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【パターイップス】パターの時に手が動かなくなる原因と克服方法

2019年09月17日

【パターイップス】パターの時に手が動かなくなる原因と克服方法
パターを打つ時に、手が動かない、テイクバックできない、手が前に出ない、パットの感覚がわからないなどのパターイップスに悩まれている方へ。

パターイップスの原因と克服方法、当院での治療方法について解説していきます。

 

パターイップスが治りたいと望んでいる方の参考になれば幸いです。

 

当院には、ゴルフイップスだけでなく、野球イップス、ダーツイップス、テニスイップス、長距離イップス、ピアノイップスなど様々なイップス症状に悩まれている方が来院され克服されています。

 

あなたのパターイップス早期改善を心より願っております。

パターの時に手が動かなくなるパターイップスの原因と克服方法

パターの時に手が動かなくなるパターイップスの原因と克服方法

1、パターイップスとは?

2、パターイップスの原因

3、パターイップス克服方法

  3-1:気にしない

  3-2:感覚トリック

  3-3:自分の心に目を向ける

4、パターイップス克服の間違った方法

5、イップス専門家の治療方法

パターイップスとは?

パターイップスは、ショートパット、ロングパット、または特定の場面、距離になると、手が動かなくなる、テイクバックできなくなる、手が前に出せなくなるといった、パターを打つ時に身体が普段とは違って固まってしまったり、感覚がおかしくなる症状です。

イップスという言葉が使われるようになったのは、プロゴルファー:トミーアーマーがパッティングで痺れる感覚、硬直する感覚、震えを起こした時に出る声から名付けられたと言われています。

 

イップスという言葉が世間に広まるようになってからというもの間違った情報も沢山出てくるようになりました。

 

一番の間違え情報は、結果が上手くいかないことをイップスと呼んでいる人がいることです。

 

身体に運動障害がないにも関わらず、ショートパットを外す回数が増えるようになってきたことをイップスだと言う人がいます。

 

しかし、これはイップスではないので安心して練習をしましょう。

パターイップスの原因

パターイップスの原因は解明されていません。

 

そのため、精神的な緊張が原因といわれたり、上手くいかなかった事がきっかけでなるといわれたり、フォーム、グリップ、頭が上がってしまう、手打ち、クラブなどが悪いといわれたり、様々な情報がインターネットには広がっています。

 

過度の緊張による精神病、メンタル病などと病気だと言う人もいますがこれは間違えです。

 

私は、パターイップスの原因は「脳の誤作動記憶」だと考えています。

 

どういうことか説明します。

人間は運動をする時に、五感を通して周囲の環境から情報を無意識に収集して脳に送り続けています。

そして、脳で処理を行い、運動を司る脳から身体へ指令が出され、運動を遂行しています。

つまり、インプットと脳での処理に誤作動が起こると運動は誤作動してしまうということです。

脳での処理は、インプットされた情報を過去の記憶や未来を予測するシステムによって修飾され処理されます。

 

例えば、1mパットが残ったとします。

この時あなたの脳には視覚、聴覚、身体感覚、味覚、嗅覚を通して様々な情報がインプットされます。

わかりやすいものだと、1mパットの距離を視覚的に認識しますよね。

この視覚情報に対してあなたの脳はどんな処理をするのでしょうか?

 

・この距離はいつも入るから楽勝だな!

・この距離が一番苦手なんだよな。

・この距離外したら恥ずかしいな!

・このパット入れれば優勝だ!

・これを外したら3位転落か。

3年前の同じ大会でこの距離外したよな!

・コーチに言われたようにやれば入る!

 

色々な思考があなたの意識に湧いてきませんか?

