坐骨神経痛の原因は機能障害です。
そのため、緊張している筋肉があります。
筋肉の緊張と坐骨神経痛の関係性、その解消方法について説明していきます。
筋肉の緊張が原因で坐骨神経痛になっている場合、筋肉をマッサージすれば治ると考えてしまいますが、それでは本質的な改善になりません。
その時は治った感じがすることもありますが、再発してしまったり、他の部位が痛くなってしまうなんてこともあります。
そうならないためには、正しい情報と正しい解消法が必要です。
この記事をご覧になればそれが得られますので、最後までご覧ください。
目次
・坐骨神経痛と筋肉の関係性
・坐骨神経痛を引き起こす筋肉とは
・緊張した筋肉解消方法
・最後重要
坐骨神経痛と筋肉の関係性
坐骨神経痛は、神経ー筋肉ー関節の機能が異常になる機能障害によって起こります。
つまり、筋肉から波及した坐骨神経痛症状を呈する場合があります。
それを筋肉性の関連痛と呼び、一般的に言われる椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症による神経障害とは全く異なります。
筋肉は、1つの骨と1つの骨に関節をまたぐように付着します。
筋肉が縮こまったり伸びたりすると骨を引っ張り、関節が動いて動作ができます。
股関節が動くためには、筋肉がスムーズに働いてくれる必要があります。
緊張しっぱなしになり、スムーズに働いてくれないと、関節もスムーズに動かないため、負担が増えます。
それを放っておいた結果、坐骨神経痛は起こります。
坐骨神経痛を引き起こす筋肉とは
- 小臀筋
- 中臀筋
- 梨状筋
- 腸腰筋
- 大臀筋
- ハムストリングetc
✖️部分のトリガーポイントから赤い部分に広がる痛み、しびれが出ます。
ハムストリング
小臀筋
中臀筋
梨状筋
緊張した筋肉解消方法
緊張した筋肉は、固いから異常というわけではありません。
ご自身で解消するためには、異常かどうかの判断はする必要ありません。
「動かす」または「ストレッチ」で緊張を解消していきます。
動かして解消
股関節をぐるぐる回せば大丈夫です。
回し方に正解はありません。
坐骨神経痛がつらければ、仰向けで膝を立てて左右に揺らす感じでもOKです。
ストレッチで解消
YouTubeなどでストレッチがたくさん出ていると思いますが、気にすることなく4種類だけで大丈夫です。
股関節の後面、前面、外側、内側の4種類です。
後面
ハムストリングを伸ばします。
軽く膝を曲げ、足首を直角にして、体を前に曲げれば伸ばせます。
立った状態で、椅子などに足をかけてもできます。
前面
腸腰筋、大腿四頭筋を伸ばします。
逆側の膝が前に出過ぎないようにします。
体の軸が真っ直ぐの方が伸びやすいです。
外側
伸ばす側の足を逆側の太ももにくるぶしが太ももより外側に出るように乗せます。
手で足を持った状態で体を曲げていきます。
お尻がの外側が伸びてくれば大丈夫です。
内側
足を開いた状態で立ちます。
体の軸が傾かないように逆側に体重移動すると伸びてきます。
最後重要
今回ご紹介した方法でセルフケアすることは可能ですが、痛みが強い場合は治療を受けてから何が自分に必要なのかを知ってからが最も効果が発揮できます。
また、筋肉が原因ですが、その本質的原因は神経系の誤作動にあります。
これを知らないと病院や整体で筋肉が固いからとか筋肉が足りないからと言われ、マッサージや筋トレをさせられることがあります。
病院や整体で、ゆがみを整えたりマッサージしたりすることは本質的な改善にはつながりません。
坐骨神経痛の症状を治すために、筋トレなんてする必要はありません。
筋トレをしていたら治った、という人もいるかもしれませんが、それは筋肉が大きくなったからではありません。動かすことで痛みに対して適応できるようになったからです。
神経系が誤作動するから筋肉が誤作動し、関節が誤作動し、筋肉は固まってしまいます。
筋肉の緊張、固まるのも結果でしかありません。
その結果から波及して坐骨神経痛は起こりますが、根本的に改善するには神経系の調整が必要になります。
筋肉性の坐骨神経痛を治すには、筋肉をコントロールしている神経系を調整できるのはカイロプラクティックがおすすめです。