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イップスの原因と治し方|脳と体の信号が乱れるメカニズム
イップスの原因は、「脳と体の信号が誤作動したまま記憶されていること」にあります。
以前は普通にできていた動作が、ある日突然できなくなるのは、偶然でも根性不足でもありません。
この記事では、イップスが起こる共通の仕組みを、理解しやすいように野球イップスを例に解説します。
ただし、ここでお伝えする内容は野球だけの話ではありません。
ゴルフ・テニス・卓球・ダーツ・楽器演奏・発声・日常動作など、「特定の場面でだけ体が言うことを聞かなくなる」症状は、すべて同じ脳と体の信号の問題として説明できます。
ご自身の競技・分野・動作に置き換えながら、読み進めてみてください。
目次
イップスになるメカニズム
イップスは、ある日突然起こるように見えますが、
実際には脳と体の中で段階的に作られていく「学習の結果」です。
スポーツ・音楽・日常動作など分野を問わず、
イップスは次の流れで形成されていきます。
①失敗の経験 → ②恐怖と自己ルールの記憶化 → ③脳の誤作動 →
④イップス発症 → ⑤イップスパターンの固定化
① 失敗の経験

最初のきっかけは、何らかの「失敗」や「ミス」です。
- 大事な場面で暴投してしまった
- 人に当ててしまった
- ミスが続き、強く責められた
これは野球に限らず、
ゴルフの大きなミス、楽器演奏の本番失敗、
人前で声が出なくなった経験などでも同じように起こります。
重要なのは、その失敗を「危険」「やってはいけない」と強く認識したことです。
② 恐怖と自己ルールの記憶化

失敗経験をきっかけに、恐怖と自己ルールが形成されます。
- 絶対に失敗してはいけない
- こう動かなければならない
- また失敗したら終わりだ
この自己ルールは、競技や分野によって形は違いますが、
脳が体を過剰にコントロールしようとする点は共通です。
③ 脳が誤作動状態に

自己ルールが強化されると、脳は誤作動状態になります。
本来のスムーズな動作ではなく、
「恐怖を避けるための動き」を優先して指令を出すようになります。
この時点では、本人は「良くしよう」としているにも関わらず、
無意識レベルでブレーキがかかっています。
④ イップス発症

誤作動した信号が体に出ることで、イップス症状が現れます。
- 体が固まる
- 勝手に力が入る
- 感覚が分からなくなる
- 同じ場面で同じミスを繰り返す
「気をつけよう」「リラックスしよう」と意識するほど、
逆に体が言うことを聞かなくなるのが特徴です。
⑤ イップスパターンの記憶化

誤作動した動きが脳と体に学習・固定化され、
「特定の場面・距離・相手・環境」で症状が出るようになります。
イップスの本当の原因

イップスの本質的な原因は「心と体の信号が混線していること」です。
これは「心が弱い」「メンタルが悪い」という意味ではありません。
無意識下で矛盾した信号が同時に出ている状態を指しています。
イップスの治療方法

イップスを改善させるために必要なのは、
競技や動作を変えることではありません。
- 自分の中で起きている信号の混線を整理する
- 誤作動した記憶を切り替える
- 健全な動きの信号を再学習する
これにより、体は自然と本来の動きを思い出していきます。
まとめ
イップスは才能や精神力の問題ではなく、
脳と体の信号が誤作動したまま記憶されている状態です。
正しく原因を整理し、信号を切り替えることで、
以前のように動ける体を取り戻すことは可能です。
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当院は医療行為・マッサージ行為・慰安行為は行いません。カイロプラクティックおよび心身条件反射療法(PCRT)を用い、神経機能の調整を通じて自然治癒力が発揮される環境づくりを目的としています。症状・疾患名の診断や投薬、外科的治療は医療機関にてご相談ください。既往歴・治療中のご病気がある場合は、事前にお知らせください。



























