学生だけに限らず、プロ野球選手でもキャッチボールをしていて相手の胸元へ投げられず、引っ掛けたり、浮き球で暴投してしまったりと悩んでいる人がいます。
本記事では、もしかしたらそれはイップスかもしれないという視点で解説していきます。参考になれば幸いです。
もしイップスだった場合、練習すればするほど暴投がひどくなり抜け出せなくなる可能性が高くなります。イップスだとわかれば治療することが可能ですので、また楽しく目標に向かって楽しく野球をすることができるようになっていきます。
野球イップスの改善を何人もサポートしてきた専門家がイップス改善をサポート。ご相談は無料です。
イップスかイップスではないかの判断方法
イップスかどうかの判断方法は自分自身でわかります。
もし、他者からイップスかもと指摘されても以下のことを自分でチェックして惑わされないようにしましょう。
1、今までできていたかどうか
2、体に運動障害が起こるかどうか
3、体に感覚障害があるかどうか
4、繰り返し同じパターンで起こるかどうか
この4つをチェックすることでイップスかどうか判断できます。
1、今までできていたかどうか
最も重要なことは「今までできていたかどうか」です。
・今までキャッチボールの時は大抵相手の胸に投げられていた、けれど最近投げられなくなった。
・新しいフォームにしても今までは胸に投げられていたけど、投げられなくなってきた。
キャッチボールで胸に投げられていたのに、最近暴投するようになってきたというのであればイップスの可能性が高くなります。
しかし、
・新しいフォームだと上手く胸に投げられない
これはイップスの可能性は低いです。
「元々できていたことができなくなる」のがイップスの特徴です。
「できていないことがなかなか上手くできるようにならない」のはイップスではなく技術不足です。
これらをふまえた上で、2〜4をチェックすることが大切です。
2、体に運動障害が起こるかどうか
「元々できていたことができなくなった」時に、体に運動障害が起こっているかをチェックしてください。
チェックせずとも既に感じているかもしれません。
・腕が固まる
・手首が固まる
・肘が固まる
・肘が伸びない
・肘が伸びてしまう
・肩が上がらない
・腕全体が縮こまってしまう
こんな感じで思ってもいない動きが勝手に体で起こってしまうのが運動障害です。
今まで胸に投げられていたのに、手首が固まってしまい投げられず、暴投するようになった。
これがイップスです。
3〜4の場合もあります。
3、体に感覚障害があるかどうか
「元々できていたことができなくなった」時に、体に感覚障害が起こる。
感覚障害は、
・指がボールにかかる感覚が感じられない
・腕がどこにあるのか感じられない
・リリースポイントがわからなくなった
・どうやって投げていたかわからなくなった
こんな症状があなたにはありますか?
今まで胸に投げられていたのに、指の感覚がわからなくなり、暴投するようになった。
これもイップスです。
4、繰り返し同じパターンで起こるかどうか
「元々できていたことができなくなった」時に、同じパターンで繰り返されている場合もイップスかもしれません。
例えば、
・監督がいる時のキャッチボールだけ胸に投げられなくなった
・相手の後ろが壁ではなく、広い時だけ投げられなくなった
・試合の日だけキャッチボールが相手の胸に投げられなくなった
・特定の相手とキャッチボールする時だけ投げられない
このようなパターン化したキャッチボール時の暴投もイップスの可能性があります。
その際は、運動障害、感覚障害を伴う人もいれば伴わない人もいます。
まとめると、
イップスは今までできていたことができなくなった際に運動障害、感覚障害、パターン化が起こっているかで判断することができます。
イップスとは何か
イップス情報は世間に増えてきましたが、間違った情報も多いのが事実です。
イップスは、運動障害、感覚障害、パターン化のことを指します。
暴投すること、胸に投げられないことをイップスとは言いません。
「今までできていたことが運動障害によってできなくなる」のがイップスです。
今までできていたことが運動障害によってできなくなり「暴投する」の暴投は結果でしかありません。
イップスだから暴投してしまうのです。
暴投しないように試行錯誤して練習をたくさんしてもイップスも暴投も改善しません。
イップスを理解し、イップスを治療すれば、イップスによる暴投は治ります。
