
監修:WHO国際基準カイロプラクター 篠崎大輔
Bachelor of Chiropractic Science(B.C.Sc.)
カイロプラクティック理学士
Contents
テニスイップス
・サーブイップス
・フォアハンドイップス
・バックハンドイップス
・ステップイップス
サーブイップス
・ボールが上げられない
・腕が固まる
フォアハンドイップス、バックハンドイップス
・腕が固まり振り切れない
・手首が勝手に上を向いてしまう
・肘が伸び切ってしまう
ステップイップス
・ステップが合わない
・おかしなステップを踏んでしまう
・足が固まって動けない
テニスイップスの間違え
テニスイップスに悩んでいる人の多くが、技術練習、フォームチェックをして改善を図ろうと努力されています。
サーブイップスであれば、肘がしっかり伸びていないから、真っ直ぐ上げられていないから、体幹が弱いからなど。
フォアハンド、バックハンドイップスであれば、足が使えていないから、スイング軌道が悪いから、脇が開いてしまっているからなど。
技術面が問題であれば初心者がイップスになり、上級者はならないという構図ができます。
しかし、イップスになる人は日本代表、日本トップクラスの選手もなっています。
今までできていたプレーが身体の運動異常によりできなくなるのがイップスです。
技術で改善させるんだ!と頑なになればそれが改善しない原因にもなります。
解決方法
当院では、テニスイップスを解決するために「心と身体の誤作動信号を健全にする治療」をしています。
これまでの繰り返しの練習によってできるようになった動作を邪魔してしまっている誤作動信号があります。
私たち人間の身体は、外界の情報を五感を通して脳へ入力し、自動的に処理をし、脳から身体に命令の信号を出した結果、筋肉、関節が働き動いています。
サーブの場面、フォアハンド、バックハンドの場面、ステップを踏む場面になると誤作動処理をする脳がいます。
・失敗してはいけない
・綺麗なフォームで打たなければならない
・負けたら怒られる
・負けたらレギュラーを外される
・トップ選手なのに負けたら恥
・相手は格下、自分が上というプライド
・自分はイップスである
・イップスだから上手くいくか心配 etc
誤作動の原因になっている自己ルールを紐解き、健全な信号に切り替えます。
その結果、元々当たり前にできていた動きは、スムーズに当たり前にできるように改善していきます。
イップス治療「3ステップ」
2、あなたのイップスの構造を知る
3、心と身体の信号を健全な信号に上書きする
1、当院のイップス治療を正しく理解する
・イップスは脳の誤作動記憶が原因
・誤作動パターンを健全パターンに切り替えることで治る。
・誤作動には、自己ルールが関係する。
・症状は結果、本質的な原因を探す
・あなたは治る力を持っている
2、あなたのイップスの構造を知る
・どんな「自己ルール」が原因となっているのかを探します
・思考の癖、思考パターン、記憶、感情、価値観、信念を紐解きます。
3、心と身体の信号を健全な信号に上書きする
心(脳)と身体の両方の「誤作動信号」を「身体に聞く検査」で探し「調整」します。
身体に聞く検査
①マッスルテスト:力が入るか弱化するかで反応を検査
②レッグテスト:足が揃うかズレるかで反応を検査
③脚長差:足が揃うかズレるかで反応を検査
身体の誤作動信号調整
身体全体に張り巡らされた神経系をアクティベータメソッドで調整することから始めます。
心(脳)の誤作動信号調整
PCRT(心身条件反射療法)で、チャートを使用しながら自分のルールを探しストレス信号を健全な信号に切り替えていきます。
健全な状態を脳と身体に「再学習」させます。
脳には「可塑性(かそせい)」という再学習能力が備わっていますので、元々できていた動きが当たり前にできるように勝手に変化していきます。