
このページでは、
当院で行っているアクティベータメソッド(カイロプラクティック)について、
どのような考え方で行っているのかをご説明します。
実際の施術中には、
すべてを言葉で説明しきれない部分もあります。
ここでは、施術を受けたあとに、
「あれはこういう意味だったのか」と振り返っていただくためにまとめています。
今すぐわからなくても大丈夫です。
繰り返しの施術体験と一緒に、少しずつ腑に落ちていくことも多いと思います。
分からないことや疑問があれば、遠慮なく聞いてください。
アクティベータメソッドとは

アクティベータメソッド

アクティベータメソッド
アクティベータメソッドは、
専用の器具(アクティベータ器)を用いて、
体の反応を確認しながら、最小限の刺激で調整を行うカイロプラクティックの手法です。
強く押したり、無理に動かしたり、
ボキボキと音を鳴らすような施術ではありません。
体がどの刺激に、どう反応するかを読み取りながら、
必要なところに、必要な刺激を加えていきます。
その結果、体をコントロールする神経系が整いやすくなると考えています。
当院がアクティベータメソッドを選んでいる理由
開業当初は、ボキボキするタイプのカイロプラクティックで施術していました。
ただ、ボキボキする施術は、小さなお子さんやご高齢の方には行えません。
また、怖さから体に力が入ってしまう方にも行えませんでした。
そのため、背骨を優しく押したり、筋肉を緩めたりして調整を行うこともありました。
しかし、それだけでは本当に困っている方を助けきれない場面が何度もありました。
せっかく頼ってくださっているのに、力になれない。そんな悔しさがありました。
その経験がきっかけとなり、
より幅広い方に、より安全に、そして必要なところへ必要なだけ調整を届けられるアクティベータメソッドを取り入れるようになりました。
また、アクティベータメソッドは、体の反応を確認しながら進めていくため、
教科書通りに一方的に治療ポイントを決めるのではなく、
その方の体に合わせて必要な調整を選びやすい方法でもあります。
- いつ調整するか
- どこを調整するか
- どこは今は調整しないか
症状はあなた自身が持っています。
「どこを整えると回復が進みやすいか」を、体の反応を通して確認しながら進められることも、当院がこの方法を大切にしている理由のひとつです。
検査を大切にしている理由
アクティベータメソッドでは、施術そのものと同じくらい、検査を大切にします。
検査では、
主に筋抵抗・動きやすさ・痛みの出方などを確認し、
神経の信号がうまく伝わっているか、体が刺激をどう受け取っているか、
そうした反応の質を見ていきます。
見た目には大きな変化がなくても、反応が整い始めると、
体の中では回復の準備が進んでいくことがあります。
ここまでの要点
・検査は「体の構造を見る」だけではなく、刺激に対して体がどう反応し、どの方向へ向かおうとしているかを見るために行います。
・当院は「強い刺激で施術を受けた感」を大事にするよりも、「体が整う方向へ反応が変わっているかどうか」を大切にします。
具体的な検査と調整
問診(ヒアリング)

問診(ヒアリング)の様子(佐野市)

問診(ヒアリング)の様子
問診表とあわせて、現在の症状を詳しく伺いました。
問診をする理由は、主に次の通りです。
- 原因の手がかりを整理するため
- これまでの経過を確認するため
- 現状を把握するため
- 症状以外の病歴を把握するため
- 施術して危険がないかを判断するため
他の整体と当院で大きく異なる点のひとつが、
安全性の確認を丁寧に行うことです。
何が危険で、何が大丈夫かを判断するには、基礎医学の知識が必要になります。
当院では、WHO基準のカイロプラクティック教育を土台に、
「どこが痛いか」「どうすると痛いか」「いつからか」「経過はどうか」などを丁寧に確認します。
これは安心・安全に進めるためだけでなく、
今の体に必要な検査や調整を見極めるための大切な確認です。
可動域検査

