
言葉の意味って知りたかったりしますよね。
この記事では、

イップスに悩んでいるんだけど、イップスの言葉の意味って何なの?
といったイップスの言葉の意味を知りたいという人にイップスの語源から解説しています。さらに、医学的にはどんな使われ方なのかを解説していきます。
私は、カイロプラクティックに出会ってから18年、治療院を開業してもうすぐ7年目になります。
心と身体の両面からイップスの悩み改善のお手伝いをしています。
この記事を読んで頂くと、イップスの言葉の始まりと意味、医学的な使われ方を知ることができます。
1、イップスの言葉の意味は?【語源】
イップスという言葉は、プロゴルファーのトミーアーマーが1967年出版の著書「ABS’s of GOLF」の中で初めて使用したと言われています。
彼もゴルフのパッティング時に、痙攣や震え、異常な緊張による身体の硬直するという体験をしてきたようです。その体験は、恐ろしく、苦痛であったそうです。
イップスを発症した時の声が、子犬の鳴き声「yip」に似ていることからついたと言われています。
また、英語の「yipe」の意味である「ひゃあっ、きゃあっ」から付けられた名前とも言われています。
どちらもイップス症状を発症した時に出る声から来ているようです。
辞書では、イップスを以下のように記しています。
デジタル大辞泉
緊張や不安などの精神的な原因によって、それまでスムーズにできていた動作が思い通りにできなくなる運動障害。スポーツや楽器の演奏など、腕・手首・指先を精密に使う場面で起こることが多い。
大辞林
俗に、スポーツ(特にゴルフ)の集中すべき局面において極度に緊張すること。また、そのために震えや硬直を起こすこと。イップス病。 〔「子犬が吠える」意味の yip が語源〕
2、イップスは医学的にはどういう意味なの?
医学では、イップス症状のある患者さんを診断する時に「イップス」とは使わないようです。
イップス症状は、「職業別に起こるジストニア」という意味で「職業性ジストニア」と呼ばれています。
まとめ
イップスは、プロゴルファーのトミーアマーがパッティングの時に経験した、異常な緊張、痙攣、震えから付けられた名前が広まりました。
一般的にもイップスという言葉が知られるようになってきて、イップスという言葉を使用する機会がスポーツをされている方は増えたかもしれませんが、イップスに悩まされている人はとても辛く苦痛な思いをされています。
医学的にもジストニアという病名がつく症状です。
そのため、この記事を読みイップスという言葉の意味を理解する機会になって頂けていたら幸いです。