坐骨神経痛になると足が痛む、しびれる症状に悩まされます。
その原因に座りすぎが考えられます。
デスクワークのため座り続けるしかないのにどうすればいいの?と悩んでしまう人もいると思います。ここでは、デスクワークで座りすぎでも心配することなく坐骨神経痛の予防ができる知識と方法について解説していきます。
心無い医師や整体師は、仕事をやめなければ治らない、仕事を変えない限りは通院し続けろと言うかもしれません。そんなことはないので安心してください。仕事を変えなくても大丈夫です。
当院では、病院治療で治らない、病院で原因不明と言われた坐骨神経痛に悩まれている方に病院とは異なるアプローチでサポートをしています。ご相談は下記よりお気軽にご連絡ください。
目次
- 坐骨神経痛とは?
- 座りすぎが体に与える影響
- 長時間の座り姿勢による筋肉の緊張
- 血行不良と神経圧迫の関係
- 筋肉・関節・骨との関係性
- 座りすぎが原因の坐骨神経痛を予防する方法
- 正しい座り方と姿勢の改善
- 休憩の取り方と簡単な運動
- オフィス環境の整備でできる坐骨神経痛予防
- 座りすぎが原因の坐骨神経痛治療方法
- まとめ
坐骨神経痛とは
足が痛い、しびれる症状です。
坐骨神経痛は、病名ではなく症状名です。
お尻から足にかけて出る症状全般に使われます。
病院では、坐骨神経痛の原因は椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症と診断されることが多いですが、それらによる坐骨神経痛の可能性は数%と言われています。
当院では、椎間板ヘルニア、坐骨神経痛が原因と診断された坐骨神経痛の人も改善しています。
ヘルニアや狭窄症を治したから治ったわけではありません。
その辺の知見もふまえながら座りすぎについて解説します。
座りすぎが体に与える影響
座りすぎは、坐骨神経痛だけでなく腰痛、肩こりの原因にもされてしまいます。
これは、座りすぎが原因ではなく、筋肉の緊張、関節の動きが悪くなる、神経系の働きが悪くなることが本質的な原因になってきます。
長時間の座り姿勢による筋肉の緊張
私たち人間は、動くことを目的に体が構成されています。
そのため、現代の便利機能に体は適応しにくいです。
デスクワークで、頭と手だけ動かしている状態は、本来の体の機能に対して非常にストレスです。
座りすぎの姿勢は、股関節が曲がった状態、膝が曲がった状態です。
また、背骨も丸まったり、傾いたりと姿勢を気にしたりしなければならなくなります。
あまり頻繁に動くのも仕事に集中できていない人かと思われるため、動きにくいのが現状です。
その結果、体が固まった状態になります。
固まるとは、筋肉が伸び縮みしにくくなる、関節が滑らかではなくなった状態です。
筋肉、関節をコントロールしている神経も座りっぱなしの姿勢をコントロールしようとするため、本来の機能とは異なる指令が出やすくなります。
座りすぎだと梨状筋症候群になると言われますがそんなことはありませんのでご安心ください。
梨状筋症候群による神経圧迫が原因の坐骨神経痛もほとんどいませんから不安になる必要はありません。
しかし、梨状筋をはじめとする股関節周囲の筋肉群が固まることで、坐骨神経痛になります。
血行不良と神経圧迫の関係
座りすぎで神経を圧迫し坐骨神経痛になることはありません。
昔は、神経圧迫説はよく言われていましたが、そんなことはないと医学的にも言われてきています。
その理由に、足の裏の神経はいくら立ちっぱなしでいても神経症状を出しません。
神経症状は、痛みやしびれだけではありません。
力が入らなくなる、感覚がおかしくなる、反射が出なくなるなどが本来の神経症状です。
痛みやしびれだけなら神経圧迫が原因というよりも血行不良の方が強いです。
座りすぎていると股関節を曲げ続けているため総長骨動脈を圧迫するため、足がしびれきます。
正座を続けて足がしびれるのも血行不良によるもので、神経圧迫が原因ではありません。
坐骨神経痛を医学的に考えようとすると血行か神経になってしまいますが、実はそれだけではないです。
筋肉、関節、骨との関係性
坐骨神経痛の原因は、筋肉や関節、骨から広がる痛み、しびれがあります。
「関連痛」と呼びます。
肩を指圧されて頭まで響く経験をしたことがありませんか?
股関節の筋肉を押されて足に広がるしびれを感じたことがありませんか?
