心身条件反射療法(PCRT)とは
PCRTは、Psychosomatic Conditioned Reflex Therapyの略です。
PCRTは、
「脳が無意識に学習した誤作動記憶を健全な記憶に置き換える施術」です。
さらに詳しく説明すると、
「心身相関と生体エネルギーブロック(EB)に焦点をあて、その関連学習パターンによる誤作動記憶を調整する療法」です。
一般的な医学は、人間の体の「構造」に注目しますが、PCRTは、外部環境と自分の内部環境との「関係性と機能」に注目します。
症状の原因プロセス
PCRTは症状の原因を追求します。
症状は結果です。
症状の原因は、筋肉・関節の機能異常(体の誤作動)です。
体の誤作動の原因は、脳・神経系の誤作動です。
脳神経系の誤作動の原因は、外界と内界の関係性のバランス異常です。
これらの結果、症状が引き起こされます。
症状の慢性化は、この一連の誤作動パターンを脳と体が「記憶」した結果です。
脳の誤作動と身体システムの関係性
人間の体は、自律神経系、免疫系、ホルモン系、筋骨格系、メンタル系など様々な身体システムが働いています。
外界から入力された刺激は、脳で処理され、体に指令が出され身体システムが機能しています。
脳の誤作動により身体システムに異常をきたすことで関係性がアンバランスになり、様々な症状を引き起こします。
正常であれば、外界からの刺激は内界と健全に情報交換が行われますが、「不一致する情報」「過剰な情報」「過少な情報」は、脳の誤作動を引き起こし、症状を引き起こします。
慢性症状は「メンタル系」と深く関係しています。
脳とメンタルと体の関係性
メンタル系の気づかないストレスが脳の誤作動を引き起こします。
外界からのある出来事が入力された際に、脳で処理する際に、メンタル系が関与します。
例えば、低気圧がやってきて雨の日に頭痛がするパターンを例にお話しします。
外界からは雨、低気圧の刺激が無意識的に体に入力されます。
その時、体の内側のメンタル系では「低気圧は頭痛になる」「雨は好きじゃない」などの無意識の心が働きます。
その結果、頭痛を引き起こします。
この誤作動パターンが学習記憶されると「雨が降ると頭痛になる」パターンを繰り返します。
「低気圧は頭痛になる」や「雨は好きじゃない」は、その人の自己ルールです。
気づかない無意識の自己ルールが外界の情報と混線し、誤作動を引き起こし、頭痛と関係してしまいます。
PCRTでは、「頭痛と雨と自己ルールの関係性」に注目し、誤作動パターンを健全なパターンに切り替え、症状を改善させていきます。
ストレスに順応させる
雨というストレス刺激に順応しなければ、いつまでも頭痛を呈することになります。
ストレスに順応するためには、関係する自己ルールを認識することです。
低気圧になると頭痛がすると思い込んでいた自分を認識する(気づく)ことで誤作動信号は健全な信号に切り替わります。
外界の刺激を脳ではどのように処理しているか、そして症状につながってしまっているのかを紐解くために、自分自身の無意識を紐解いていきます。
出来事や問題をどう捉えている自分がいるのか、どのような気持ちになる自分がいるのかを紐解きます。
自分を苦しめるメンタルを紐解いていくことで症状がなくなり楽な生活が送れるようになります。
PCRTの誤作動特定方法
脳の誤作動は、無意識に起こりますので、無意識に働く体を検査道具として使用します。
体は、あなたの誤作動状態を素直に表現し教えてくれます。
- 生体検査法(体に聞く検査):
足に力が入るか入らないか、足が揃うかズレるかの - 言語チャートや質問刺激を用いた検査
- イメージ刺激を用いた検査
(不調の場面などをイメージする)
これらの検査方法で脳の誤作動を特定し、健全な状態に切り替えていきます。
生体検査法
言語チャートや質問刺激を用いた検査
イメージ刺激を用いた検査
PCRTで効果が期待できる症状
- 原因不明の症状
- 病院では治らない症状
- 慢性症状
- ストレスが関係している症状
- メンタルが関係している症状
PCRTは様々な症状に効果が期待できます。慢性腰痛、慢性頭痛、慢性の痛み、イップス、ジストニア、自律神経失調症、メンタル症状などなかなか治らない症状は特に得意としています。
あなたのどこへ行っても治らないと諦めかけていた症状もご相談ください。
PCRTで効果が期待できない場合
PCRTは、残念ながら誰にでも効果が期待できるわけではありません。
・目に見えない無意識を信じられない人
・意識が優先して無意識を探索できない人
・他者依存が強く主体的に取り組めない人
・信頼関係が構築できない人
・器質的な疾患による症状
・感染症による症状(免疫力は上げられます)
これらの人にはPCRTはおすすめできません。
説明をしても受け入れられない人には効果は期待できませんので、誰でも受けた方が良いというわけではありません。
その際は、アクティベータメソッドによる機能障害からの治療でサポートさせて頂きます。
最後に
PCRTは、内界と外界の関係性に注目した本質的な療法です。
病院のような構造に注目した治療で改善しない人におすすめですが、病院とは異なる考えの療法だということが理解できない人には向かない療法でもあります。
興味、関心を持たれた方は当院へご相談ください。
ご予約方法
①メール
②LINE登録
③電話
当日希望の場合は電話でも承ります。
施術中の場合は電話に出ることができません。留守番電話にメッセージをお願いします。
電話予約の場合
①お名前②希望日時③希望コース④主な症状⑤連絡先を伺います。
最終受付時間
初回:18:30まで
2回目以降:19:00まで
木曜日
初回:12:00まで
2回目以降:12:30まで