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坐骨神経痛やってはいけないこと3選
「座っていると脚がジンジン…」
「立ち上がる瞬間がこわい」
——仕事や家事は待ってくれないのに、痛みやしびれが続くと不安になりますよね。
まずお伝えしたいのは、“避けるべきこと”を少し減らし、“できること”を少し増やすだけでも、体は回復の方向へ進みやすくなるということです。
要点
- 坐骨神経痛は病名ではなく症状名。
- 構造だけで説明できない痛みも多く、機能障害・関連痛・ストレスが関与します。
- 不安や恐れは痛みのコントロールを弱めることがあります。
- このページでは「避けたい3つ」+「代わりにどうするか」を具体的に解説します。
院長紹介

篠崎大輔
WHO基準のカイロプラクティック教育を修了し、脳・心・体の神経信号を専門に臨床をしております。どこへ行っても治らないとお悩みの方の改善を数多くサポートしてきました。諦める前にご相談ください。
- 資格:
・WHO基準カイロプラクター(B.C.Sc保持)
・アクティベータメソッド・インストラクター
・PCRT・インストラクター - 臨床経験:14年以上
目次
坐骨神経痛とは(かんたん整理)
お尻から脚にかけての痛み・しびれの総称です。
整形外科の画像診断で異常が見つかる方もいれば、機能障害(神経の誤作動/筋・関節の働きの誤作動)や関連痛、ストレスなどの影響が重なっている方もいます。
まずは「体の構造だけではない」視点を持つことが回復の近道です。
詳しくは、坐骨神経痛の原因を徹底解説 をご参照ください。
坐骨神経痛で「避けたいこと」3選と代わりの方法
やってはいけないことは絶対的な禁止ではありません。
痛みの段階に合わせた選択が大切です。「代わりに何をするか」をセットでご提案します。
① 仕事を完全に休んでしまう
痛みがつらいと「まずは完全安静」になりがちで、仕事も完全に休んでしまうケースがあります。
しかし、早期改善のためにはできる範囲の活動を少しでも続ける方が回復しやすいことがあります。脳と体は「できた経験」で適応力を学習します。
代わりの方法:
- 座る↔立つの切り替えができる仕事に調整する
- 移動の少ないタスクを優先する(メール処理・資料チェックなど)
- 勤務時間中に1時間あたり1分の姿勢切替を上司などに許容してもらう
無理は不要ですが、“できること”をできる範囲でがポイントです。
② ずっと安静にしてしまう
横になってばかりだと、動き始めの強い痛みやこわばりが増え、また動くのが怖くなります。
長時間の安静は避けましょう。
代わりの方法:
- 日中は数回は起き上がる(椅子に座る/短時間だけ立つ)
- 30〜60分ごとに約60秒、体位を変える
- 痛みが出ても最小限の範囲内で、日常と同じ生活を送るようにする
具体例は、座りすぎと坐骨神経痛 も参考に。
③ 痛みを過度に恐れて行動をやめる
「また痛くなるのでは?」という予期不安は、痛みの感じ方を強めたり、脳で痛みを作り出してしまうことがあります。
痛くない時でも「また痛くなるのでは?」という不安で、できることまで避けてしまいがちです。痛み自体は身体からのサインで、敵ではありません。
代わりの方法:
- 小さく動いて安全に動けた経験を積み重ねる
- 椅子からの立ち上がりを3回ゆっくり/深呼吸5回/その場足踏み10回する
- 「今は○○まではできた」とできた範囲を言語化する
まず医療機関を優先すべきサイン
- 急に足に力が入らない/麻痺
- 排尿・排便障害がある
- 会陰部(股の周囲)のしびれ・感覚低下
- 高熱を伴う強い腰痛
- 転倒・事故など外傷後に痛みが悪化
※迷う場合は、まず整形外科で評価を受けてください。
不安が痛みを長引かせるしくみ
痛みは神経の信号として脳に届きます。この途中には、痛みを弱める「ブレーキ機構」があります。
不安や恐れが強いとブレーキが効きにくくなり、痛みを感じやすい状態に。
だからこそ「安心して動ける工夫」(小休憩、姿勢の切り替え、呼吸、短い散歩)が回復の近道です。
「まだ痛いけど、できた」を積み重ねて、できる範囲を広げていきましょう。
坐骨神経痛の改善事例
まとめ
- ゼロか100かではなく、できる範囲の活動を保つ
- 完全安静の長期化と痛みへの過度な恐れはNG
- 小休憩・姿勢切替・やさしい運動で改善の土台を作る
- 強い症状・不安が続くときは、専門家へ相談
原因や治療の全体像は 坐骨神経痛(佐野市)総合ページ、ストレスが関与するケースは 坐骨神経痛とストレス も参考にしてください。
よくある質問
Q. 痛い日は仕事を休んだ方がいいですか?
痛みが強い日は内容と量を調整しつつ、できる範囲での業務継続がおすすめです。完全休業よりも「座る↔立つを切り替えられる作業」「移動の少ないタスク」などへの変更が回復を後押しします。
Q. どのくらいの頻度で姿勢を変えると良いですか?
30〜60分に一度、約60秒の体位変更(立ち上がり・その場足踏み・骨盤の前後傾など)を目安に。細かい切り替えが負担軽減に有効です。
Q. ストレッチは痛みが出ても続けて良い?
鋭い痛みは中断、心地よい伸び感〜軽い張りまでにとどめます。左右各10〜20秒×1〜2回から始めましょう。
Q. コルセット(サポーター)は使った方がいい?
短期間の「不安軽減・動作開始の補助」としては可。ただし常用は筋活動を下げやすいので、痛みが落ち着いたら外す時間を増やします。
Q. お風呂で温める/冷やす、どちらが良い?
「楽に感じる方」を優先でOK。多くは温めで緊張が緩みますが、急な炎症感が強いときは短時間の冷却も選択肢です。長時間の冷やし過ぎは避けます。
Q. どれくらいの施術で良くなりますか?
個人差はありますが、目安は「3か月で4〜10回」。段階的な改善を前提に、評価→ケア→再評価を繰り返します。
Q. まず医療機関へ行くべきサインは?
急な筋力低下・麻痺、排尿排便障害、会陰部の感覚低下、高熱を伴う強い腰痛、外傷後の増悪などは、先に整形外科などを受診してください。
予約・相談
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料金について
料金とコースは料金ページをご確認ください。
店舗情報
免責事項
当院は医療行為・マッサージ行為・慰安行為は行いません。カイロプラクティックおよび心身条件反射療法(PCRT)を用い、神経機能の調整を通じて自然治癒力が発揮される環境づくりを目的としています。症状・疾患名の診断や投薬、外科的治療は医療機関にてご相談ください。既往歴・治療中のご病気がある場合は、事前にお知らせください。


























