
イップスに悩んでいて「どこへ治療に行けばイップスが改善するのかわからない」と悩まれている方へ参考になる情報をお届けします。
例えば、自分の子供がイップスに悩んでいてどこへ連れて行ったらよいのかわからない、なんて親御さんの声を聞きます。
そんな時、親として何もしてあげられないことに不甲斐無さを感じていらっしゃる方もいるのではないでしょうか?
でもご安心下さい。
イップスの原因からどんな治療院を選べば良いのかをこのブログで解説していきます。
これを読めば、イップス治療に行くべき治療院がわかります。
当院には、学生でイップスに悩んでいる方が多く来院されます。
そのほとんどが親御さんがインターネットで検索し、ここだ!と思って来院されています。
このブログで、あなた自身、またはお子さんのイップス治療の選択が広がり、早期改善につながることを願っております。
Contents
息子のイップス治療にどこへ行けば良いのかわからない
「息子からイップス気味なんだ」と相談されて、あなたは親としてどう答えますか?
もし答えられる場合は「専門家」か「危険な親」かもしれません。
「イップスに関してどうすれば良いのかわからない」というのが一般的な親です。
息子の相談に答えられない事に安心して下さい。
「気にせずやれ」
「練習不足だ」
「フォームが昔と違うじゃないか!」
「監督の言うことをしっかり聞いているのか?」
など、安易に答える親は「危険」です。
子供にとっての親は最大のサポーターです。
その親が「心配してくれない」とわかった時、子供はとても大きなショックを受けてしまいます。
「一緒にどうすれば良いのかを考えてあげて下さい」
このブログ記事が少しでもお役に立てるように書いていきます。
イップスの原因を知ろう
まずは、イップスの原因についてです。
イップスの原因は科学的には「不明」です。
しかし、脳科学的に考えると「イップス=脳の誤作動」と言えます。
人間は、様々な情報を五感を使って脳にインプットしています。
意識にあがり認識できるものはわずかで、ほとんどが無意識に感じ取り脳にインプットされています。
そしてそれを過去の記憶や経験、未来予測と結びつけけ処理が行われます。
その結果、脳から身体へ指令が出され(アウトプット)、運動が起こります。
さらにその結果を脳へインプットし、処理し、アウトプットする繰り返しで身体が健全に動いていきます。
この一連の中で脳に誤作動が生じるとイップスが起こると考えられています。
さらにイップスが繰り返し起こる原因には、この一連の処理を脳が記憶してしまうからと考えられています。
つまり、脳が誤作動を記憶してしまったからイップスが治らないと言うことです。
例えば、ピッチャーの投球イップスの場合。
- マウンドに立つ
- 観客に見られる
- 当ててはいけない相手がバッター
- 監督に見られている
- 勝たなければならない試合 etc
このような場面で五感を通して入力される情報を脳は、過去の記憶や経験、未来予測を使って処理します。
この時に、過去にデッドボールを当てた相手がバッターボックスに立っていたら、「今回は当ててはならない」と意識的には思っていなくても無意識に思っている自分がいれば、それが原因となり身体が緊張してしまう指令が出てしまい、結果、ボールを握る力が強くなってしまったり、身体全体が固まったりして、ボールが離れない、ボールの感覚がわからない、リリースポイントがわからないとイップス症状を呈することになります。
技術論では改善しにくい理由
イップス克服のための情報は無限にあるといっても過言ではありません。
その理由は、科学的根拠のある治療法が確立されていないからです。
その中でも特に多いのが「技術論」
つまり、フォームや投げ方を○○すればイップスが治るといった情報です。
これらのほとんどがイップス経験者が自分の治った経験から話している場合が多いです。
経験談はその人にたまたま合った方法でしかありません。
さらに、接骨院や整体、スポーツトレーナーなど少し身体の働きを知っている人になると、
身体の動きを分析してフォームが崩れているとか、○○の時○○になっているからイップスになるなどとイップスの結果から分析することが多いです。
イップスを発症している時のフォームを見れば、誰でもフォームが崩れていることはわかります。
しかしそれは「結果」でしかありません。
結果を修正することに一生懸命になっても結果は変わりません。
その結果になっている原因を見つけなければ変わらないのです。
本人にしかわからない感覚異常の場合、見た目にはわからないので、それをフォームが原因とするならばそれは無理やり原因を当てはめただけにすぎません。
私達の身体は、これまでの記憶や経験を生かし、これから何が起こるかに対処したり、これから何をしたいかを脳が処理し、脳から身体へ指令を出して、様々な行動、運動が結果的にできています。
何も考えずにそれができているのは、意識ではなく無意識にこれらの処理が行われているからです。
ですから、フォームを意識して、肘がどこどこを通るように投げるとか身体が開かないように○○を気をつければイップスが治っていきますといったことは、早期改善にはつながりません。
そのフォームを練習していたら時間とともに投げられるようになるかもしれませんが、投げられるようになった時にまた誤作動スイッチが入ってしまえば、またイップスになってしまいます。
イップス治療おすすめ治療院とは
「イップス治療に行くならこんな治療院」をお伝えします。
イップス専門院を謳っているところは多いと思います。
しかし、ほとんどが上記したようなフォーム改善、身体の動き改善です。
私がおすすめする治療院は「心と身体の両面から考えてくれる治療院」です!
