。
そのため、正しい治療で脳の誤作動を解消すれば、以前のようにスムーズな動作を取り戻すことが可能です。
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免責事項
当院は医療行為・マッサージ行為・慰安行為は行いません。カイロプラクティックおよび心身条件反射療法(PCRT)を用い、神経機能の調整を通じて自然治癒力が発揮される環境づくりを目的としています。症状・疾患名の診断や投薬、外科的治療は医療機関にてご相談ください。既往歴・治療中のご病気がある場合は、事前にお知らせください。



