ここでも間違ってはいけないのは、イップスじゃなくても野球をしていれば暴投はするので、イップスが治ったとしても暴投はしますし、暴投をしないプレーヤーになることは不可能です。
誰しも暴投する可能性は持ち続けます。
その確率を下げるためには技術練習が必要です。
イップスは技術練習では治りません
キャッチボールでのイップスは技術の問題ではありません。
キャッチボールの技術が低いのは初心者ですよね。しかし初心者でイップスになっている人はいません。
イップスは、技術的に中級者〜上級者がなります。
だから既に技術はそれなりにあります。
また、特定の場面だけイップス症状が出る人は、その時だけ技術が足りないかというとそんなことはありませんよね。
キャッチボールでのイップスは、技術はあるがその技術を邪魔するものが原因となります。
キャッチボールイップスの原因
体の信号を邪魔する信号がイップスの原因です。
それは心の信号です。
心の信号が本来健全に働いている体の信号を邪魔して混線状態にさせ、体を誤作動させ、キャッチボールのある条件の時にイップス症状を引き起こさせます。
体も心もほとんどが無意識の信号で働きますので、無意識の心の信号がイップスの本質的な原因と言えます。
無意識の心の信号とは
外部から体に入力される刺激をストレスと呼びます。
視覚、聴覚、身体感覚、嗅覚、味覚の五感を通して入力されます。
ストレス刺激が入力されると理性や思考、経験をもとに判断をします。
その際に感情や自己ルールも関与し、それらの処理の結果、体をコントロールします。
イップスの原因になるのは、思考の癖や感情の記憶、自己ルールなどです。
これらはキャッチボールや野球に関係する場合もあれば、全く関係ないことが関係してイップスを引き起こすこともあります。
例えば、キャッチボールに関連することであれば、
・監督が見ているから良い球が投げられるところを見せよう
・相手の胸に返さなければ
・暴投することは恥ずかしい
・コントロールに自信があった自分が暴投するなんてあってはならない
・暴投していたら監督に怒られるはずだ
キャッチボールに関係しないことであれば、
・学校のテストが悪かったから親に叱られる
・最近親と喧嘩することが多くなって誰も自分をわかってくれていない
・家族サービスができていないのに野球をやっていていいのだろうか
・両親に会うといつもイライラしてしまう
実はこれらのような無意識の心でモヤモヤしていたり、過剰になっていることがイップスの本質的な原因です。
無意識の心のモヤモヤが、体の信号に混線を起こし、体が誤作動してしまうのがイップスです。
それを紐解いて、混線状態を健全な状態に切り替えていくことがイップス治療になります。
キャッチボールイップスを改善させる治療
チャート、体に聞く検査、質問、イメージなどを使ってあなたのキャッチボールイップスと関係してしまった無意識の心を探索します。
イップスに関係していた自分を認識することで誤作動信号は健全な信号に切り替わります。
その結果、イップスは治っていきます。
こちらも参考にしてください。
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栃木県佐野市バースデーカイロプラクティックのイップス治療についてです。イップスは治らないは間違えです。本気で治すことに臨めば、克服することは可能です。それはこれまでの実績が証明しています。...
治療期間について
イップスが改善した人は、4〜10回3ヶ月程度で改善している傾向があります。
最初の1ヶ月目に集中して受けることで、
無意識を探索することにも慣れますし、
健全な信号も再学習、再記憶され、治りやすくなります。
料金表
( )内は高校生までの学生料金です。
2枠まで予約可能です。
2024.04.23
カイロプラクティック(アクティベータ治療)・・・・・・・・・・ 5,600円(4,000円) 心身条件反射療法(PCRT)・・・・・・・・・・・・・・・ 11,000円(6,000円) *慢性症状、イップス、ジストニアなどの治療 *ストレス治療 *アクティベータ治療も...
イップス治療の流れ
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2回目以降:12:30まで
遠方で来院できない方へ
当院ではzoomセッションによるイップス改善サポートも行っています。
質問と回答のやり取りを通して、あなたのイップスに関係する誤作動信号を見つけていきます。