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【なるほど!】イップスになりやすい人の9つの特徴を解説します。

2021年02月01日

【なるほど!】イップスになりやすい人の9つの特徴を解説します。

ゴルフなどのスポーツをしている方でスポーツ中に

  • 身体が思うように動かない
  • 電気が走った
  • 手が出ない

などの運動障害が起こり、

「もしかしたらイップスかも」とお悩みの方、
「まさか私がイップス?」と思われている方へ。

このブログ記事では、「イップスになりやすい人の特徴」を書いています。

私は、栃木県佐野市にあるバースデーカイロプラクティックの篠崎です。
イップスに悩まれる方へ情報発信と施術を行っています。

この記事があなたのイップス改善・予防のヒントになれば嬉しいです。

当記事執筆者

【執筆・監修】


篠崎大輔


  • バースデーカイロプラクティック院長
  • WHO基準カイロプラクター
    • 応用理学士 B.A.Sc
    • カイロプラクティック理学士 B.C.Sc
  • 日本カイロプラクターズ協会所属
  • 日本カイロプラクターズ協会認定治療院
  • 日本カイロプラクティック登録機構登録カイロプラクター
  • ライフコンパスアカデミー(LCA)所属
  • AMI認定アクティベータメソッド国際上級認定
  • ANJ認定アクティベータメソッド国内上級認定
  • 心身条件反射療法マスター認定
  • ICC国際認定コーチ

人間の本質を追求した心と身体の関係性に注目した施術で、イップス、ジストニア、自律神経失調症、慢性症状に悩まれている方のサポートを行なっている。

イップスになりやすい人【9つの特徴】

イップスになりやすい人9つの特徴

イップスになりやすい人チェックリスト

まずは当てはまる項目をチェックしてみましょう。

  1. 自分の本音がわからない
  2. 自分の本音を知りつつ他人には言わない
  3. 自分をよく見せようとする
  4. 感覚より理論派
  5. 「~すべき」「~しなければならない」
  6. 教えてもらいたがり
  7. 完璧主義
  8. 真面目
  9. 他人が気になる

動画でも解説しています

自分の本音がわからない

本音とは、あなたそのものです。

子供の頃、何も気にせず、他人を気にせず発言していたあの言葉、そして行動。

それが次第に大人になるにつれ制限がかかってきます。

・もうお姉ちゃんなんだから・・・

・もう小学生なんだから・・・

・もう中学生なんだから・・・

これらは周囲の大人、特に両親によってかけられる言葉です。

何歳になっても子供の頃の両親の言葉が心に残っていませんか?

先生から言われた言葉、友達から言われた言葉が残っていませんか?

自分は「こうしたい」という思いがあるのに、

他人の評価、どう思われるだろうかが気になってしまう。

そして、

いつも選択するのは他人に合わせることばかり。

このように、建前の生活を繰り返しているうちに自分の本音がわからなくなってしまいます。

こんなことはありませんか?

〜ゴルフでミスショットをした女性の例

 

篠崎
篠崎

どうしたい?

気にせず次のプレーに気持ちを切り替えたいです!

篠崎
篠崎

本当に?

はい。

篠崎
篠崎

本当は?

クラブを叩きつけて悔しがりたい!

もう一回やり直したい!

うるさいギャラリーに一言言ってやりたい!

篠崎
篠崎

そうだよね。そういう自分もいるよね。

本音の自分に向き合うとどう?