心といってもあなたの無意識を診てくれる先生が良いでしょう。
無意識を診てくれるって何だか怪しいですよね。
無意識を透視しますという所は避けつつ、脳科学的に考えてくれたり、心の働きに精通したメンタルケア、コーチング、心理療法家などが良いと思います。
その時の注意点は「施術者」の考えを押し付けてくる人は避けましょう。
例えば、あなたのイップスの原因は○○です!と断言する人は避けましょう。
メンタルケア、コーチング、心理カウンセリングなどの世界では、主役はクライアント(あなた)です。
施術者が主役になりあなたを引っ張って行くような施術は危険です。
あなたのペースに合わせてやってくれる所が良いと思います。
当院のイップス治療について
イップスは、「意識と無意識」「本音と建前」の不一致によって起こります。
意識では「楽に投げれば勝てる」と思っていても、無意識には「前回負けたから今回も負けるかもしれない」がいる。
この不一致が誤作動スイッチになってしまい記憶されると、投げる度に「負けるかもしれないスイッチ」がONになりイップス症状を呈してしまいます。
そのため「イップスなんて気にせず投げろ」とアドバイスした所で、無意識には「またイップス出るよね」がいるとイップスは発症してしまいます。
この無意識の心に出来てしまった誤作動スイッチをOFFにするためには、無意識の心の状態を「認識」してあげることが大切です。
無意識に「○○な自分確かにいるよね」「それがイップスの原因だったんだ」と認識してあげることです。
時々「イップスが出るなんて思わないようにしているのに治らない」という人がいますが、「思わないようにする=思っている」です。
だからイップスが治らないのです。
当院では、イップスに関係する無意識の心の状態をあなたの身体に訊いていくことで原因を追求していきます。
あなたの身体が反応するためあなた自身が、何か身体に異常が起こっているということを把握できます。
また、カウンセリングと異なりあなたに質問して心の状態を探索するのではなく、チャートを使い検査していくため、あなたが考えてもいなかった無意識の心が反応することがあります。
このようにして、無意識の心を身体の反応で検査していくことで、イップスに関係する原因が明確になっていきます。
イップスの原因が腑に落ちると早期に改善しやすい傾向があります。
腑に落ちない人や複雑に絡み合っている人は、改善に時間がかかる傾向があります。
早期改善を求めている人は、当院のホームページにあるブログ記事を十分に読み施術に対するご理解と施術計画にしっかりと沿って頂くと良いと思います。
まとめ
今回のブログ記事では、イップスに悩む息子をどこの治療院へ連れて行けば良いのかわからないという親御さん向けに書きました。
要点
- イップスの原因は技術にない。
- 無意識の心が関係。
- 人間の本質的機能に注目しよう(インプット→処理→アウトプット)
- 意識と無意識の不一致
- 本音と建前の不一致
結果
- 心と身体の両方を考えてくれる治療院を探しましょう。
- メンタルケア、コーチング、心理療法も視野に入れましょう。
- フォーム、技術論の整体などは避けましょう。
科学的根拠がないイップス治療には数多くのなんちゃって治療があります。
当院の施術も正解とは言えませんが、人間の脳機能、心のあり方、身体機能に焦点を当て本質的なイップス治療を行なっています。
お子様のイップス改善のヒントになれば幸いです。
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