可動域検査の様子

可動域検査の様子
体を動かしてもらったり、施術者があなたの体を動かしたりします。
これは「どのくらい動くのか」「どの動きで痛みが出るのか」などを確認し、
体のどこに負担がかかっているか、どこで反応が乱れているかの手がかりを得るために行います。
神経の検査
画像予定
道具を使った検査をした方もいるかもしれません。
普段しないような動きをしてもらった方もいるかもしれません。
力が入るか、入らないかを確認する検査をした方もいると思います。
簡単に言うと、
刺激に対してどんな反応を示すかを見ながら、神経の状態を確認していきました。
アクティベータメソッド独特の検査と調整
アクティベータメソッドの流れ(ざっくり)
- 体を動かした(検査刺激入力)
- 足を押したり上げたりした(反応の確認)
- パチンと刺激した(必要なポイントへの調整刺激)
- 再度、足を押したり上げたりした(反応の変化の確認)
続けて、アクティベータメソッドの流れだけに絞って、詳しく説明します。
アクティベータメソッドで何をしたの?(詳細)
まずは、施術者が、膝や骨盤を押したり触れたりしたり、
あなたに、手を腰に乗せてもらったり、バンザイをしてもらったり、
いろいろな動きをしてもらいました。
検査刺激①

検査刺激の様子

検査刺激の様子
施術者が直接、膝や骨盤に触れたり押したりして、検査のための刺激を入れます。
検査刺激②

アイソレーションテスト

アイソレーションテストの様子 (佐野市)
患者さん自身に動いてもらうことも、検査刺激になります。
反応の検査
続いて、私が足を頭の方へ押したり、
膝を曲げるように足を上げたりしました。
あなたの体が検査刺激に対してどのように反応するかを見ています。
神経の働きによって筋肉の緊張が変わると、足の反応にも変化が出ることがあります。
物理的に足の長さが変わっているわけではありません。
反応検査①:足を頭の方に押す

アクティベータメソッドの脚長差検査(ポジション1)の様子

アクティベータメソッドによる脚長差検査(ポジション1)の様子
反応検査②:膝を曲げて足をあげる

アクティベータメソッドによる脚長差検査(ポジション2)の様子

アクティベータメソッドによる脚長差検査(ポジション2)の様子
これらの反応をもとに、「どこを」「どちらの方向に」「調整するのか・しないのか」を決めていきました。
調整刺激

アクティベータメソッドで調整の様子

アクティベータメソッドで調整の様子
反応検査に従って調整ポイントを決め、アクティベータ器で「パチン」と刺激し、神経反応を整えていきます。
アクティベータ器について