心が軽くなったんで次のプレーが気持ちよくできそうです。

 

本音がわからなくなっている人は、建前の自分が本当の自分だと思ってしまっています。

評価されすぎてきたのかもしれないし、

認められて来なかったのかもしれません。

 

本音がわからなくなっているスポーツ選手は、
コーチからの「こうしたら上手くいく」という指導に素直に従いすぎてしまい、
自分のプレー感覚がわからなくなってしまいがちです。

 

自分の本音を知りつつ他人には言わない


自分の本音を知っている。「こうしたい!あーしたい!あれ言いたい!」…でも言わない。

なぜなら、

  • 嫌われたくないから。
  • 恥ずかしい思いをしたくないから。
  • 怒りをぶつけるなんんて大人じゃないから。

だから他人とは建前で、波風立てずに生きていくのがモットー。

スポーツ選手の場合は、

  • コーチにも言いたいことあるけど、言ったら怒られる。
  • こっちの方が上手くなる方法な気がするけど、間違ってたら恥ずかしいから言わないでおこう。
  • このレッスンプロに教わるのやめたいけど、言わない。

他人の気持ちを考えすぎるあまり、自分の本音を置き去りにしてしまうタイプです。

 

自分をよく見せようとする

ゴルフでミスショット

自分をよく見せる背景には「自信のなさ」や「不安」が隠れていたりします。

失敗を受け入れられず、反省ではなく、隠蔽行為に走ります。

無理して高価な道具を使ったり、知らないことも知っているように話したりして自分をよく見せようとするタイプです。

〜ゴルフのショットをミスしてしまったケース〜

自分をよく見せようとするタイプの人は

ミスを受け入れられず、

打つ前に喋っていたキャディを原因にし、

「打つ前に話しかけないでくれ」と

他人の責任にすることで自分の面子を保とうとします。

感覚より理論派

ゴルフスイングの動作を詳しく説明すると、

  • アドレスの時の前傾角度は何度で、
  • バックスイングの時は一直線に引いて、
  • 頭は動かさずに、
  • 股関節に体重乗せて、
  • コックをしながらトップでしっかりとめて、
  • ダウンスイングは腰からの始動で左の股関節に移動するように・・・

    イップスになる人でここまでの人はいないと思いますが、例えとして挙げてみました。

    イップスになる人はゴルフの上級者です。

    ここまで細かく考えていたら上級者にすらなれないです。

     

    イップスになりやすい「感覚より理論派」です。

    自分の身体の感覚を信頼するよりも、理論的にこういう時はこうすべきだと考えるタイプです。

    実は、人間の身体は繰り返し学習させることで、上手く行く方法を記憶してくれています。

    カップにひたすら入れるパター練習をして感覚を身につけるのと

    カップに入れるために理論固めで練習をするのでは、

    上達に差が出ます。

    理論派は「○○してはいけない」「○○しなければダメ」と、頭の中が内なる声で大渋滞です。

    これでは身体がついてきてくれなくなるということです。

    ゴルファーは特に理論派が多いです。

    「~すべき」「~しなければならない」


    「~すべき」「~しなければならない」は、「べき思考」と呼ばれます。

    べき思考は、柔軟な思考が低下し、思い込み思考になりがちです。

    • 今日は勝たなければならない。
    • 練習は何時間以上すべき。
    • ルーティンは守るべき。

    べき思考が強くなると、相手にも自分のべきを押し付けてしまいます。

    • ミスしたんだからもっと恥じるべきでしょ!
    • 上手くなるために弱点を克服すべき!
    • あなたがやるべき!

    自分の色眼鏡を通して、自分自身や他人を視ているので、全てが思い込み状態になるタイプです。

    怒りや他人との意見の不一致が起こりやすくなります。

    教えてもらいたがり

    小さい頃から親やコーチに教わることで上達して来た人は、もっと上手くなるためにどうすれば良いかを教えてもらいたがります。

    自分で経験して獲得していくのではなく、他人から与えられることを好むタイプです。

    順調に成長しているうちは良いですが、
    成長途中にそのアドバイザーがいなくなってしまったり、違うアドバイザーが出てくると、
    頭の中がどうしたら良いのかわからなくなり混乱して、身体に誤作動が起こりやすくなってしまいます。

    運動能力は、経験して積み上げていくものです。

    教わるのは初心者の時だけ、または行き詰まっている時だけ!