筋肉の関連痛は非常に多いです。
関節や骨からの関連痛もあります。
座りすぎで腿の裏がしびれてくるのは坐骨という骨からの関連痛かもしれません。股関節からの関連痛かもしれません。
関連痛は、薬を飲んでいても治りにくいので、病院治療では治らない坐骨神経痛は関連痛の場合がほとんどです。
座りすぎが原因の坐骨神経痛を予防する方法
デスクワークで座らないわけにはいかない人が、どのように坐骨神経痛を予防していけば良いかを解説し、その後に予防よりも治す方法はどうすればいいのかを聞きたいと思うので当院の治療サポートについて解説します。
正しい座り方と姿勢の改善
あえてこのタイトルにしていますが、坐骨神経痛を予防するための正しい座り方と姿勢はありません。
むしろ、正しい座り方と姿勢にこだわらないことが予防方法です。
座りすぎが原因とする医師や整体師は、正しい座り方があるかのように話しますが、そんなものはありません。
私たち人間は動くためにできています。
長時間の会議で、長時間の法事で座っていなければならないとなれば、楽に長時間座る方法はありますが、それは正しい座り方というわけではないです。
楽な座り方です。
座り方に正しい正しくないとこだわること自体が正しくないです。
ソファーに座っている時とデスクワークの椅子に座っている時では姿勢は異なります。
他人がいないオフィスだったらダラーっと丸くなった姿勢で作業するのも悪くありません。
問題は、同じ姿勢を取り続けることです。
正しい姿勢で座っていてもそれが長時間になれば負荷のかかる姿勢となります。
正しい座り方があり、それにこだわると、その通りにならないことがストレスになります。
ストレスは坐骨神経痛の原因になります。
休憩の取り方と簡単な運動
そのため、時間を決めながら立ち上がり歩ったり、腰を反らしたり、丸まったり、いろいろな動きをして動くことが坐骨神経痛予防になります。
その際に、股関節周囲のストレッチができればなお良いと思います。
ストレッチ方法についてはこちらをご覧ください(今後アップ予定)
オフィス環境の整備でできる坐骨神経痛予防
あなた自身ができるかわかりませんが、オフィス環境を整備できるのであれば、時間を計りながら作業場所を変えられる環境にすることです。
心のリフレッシュにもなりますし、移動で動くので坐骨神経痛の予防になります。
仕事に集中すると時間の経過を忘れてしまいます。
タイマーを使い強制的に移動することがおすすめです。
椅子やデスクの高さの環境を整備することは個人経営であれば可能かもしれませんが、従業員の多い環境では不可能です。
不可能な提案は私はしません。
それよりも時間を計って作業場所を変えることです。
作業場所を確保できないのであれば、立ち上がる、体操する、ストレッチする、動くだけで大丈夫です。
できる範囲内で、全くお金のかからない方法で取り組むことが継続できる方法です。
座りすぎが原因の坐骨神経痛の治療方法
既に坐骨神経痛が強く座っているのもままならない、座っていると短時間で坐骨神経痛が出てくる人は、予防ではなく治療が必要です。
ストレッチや体操をして自分で治すのも良いですが、まずは改善方向へとベクトルを向けてあげるために治療をしてしまった方がいいです。
治療をして坐骨神経痛が良くなる。
それと並行して、ストレッチや体操、ここで紹介した予防を試し、覚える。
坐骨神経痛が気にならなくなったら、集中治療からメンテナンス治療にして日々の予防は覚えたストレッチ体操を自分でする。
これがおすすめです。
座りすぎで坐骨神経痛になる原因は、筋肉・関節が固まることです。
固まることでそれらをコントロールする神経系も誤作動します。
神経系が誤作動するとさらに筋肉、関節をコントロールできなくなるので、筋肉・関節は固まります。
その結果、体の機能は障害され、体への負担が増し、坐骨神経痛になります。
治療では、筋肉関節を柔軟にすることでは本質的改善にはつながりません。
神経系を健全な状態にしてから、筋肉関節が働くように機能改善していかなければなりません。
その結果、坐骨神経痛は治っていきます。
あなたの場合は、どこの神経が誤作動しているのかを特定し、どこの筋肉・関節が機能障害を起こしているのかを特定し、アクティベータ器で刺激を加え治療します。
坐骨神経痛だからここが異常になっているというのは、傾向では言えますが、あなたに適しているかはわかりません。
あなたにできる範囲のストレッチも何なのかわからないのが実際です。
つらい坐骨神経痛の場合は、お互いに把握しながら改善を目指すことが必要です。
坐骨神経痛なんですがどうすれば治りますか?と質問される人もいます。
幅広すぎますし、あなたの状態がわからないと何も言えないです。
まとめ
座りすぎが原因で坐骨神経痛に悩まれている人へ正しい情報と予防方法、治療方法について解説しました。
・座りすぎは、神経・筋肉・関節の関係性が障害されることが問題
・正しい座り方、正しい姿勢はない
・座りすぎないように時間を計って、動く、ストレッチする
・筋肉、関節、骨からの関連痛がある
・治療で改善してからセルフケアすると良い
坐骨神経痛は、治らない症状ではないので、長引いてしまっている方も病院治療で治らなかった方もご相談ください。