栃木県佐野市カイロプラクティック治療院

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イップス治療_詳細

イップス治療

体が勝手に固まる、体が変に動いてしまう、体の感覚がおかしくなる。
このような症状が特定の場面で起こる、パターン化して現れる。
これがイップスです。

スポーツ分野、音楽分野に多く、日常生活などで起こる人もいます。
あなたはどの分野のイップスに悩んでいますか?

結論、イップスの原因は「脳の混線とその記憶」です。

イップスは「脳の混線」が原因だった

イップスに悩み、色々な改善方法を試した人は少なくないでしょう。
まず多くの人がやるのが「技術の見直し」です。
体の使い方のどこがおかしいかを分析するのです。
結論、これではイップスは治りません。

理由を野球の投球イップスで例えてみましょう。

悩みは、バッターが立つと手首が固まってしまい暴投してしまう投球イップスとします。
バッターが立つと症状が出るから、バッターを意識してしまい投げる方向を見るのが早くなってしまう、その結果、胸が早く開いてしまうから腕で投げようとして力が入ってしまうのだという。
だから、胸が開かないような技術を身につけて治そうとする。

なるほど!と思わされてしまいそうな理論です。
しかし、イップスには全く関係ありません。
むしろ悪化する可能性を秘めています。
胸が開いていようが閉じていようが手首が固まるメカニズムとしては破綻しています。

理由は、胸が早くに開いてしまうピッチャーは初心者に多く、小学生で野球を始めたばかりの子供達に多いけれど、その子供たちはイップスのような手首が固まることはないからです。
胸が開いてしまうことがイップスの原因であれば、小学生のしかも始めたばかりの初心者がイップスに悩まされるはずですよね。
イップスに悩んでいる人は、誰でもいいから、何でもいいから、藁にもすがる思いで情報を探しています。
イップスに関して素人の監督、コーチからそう言われれば、試すしかないのです。イップス専門家を名乗っている人もそんなトンチンカンなことを言っているから信じてしまっている人が多いのです。
しかし、間違えです。

イップスになる人は、あるレベルで上級者です。
何度も何度も繰り返しその動きをやってきた。
そして、何も考えなくても上手にできるようになったレベルの人がイップスになります。
プロスポーツ選手、プロミュージシャンがイップスに悩まされることからもわかります。

運動神経が良いなんて言葉を聞いたことがあると思います。
医学的に運動神経は、脳から体に向かって信号を伝える神経のことです。
しかし、運動に関わる信号は、脳から体に向かう信号だけではありません。
体から脳へ伝わる信号、過去の記憶の信号、心の信号もあります。
さらに、運動をする場面での外部環境の情報を入力する信号もあります。

この信号の伝達で体は動いています。
この信号が混線すると体は誤作動します。
これまでに獲得してきた「上手に体を動かすための信号」と「心の信号」が「混線」し「誤作動」するのです。
通常も心の信号は運動に影響を与えますが、心の誤作動信号が混線の原因、つまりイップスの原因となります。

心の誤作動信号

心の信号が心の誤作動信号になるメカニズムは、過剰、過少、不一致が関係します。
上級者になると、さらに上級者になるために、技術練習をします。
上級者になるまでは、周囲からも上手い上手いと評価され、本人も楽しく、技術を身につけていきます。
しかし、上級者がさらに上級者になろうとすると、技術的に足りていないところを探し始めます。悪いところを探し、反省し、練習すれば上手くなると教え込まれ、いつも自分の悪いところを探します。指導者、家族、仲間からも悪いところを指摘されるようになります。
そして、こうなっているからこうした方がいい、こうなっているから失敗するんだと言われます。
外部からの言葉をスイッチに、自分はできていないんだと解釈する心、そして、悪いところを克服しなければ上手くなれないと考える思考が出来上がります。
その結果、楽しみも消え、何のためにやっているのかがわからなくなります。

自分はできていないんだと解釈する心、
悪いところを克服しなければ上手くなれないと考える思考

これが過剰になっていたり、不一致していたりすると、イップスの原因となる心の誤作動信号となるのです。
この心の誤作動信号が体をスムーズに動かす信号と混線し体が誤作動、つまり、固まったり、勝手に動いたりしてしまうイップスになります。
この誤作動パターンを繰り返していると、これを脳と体が記憶してしまいます。
これを「脳の誤作動記憶」と呼んでいます。