    完璧主義

    完璧主義は「べき思考」が強く、柔軟性が低いです。

    ルーティーンやフォームに完璧を求め、身体が求めていないものまで完璧を求めてしまい、心と身体の不一致が起こりやすいタイプです。

    心と体の不一致はイップスの根本原因です。

    真面目

    監督やコーチ、親、ファンなど周囲の人の声に素直に応えてしまうタイプです。

    自分を持っていれば問題ないですが、持っていないと周りの全ての声に反応してしまい、自分の本音がわからなくなってしまいます。

    • フォームが悪いと言われればそれを気にして直そうとしてしまったり、
    • メンタルが弱いと言われればメンタルについて考えてしまったり、
    • 練習が足りないと言われれば疲れていても練習していまったりしてしまいます。

    真面目が仇となり自分を犠牲にしてしまうことで本音がわからなくなってしまいます。

    他人が気になる

    自分自身ではなく他人に意識が向いてしまい心が乱されてしまうタイプです。

    • 上手くいっていても、他人と比べると全然ダメ。
    • 成長してるのに、あの人より全然ダメ。

    と他人との比較で自分に対する劣等感スイッチにつながってしまいます。

    また自分の理想とも比較してしまうタイプもいます。

    頑張っている自分が受け入れられず、もっともっと練習しなければならないと思ってしまい、不安ばかりになって誤作動してしまいます。

    他人との比較は、過去や未来にばかり思考が向いてしまい「今ここ」がわからなくなってしまいます。

    まとめ

    このブログでは、イップスになりやすい人の9つの特徴を解説しました。

    1. 自分の本音がわからない
    2. 自分の本音を知りつつ他人に言わない
    3. 自分をよく見せようとする
    4. 感覚より理論派
    5. 「~すべき」「~しなければならない」
    6. 教えてもらいたがり
    7. 完璧主義
    8. 真面目
    9. 他人が気になる

    自分の本音(無意識)に寄り添うことをせずに、
    頑張って建前(意識)で考えたり、行動したりしている人がイップスになりやすい傾向があります。

     

    理由は、他人を気にしたり、自分のルールや他人のルールで「べき思考」が強くなると
    本当の自分がわからなくなってしまうからです。

    身体はどう動きたいのかに寄り添ってあげなければ、身体は求めていない動きをされれば防御反応を起こし固まってしまいます。

    「~すべき」というスイッチが入った時、身体は自然と固まってしまうという神経回路ができてしまいます。

    つまり、

    「フォームは完璧であるべき」というスイッチが入ると、フォームに意識が向いてしまい身体が固まってしまい、
    「イップスになりやすい」ということです。

     

    身体は無意識の運動プログラムによって作りあげられています。

    ゴルフであれば、あなた自身がこれまで練習して経験して獲得して来たボールにヘッドを当てる感覚が、無意識にプログラミングされています。

    フォームが少しくらいおかしくてもあなたの本能が当ててくれます。

     

    目標を決め、あとは身体にお任せする。

    意識を黙らせ無意識にお任せする。

    これがイップスにならないための重要なポイントです。

    イップスに悩んでいない人は参考程度に、

    イップスに悩んでいる人は「9つの特徴」と自分を比較し、もし当てはまっている点があれば、まずは受け入れてみてください。

     

    当てはまっているから自分はダメなんだと早とちりせず、

    「良い悪い」の評価を入れずに、「確かに完璧主義になりがちな自分っているよな~」と受け入れてみて下さい。

    受け入れるだけで「完璧主義のあなたがひょこっと顔を出した時」どうするかをあなた自身が決めてくれるでしょう。

     

    最後に、イップス克服したいと考えている方へ。

    施術でのサポートをしています。

    興味がある方はこちらからご連絡下さい。

    【参考文献】

    心身条件反射療法研究会資料

    体の不調は脳が作り、脳が治す 著:保井志之

    新インナーゲーム 著:W.T.ガルウェイ

    新インナーゴルフ 著:W.T.ガルウェイ

    フィーリングGoodハンドブック デビッド・D・バーンズ

    イップスでお困りの方へ(野球、ゴルフ、テニス他)