「会議が続く日ほど、お尻から脚にビリッ…」
「座っているとだんだんしびれてくる」
「立ち上がる瞬間がこわい」。
仕事は休めない、でも痛い──その板挟み、よくわかります。
「座りすぎが原因」「姿勢が悪い」と言われても、長時間のデスクワークを避けるのは現実的ではありませんよね。
まずお伝えしたいのは、あなたのせいではないということ。環境上、同じ姿勢を続けざるを得ないと神経・筋・関節はこわばりやすく、痛みやしびれがぶり返します。けれど、仕事をやめなくてもできる現実的な対策があります。
このページでは、座りすぎで体に何が起きているかをやさしく整理し、今日からできる予防のコツ、そしてつらい時の治療の進め方をお伝えします。
先に具体策を見たい方は予防についてへ、強い症状でお困りの方は治療についてをご覧ください。
院長紹介

篠崎大輔
WHO基準のカイロプラクティック教育を修了し、脳・心・体の神経信号を専門に臨床をしております。どこへ行っても治らないとお悩みの方の改善を数多くサポートしてきました。諦める前にご相談ください。
- 資格:
・WHO基準カイロプラクター(B.C.Sc保持)
・アクティベータメソッド・インストラクター
・PCRT・インストラクター - 臨床経験:14年以上
目次
坐骨神経痛とは?
坐骨神経痛は疾患名ではなく症状名です。
お尻から脚にかけての痛み・しびれ全般に使われます。
構造が原因ではなく、神経の誤作動(機能障害)や筋・関節の働きの乱れ、ストレス要因が重なって起きる場合があります。
坐骨神経痛の原因については原因解説をご参照ください。
座りすぎが体に与える影響
「座りすぎ=そのものが原因」というより、同じ姿勢を続けること自体が負担になりやすい点が問題です。
背景には、神経系の誤作動(機能障害)や筋・関節の働きの乱れ、心理的ストレスなどが複合的に関与することがあります。
長時間座位による筋のこわばり
座位が続くと股関節屈曲位・膝屈曲位が固定され、臀部やもも裏などがこわばりやすくなります。
神経系もその姿勢に適応し、動き始めの痛みや動作のぎこちなさにつながることがあります。
いわゆる「梨状筋症候群」と呼ばれる状態が関与する人もいますが、常にそれが唯一の原因というわけではありません。
血流低下と神経の過敏化
長時間の座位では臀部や股関節周辺の血流が低下しやすく、痛み・しびれ感が増すことがあります。
筋・関節・骨からの関連痛
筋や関節、骨由来の関連痛が脚に広がることがあります。
押されると離れた部位に響く感覚がそれに近いものです。
関連痛が症状の要因だと薬だけでは変化しにくいこともあります。
座りすぎ由来の坐骨神経痛を予防する方法
「座らない」は現実的ではありません。
姿勢の切り替え+こまめな運動+環境の工夫で十分に対処できます。
「正しい座り方」よりも姿勢のバリエーション
唯一無二の正しい姿勢はありません。
大切なのは同じ姿勢を長時間続けないこと。
以下を目安にしてください。
- ある程度の時間で椅子から立つ、体を動かす
- 椅子に深く座る/浅く座るを切り替える
- 背もたれを使う/離れるを交互に
- 足裏を床に置く→足台→片脚を軽く前に出す など小さな変更を頻繁にする
「姿勢にこだわり過ぎてストレスにする」のは逆効果です。
詳しくはやってはいけないことも参照。
休憩の取り方と簡単エクササイズ
30〜45分ごとに1分前後の「こまめな小休憩」を入れましょう。下のうち1〜2つだけでOKです。
- その場で立って足踏みを10〜20回
- 座ったまま骨盤を前に倒す・後ろに倒すを各10回 → 立って軽く反らす/丸める 各5回
- 椅子に浅く座り、もも裏のストレッチを左右各20秒
- 肩回し20秒+ゆっくり深呼吸5回
可能であれば、1時間の中で15〜20分は立って作業する時間を作りましょう(キッチンカウンターや高めの棚、ノートPCを置く台などを活用)。
オフィス環境の整え方
- タイマーで切り替えを強制(スマホ・PCでOK)
- 作業ポイントを1か所増やす(立てるカウンター等を用意)
- 椅子:座面高=踵が床につき膝角度90〜100°
- 必要に応じて軽い腰サポート(過度な固定は避ける)
坐骨神経痛がつらい時の治療の進め方
「座っていられない/短時間で悪化する」など強い場合は、まず治療を受けて流れを変えるのがおすすめです。
神経系に配慮した整体(アクティベータ)で機能を整え、必要に応じてストレス要因の混線もケアしながら、戻りにくい状態を目指します。
自分に合うストレッチは状態で変わるため、評価に基づいて一緒に決めていきます。
次の症状はまず医療機関へ:急激な筋力低下・麻痺/排尿・排便障害/会陰部の感覚低下/発熱を伴う強い腰痛/外傷後の悪化 など。
通院・服薬中の方は医師の指示を優先し、併用の可否をご相談ください。
まとめ
- 問題は座ること自体ではなく、同じ姿勢の持続と誤作動信号です
- 唯一の正しい姿勢はなし。小まめな切り替え+簡単な運動がカギ
- 筋・関節・関連痛、血流、神経の過敏化など多因子で起こりうる
- つらい時は機能を整える治療→再発しにくいセルフケアへ
長引いている方、医療で説明がつかず不安な方はお気軽にご相談ください。
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料金について
料金とコースは料金ページをご確認ください。
店舗情報
免責事項
当院は医療行為・マッサージ行為・慰安行為は行いません。カイロプラクティックおよび心身条件反射療法(PCRT)を用い、神経機能の調整を通じて自然治癒力が発揮される環境づくりを目的としています。症状・疾患名の診断や投薬、外科的治療は医療機関にてご相談ください。既往歴・治療中のご病気がある場合は、事前にお知らせください。


