アクティベータV

アクティベータV
カイロプラクティックの特徴でもある「速くてやさしい刺激」を加えられるように設計された器具です。
調整後の反応検査
調整後に、神経が整ったかどうかを、再度反応検査で確認します。
調整により神経の信号が整ってくると、
筋肉が健全に働きやすくなり、関節も動かしやすくなっていきます。
その結果、体が動きやすく感じることがあります。
それと同時に、脳を含めた神経への入力にもなるため、
体が反応しやすい状態に向かうことがあります。
その結果として、回復に必要な体の働きが起こりやすくなると考えています。
当院では、痛みや不調を「取り除く」というより、
神経を整えることで、治る方向へ体が働く状態をつくるという考え方で施術を行っています。
ここまでの要点
・当院は「パチン」で治すのではなく、神経反応を整えることをしています。
・症状にすぐ変化がある/ないは人それぞれです。経過を見ながら方針を調整します。
こんな体の変化に注目してみてください
- 足に力が入りやすくなった
- 体の動きがスムーズになった
- 押されて痛かったところが痛くなくなった(または軽くなった)
- 悩んでいた症状が軽減した
もし「よく分からない」「変化が自覚しにくい」と感じた場合も、心配しすぎなくて大丈夫です。
施術計画に沿って、経過を観察しながら慎重に見極めていきます。
繰り返し施術しても変化が全く見られない場合は、
体の問題以外の要因が関係している可能性も含めて、お伝えします。
その場合は、次回のタイミングを早めに設定したり、PCRTを取り入れたり、必要に応じて医療機関の受診をご提案することもあります。
気になることがあれば、遠慮なくご相談ください。
症状レベル(0〜10)の評価について
これは、施術前後や通院の中での変化を、できるだけ分かりやすく共有するための目安です。
当院では、症状の強さを共有するために
0〜10の11段階で評価していただいています。
評価は、基本的には、
「今までの人生の中で一番つらかった痛み・不調」を「10」として、
現在の状態を比較してもらっています。
これは、痛みや不調が強いときほど、
「今が一番つらい」と感じやすくなるためです。
あらかじめ基準を決めておくことで、
体の変化を少し客観的に見やすくなります。
出産を経験されている方の場合、
出産は非常に強い痛みを伴う経験とされることが多いため、
出産以外で、人生の中で最もつらかった痛みや不調を「10」として考えていただいています。
※痛みの感じ方には個人差があるため、無理のない基準で設定します。
数値評価の例
- 人生で一番つらかった症状のMAX時を「10」
- 現症状の来院時(治療前)が、たとえば「7」
- 治療後はいくつになっているか「?」
ただし、症状の内容や経過によっては、
「今回の症状で一番つらかった時」を「10」として
評価した方が分かりやすい場合もあります。
その場合は、
「今回の症状の中での変化」を見るための指標として、
今の症状を基準に比較していきます。
大切なのは、数字そのものよりも、
施術前後や通院の中で、体がどう変化しているかを観察していくことです。
劇的な変化を出すことを優先にしない理由
当院の施術は、
施術直後に「劇的な変化」を出すことを第一優先にはしていません。
もちろん、変化が出ること自体を否定しているわけではありません。
理由は、症状の変化にばかり意識が向いてしまうと、
無意識のうちに「厳しい監督(評価者)」のようなスイッチが入りやすくなるからです。
「良くなったか」「まだ残っているか」と常に評価し続けてしまうと、
神経は緊張した状態になりやすく、
体がゆるんで整っていく方向に進みにくくなってしまいます。
その結果、
本来であれば自然に進むはずの回復が、
かえってゆっくりになってしまうケースを、
当院の臨床経験の中でも多く見てきました。
当院が大切にしているのは、
体が自分で整っていく方向に進めているかどうかです。
施術後すぐに変化を感じる方もいれば、
数日かけて、じわじわと変化を感じる方、
数回施術を受けてから「気がついたら楽になっていた」という方もいます。
どれが良い・悪いではなく、
その方の体にとって無理のない反応であることを、当院では大切にしています。
アクティベータメソッドについてのまとめ
アクティベータメソッドは、
強い刺激で体を変えようとする施術ではありません。
体の反応を一つひとつ確認しながら、
誤作動している神経の信号を、必要な刺激で整えていきます。
足を押したり、動かしたり、
「パチン」とした刺激を加えたりするのも、
すべて体の反応を確認し、神経を整えるために行っています。
その結果、
筋肉が働きやすくなり、
関節が動きやすくなり、
体全体が「本来の反応」を思い出していきます。
痛みや不調を無理に取り除くのではなく、
体が自分で整っていける状態をつくっていきます。
アクティベータメソッドだけで十分に整っていく方も多くいらっしゃいます。
より深いアプローチが必要な場合
ただし、
体の反応を整えても、
その背景に無意識の緊張や記憶、思考パターンの影響が関わっている場合は、
症状が戻りやすかったり、もう一段深いアプローチが必要になることがあります。
そのような場合に用いているのが、
PCRT(心身条件反射療法)です。
PCRTは、すべての方に行う施術ではありません。
状態やタイミング、ご本人の考えを大切にしながら、必要に応じてご提案しています。
たとえば、次のような方が選択されることがあります。
- 長く続いている慢性的な痛みや不調がある方
- 何度も繰り返す症状や、原因がはっきりしない不調がある方
- イップス・ジストニアなど、動きや反応に影響が出ている方
- 自律神経の乱れによる不調を感じている方
- 不安感・緊張・落ち込みなど、メンタル面の影響を感じている方
- スポーツや仕事でのパフォーマンスを高めたい方
もちろん、
「今はそこまで踏み込まなくていい」
「まずは体の調整だけで様子を見たい」
という方もいらっしゃいます。
PCRTについては、
次のページで、もう少し詳しくご説明しています。
アクティベータメソッドについてだけでなく、
施術中に気になったことがあれば、
どんな小さなことでも遠慮なく聞いてください。















