

現在スポーツを頑張っている。でも何だかんだ調子が良くなくて悩んでいる。
「イップス」って聞いたことがあるけど、自分もいわゆるイップスなのかな?
という悩みに参考となる記事を書いていきます。
また、【イップスなのか、自分の技術が足りないだけなのか、わからない】という悩み解決にも参考になると思います。
この記事を読むことで、
①スポーツでのイップスがどのような症状なのかを知ることができます。
②自分がイップスなのか、そうではないのかの判断ができる
③今後も練習を続けていくべきか、イップス治療が必要かの判断になる。
私は、カイロプラクティックと心身条件反射療法を取り入れた「心と身体の誤作動調整」を行ない、イップスに悩まれる方の施術もしております。
Contents
スポーツ種目別イップス症状
イップスに悩みやすいスポーツの例を挙げて説明していきます。
記載の無いスポーツでお悩みの方は、直接メール頂ければ相談にのります。
info@birthday-chiro.jpまでご連絡下さい。
A.ゴルフ
イップスという言葉は、プロゴルファーのトミーアマーが使用したことが始まりと言われています。
ゴルフでのイップスは幅広く人それぞれ違います。
今回は特徴的なものをあげていきます。
ゴルフでは、クラブによってイップス症状が出たり、距離によって出たり、場面によって出たりします。
そして、その症状は様々です。
ドライバーイップスの場合。
- ドライバーをテイクバックすることができないイップス
- トップからおろせないイップス
- ヘッドがどこにあるかわからないイップス
- ボールを打った感覚がないイップスetc
アイアンイップスの場合
- ロングアイアンになるとテイクバックできないイップス
- ミドルアイアンになるとトップからおろせないイップス
- ショートアイアンになるとスイングがわからなくなるイップス
- アプローチになると距離感が掴めなくなるイップスetc
パットイップスの場合
- ロングパットになるとノーカン状態イップス
- ショートパットになると痙攣してしまうイップスetc
B.野球
野球の場合は、送球イップスが多いです。
- 投手による投球イップス
- キャッチャーによる返球イップス、送球イップス
- 野手の送球イップス
近い距離は問題ないけど、距離が遠くなると投げられないイップス。
遠い距離は問題ないが、距離が近くなると投げられないイップス。
投手では、バッターがいなければ投げられるがいると投げられないイップス。
ブルペンでは大丈夫だが、マウンドに立つとイップス。
ショートは大丈夫だが、セカンドになるとファーストに投げられないイップス。etc。
C.テニス(ソフトテニス)
- フォアでは打てるが、バックではイップス
- 打つ前にステップが合わなくなるイップス
D.ダーツ
- 肘が伸びなくなるイップス
- 手首が固定されてしまうイップス
E陸上
- 大きな大会になると走り方がおかしくなるイップス
F.バレーボール
- ジャンプすると全身硬直するイップス
G.水泳
- 手足がバラバラになるイップス
イップス症状の特徴
イップスは、神経系の誤作動により筋肉の異常緊張による運動障害が起こります。
簡単に言うと、ある状況になると勝手に身体が緊張してしまって、本来できる動作ができなくなってしまいます。
ゴルフでは、テイクバックでどのようにあげて良いのかわからず固まってしまったり、動かし方がわからなくなり痙攣したように打ってしまったりします。
野球では、リリースポイントがわからなくなり真下に投げてしまったり、明後日の方向へ投げてしまったりします。
今まで当たり前にできたことができなくなってしまうのでとても悩みます。
特に、好成績を修めてきた熟練者にイップスは多いので、周囲の理解やサポートが少なく、言い出せず長期に悩んでいる人が多いようです。
イップス改善方法はまた後日ブログに書きます。
イップスなのか技術不足なのか
イップスという言葉が一般にも広まるようになり、冗談で「お前イップスじゃん」みたいな話をすることがあると思います。
そうなると、何がイップスで、何がイップスではないのかの判断が必要になります。
上記もしましたが、イップスは、初心者には起こりません。
私はゴルフ歴6年くらいですが、まずイップスになることはありません。
なぜなら、「緊張する場面で上手くいかなかった」というのは、イップスではないからです。
私は、ゴルフをしていると言っても、数ヶ月に1回友人とラウンドするレベルです。
スコアも練習をしていなくても100打たない程度、練習したら90前半程度のレベルです。
このレベルで上手くいかないのは、技術不足、練習不足でしかありません。
ゴルフ歴ではなく、ゴルフの頻度とゴルフをする環境レベルが低すぎます。
もしかしたら、ゴルフ歴3年でも、毎日練習をして大きな大会に望んでいて、好成績もあげている人であったら、イップスになる可能性はあります。
「イップス」よりも「技術不足」が考えられる目安
- 競技歴が短い。
- 競技頻度が少ない。
- 競技レベルが低い。
- プレッシャーが少ない。
- 好成績をあげたことがない。
- 身体の異常緊張がなく、ただ上手くいかない。
- 思った成績があげられていないだけ。
ゴルフで言えば、「いつもドライバーがスライスしちゃうんだよねー」は、イップスではありません。
ただの練習不足です。
イップスは、何かしらの身体の異常な緊張、当たり前にできた動作が出来ないという自覚があったりします。
まとめ
イップスは、反復する動作のスポーツに多いと言われています。
当たり前にできていた競技動作が、身体の異常緊張によってできなくなってしまいます。
イップスという言葉が一般的に広がってきて、多くの人がイップスかもと思ったりする場合が増えたと思いますが、技術不足、練習不足の場合もあります。
ただ上手くいかない、ただ成績が出せないというのはイップスではないので心配しなくて大丈夫です。イップスの心労はなった人にしかわからないと言われるくらい苦しいものです。
練習不足に当てはまりそうな人は、練習不足で良かった、もっと練習しようと楽観的なくらいが良いですね。
今回の記事が、イップスかもと悩まれている人の参考になれば幸いです。