イップスの原因は脳の誤作動記憶

イップスの原因を一言でいうと「脳の誤作動記憶」です。
脳は、超ハイスペックスーパーコンピュータを搭載した記憶装置でもあります。
誤作動信号の混線の結果、症状になるパターンを記憶すると症状は繰り返し発生するようになります。
イップスに半年、1年、それ以上に何十年と悩み続けている人がいます。
この原因が「記憶」にあるということです。
日常生活をスムーズに送れるのも脳と体がどうすればスムーズにいくかを記憶しているからです。
靴ひもを蝶々結びするのも幼稚園の頃はできなかったのに、今では当たり前のようにスムーズにできると思います。これは何度も繰り返した結果、脳がこうすればスムーズにできることを学習し記憶して体に命令しているからです。
イップスになり、いつ治るのだろうかと不安になる、どこへ行けば治るのかと不安になる、それでも練習はしなければならない。練習するとイップス症状が出る。
色々な心が誤作動の信号になっている可能性があるのです。
また、あなたの悩むイップス分野とは別に、日常生活も送っていますので、そことの関係性もイップスに関与する場合があるのです。
それを体に聞く検査で紐解いていきます。

体に聞く検査

これまで話してきたイップスのメカニズムと原因は、すべて無意識レベルで起こっています。
私たち人間の動作の9割は無意識の信号にコントロールされています。
歩く、書く、食べる、読む全て意識することなくできていると思います。

歩くたびに、右足出せ、左足出せと意識して動かそうとしていたら目的地に着くのは日が暮れます。
食事の時に、口を開けて、噛んで、口を閉じて、と意識していたら舌を噛んで食事どころではありません。
無意識に体は動かせているのです。

無意識にコントロールされた体を検査する方法が「体に聞く検査」です。
詳細はこちらをご覧ください(後日書きます)

イップスに関係する誤作動信号を特定するためにあなたの体の反応を指標にします。
・足の力が入るか入らないか
・足の長さがズレるか揃うか
検査刺激を入れてあなたの体がどう反応するかで誤作動信号を見つけていきます。

イップス改善の鍵は「認知」にあり

イップスに関係した心の誤作動信号を特定するためには、チャートを使用しながら体に聞く検査をします。
チャートには、様々な心に関係する文字が書いてあります。

例えば、野球、警戒心で体が陽性反応を示したとします。
「野球をしている時の無意識の警戒心は何ですか?」と質問します。

答え:ミスしないか警戒しています。
質問:ミスしないか何を警戒していますか?
答え:体の動きが間違っていないか警戒しています。
質問:体の動きの間違えとは何ですか?
答え:胸が早くに開き過ぎないことです。

この答えが心の誤作動信号になっているとします。
「胸が早く開き過ぎないようにしなければ」と警戒する心が誤作動信号になって、体を動かす無意識の信号と混線し体が誤作動、つまり固まる原因になっているとわかりました。
それを健全な信号に切り替える方法が、当院の治療法で、認知調整法です。
「胸が早く開き過ぎないようにしなければと警戒する自分」が誤作動信号になっていることを「認知」するのです。
認知しながら振動刺激を加えることで、脳はその誤作動信号を健全な信号に切り替えてくれます。脳は、この切り替え機能を持っています。

認知とは、認識する、納得する、気づく、知る、意識するなどと同義語です。
自分のイップスの原因は、これだったんだと認知するのです。
そして、混線を紐解いていくのです。
混線したルートは1つではありません。
いくつもあったり、再発したりします。
繰り返し認知調整法で誤作動信号を健全な信号にして健全な記憶を学習させていくと、イップスは治ります。
体を動かす信号はもともと上級者なので、心の誤作動信号の邪魔がなくなれば、以前と同様に当たり前に、何も意識することなく上手に動かせるようになるのです。

継続治療あっての改善

イップスに悩んでいる人は、目の前に試合が待っていたり、練習が待っていてレギュラー補欠の選抜が待っていたりします。
プロ選手であれば莫大な金銭が関係していたりもします。
だからと言って、私が改善をコントロールすることはできません。
早期に改善したいのであれば、症状に捉われるのではなく、当院のイップス治療のコンセプトをしっかりと理解し、治療を継続していくのみです。
1〜2回の治療で完治しないから、改善を感じられないからと諦める人もいます。
当院では、3ヶ月4〜10回の治療で改善する人が多い傾向がありますと説明しています。
焦る気持ちもわかりますが、焦れば焦るほど症状にばかり目が向いてしまい、私の話が耳に入ってこなくなります。改善している自分にも目が向かなくなります。
イップス治療をしながら練習はして欲しいのですが、3ヶ月は治療期間と心に設定して治療にあたって欲しいです。

イップス改善というゴールを目指して歩くのはあなた自身です。
私は隣でゴールへとサポートすることしかできません。
私が引っ張ってゴールはこっちだよとすることも、おんぶして連れていくこともできません。
わからないことは質問して理解するように努めてください。
私もあなたが理解できるようにわかりやすく、様々な表現で伝えるように努めます。

最後に

イップスがどうしたら治るのかと日々悩んでいませんか。
イップスの解決策が当院にはあります。
イップスには原因があり、治療すれば治っていきます。
あなたの体を誤作動させる原因を一緒に見つけていきましょう。
相談してみたいという方はご連絡ください。

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