
【イップス症状を解説】スポーツ選手に起こるイップス症状を解説!【症状は人によって異なる】
というブログ記事を前回書きました。
スポーツ業界ではイップスという症状が知られるようになっていますが、
その他の業界ではまだ広まっておらず、
「ある状況になると思うように動作ができない」と悩んでいる人がいます。
もしかしたらそれは、「イップス(ジストニア)」かもしれないという記事を今回は書いていきます。
この記事を読むことで、
原因不明の異常動作、異常行動について知識が付きます。
知識がつくことで、不安だった気持ちが一旦安心に変わります。
安心に変わることで、行動が変わります。
行動が変わることで、自己治癒する可能性があります。
この記事を書いている私は、心と身体の誤作動調整を行なっている施術者です。
イップスで困っている人が来院していますので、参考になれば幸いです。
イップスはスポーツ選手だけに起こる症状ではなかった
イップスと聞くとスポーツの話でしょ、と思う人もいるかもしれません。
確かに、スポーツ業界では広まってきている言葉です。
他の業界の人だとイップスという言葉に出会うことなく、なかなか改善されずに悩んでいる人も多いです。
イップスは、ジストニアの中の一つの症状です。
脳の誤作動による運動障害がジストニアです。
ジストニアにも1次性、2次性とあり、脳自体に問題がある場合とない場合に分けられます。
スポーツ業界以外のイップス
スポーツ業界以外のイップス(ジストニア)の例を紹介していきます。
もし、自分にも当てはまるという人がいれば他のブログ記事も読んでみてください。
音楽家
音楽関係で多いのは、ピアノ、バイオリンなどの鍵盤楽器、弦楽器、さらには歌手などに起こるケースがあります。
①ピアノイップス
今までは当たり前のように弾けていたのに、指が動かなくなってしまった、力が入らなくなってしまったなどの症状を呈します。
②バイオリンイップス
弦を押さえる指の動きが異常になったり、弓を動かす時がおかしくなったりします。
③歌手(発生イップス)
声が出なくなってしまい歌えなくなる。
今まで出ていた音域が出せなくなる。
アナウンサー
原稿を読んでいて練習では大丈夫だったが、本番で声が出なくなる。
先生
通常の会話は大丈夫だが授業になると声がかすれる。
日常的に声が出なくなる。
接客業
日常会話は大丈夫だが、お客さんとの会話になると声が出なくなる。
執筆業
書き物をする仕事の人で、字が書けなくなる。(書痙)
凄い力が入ってしまい筆圧がわからなくなる。
日常では大丈夫だが、ある場面になるとイップス症状を呈するケースがあります。
脳の誤作動スイッチが入ることで、脳から身体への指令が上手くいかなくなり、今まで当たり前のようにできていたことができなくなってきます。
イップス(ジストニア)は、練習を繰り返せば大丈夫になるケースもあるかもしれませんが、
間違った方向に進んでしまい長期化しているケースが多いのも事実です。
それよりも、何がスイッチとなって誤作動しているのかを認識することの方が近道です。
自己治療については今後ブログ記事を書いていきます。
早期に施術を受けたい方は当院までご連絡ください。
バースデーカイロプラクティック
まとめ
スポーツ業界では、イップスという言葉が広まり始め、身体が上手く動かないのはイップスなのではないか、と考え、施術の問い合わせをしてくれる人が増えています。
しかし、他の業界ではそれを知らずに長期にわたり悩まれている方もいるようです。
今回の記事では、スポーツ業界以外のイップス症状についてまとめてみました。
音楽家、アナウンサー、先生、接客業、執筆業といった業種で、弾けない、声が出ない、力の入れ方がわからないといった症状に悩まされている人がいます。
この記事を読み、自分も脳の誤作動によるイップス(ジストニア)なのかなと思う人が、何らかの改善の鍵を掴んで下されば幸いです。