 

意識に湧いてきた思考は普段は無意識に眠っています。

 

今回たまたま意識に上ってきただけで、他にも無意識の中で影響している事柄が幾つもあります。

 

これら無意識に眠る思考が関係して脳に誤作動処理を行わせます。

 

そして脳から身体への指令は誤作動します。

 

結果、身体は硬直してしまいます。

 

そして、この一連の神経回路を脳が記憶してしまうと、特定の場面になるとイップスを発症することを繰り返してしまうのです。

パターイップス克服方法

パターイップス克服方法

パターイップスを克服するためには、上記したように自分の無意識に目を向け寄り添うことが根本解決につながりますが、自分自身でやるには難しいかもしれません。

しかし、その方法も含め3つのパターイップス克服方法と間違った克服方法をお伝えしていきます。

気にしない

1つ目のパターイップス克服方法は「気にしない」でプレーすることです。

 

パターイップスだとしても毎回パットの時に出るわけではないので、何とかラウンドできてしまう人もいるのではないでしょうか?

 

そのため、イップスが起こっても気にせず回り続ける。

そして、時が解決してくるのを待つ方法が1つ目です。

 

あまりにも気にし過ぎると間違った克服方法に陥りやすいです。

感覚トリック

2つ目は、感覚トリックを使う方法です。

感覚トリックは、ジストニアではよく知られている改善方法です。

 

パターイップスになるのは誤作動の神経回路を記憶してしまっているからとお伝えしました。

 

その神経回路を通らないように、これまでのイップスの時とは異なる感覚を入力してあげる方法です。

 

1つ目は、グリップを変えて手からの感覚入力を変化させる。

2つ目は、両手にグローブをする。最初からしている人は外す。

3つ目は、サングラスをかける、または外す。

4つ目は、ボールのラインを消す、または書く。

5つ目は、ガムを噛む。

6つ目は、ルーティーンをやらない、または変える。

7つ目は、打つリズムを声に出す。「123」「せーの」「ダダダダダダ」

感覚トリックに正解はありません。

ご自身で試しパターイップスがでない方法を見つけてみてください。

 

繰り返すうちにまた出てしまうようであれば、また違う方法を探していき、イップスが起こらなくなるのを自然に待ちましょう。

自分の心に目を向ける

この方法が根本解決につながる克服方法です。

 

イップスは、精神的な原因で起こる運動障害と言われていますが、何が精神的な原因となっているかは人それぞれ違います。

緊張することが原因の人もいれば、過去の優勝した喜びが原因の場合もあり様々です。

 

自分の心とは、無意識の心、本音の心に目を向けることです。そして、その心に寄り添います。

 

そうすることで、パターイップスの条件に対する誤作動が起こらなくなってきます。

 

例えば、1mのショートパットを例にしましょう。

この時あなたの本音は何でしょうか?

いくつかのキーワードからあなたの本音に向き合ってみてください。

 

「意欲」「義務」「期待」「喜び」「優越感」「恐怖」「逃避」「劣等」

「自尊心」「犠牲心」「警戒心」「執着心」「復讐心」「競争心」「忠誠心」「羞恥心」

 

方法

①静かな場所でショートパットを打つ時をイメージします。

②キーワードの自分をイメージします。

例:「意欲」

絶対入れてやると思っている自分がいるな。

「義務」

ヘッドを真っ直ぐに引かなければならないと義務感に思っている自分がいるな。

③②をイメージしながら胸をトントントンと3回叩きます。

パターイップス克服の間違った方法

イップスに悩まされ早く克服したいと思うと、インターネットの情報を頼ったり、レッスンプロや周囲の仲間に頼ったりすると思います。

 

しかし、その人達はみんなイップス治療の素人です。

 

ですから、その人達が言うアドバイスは的外れなことが多いです。

恐らくその人達のアドバイスは全て「結果」に対することばかりだと思います。

 

例えば、

①肩に力が入り過ぎているから手を使ってしまって感覚がわからなくなってしまっているんだよ!

②毎回ルーティーンがバラバラだから一定にパッティングできなくなっているだよ!

③ヘッドが真っ直ぐ引けてないから、手でこねて真っ直ぐ転がらないから外すんだよ!

④顔を上げるのが早いから芯に当たらずラインがズレるんだよ!

⑤ピンタイプは○○だからマレットの方が○○でイップスになりにくい!

挙げればキリがありませんが、これらは全て結果の話です。

パターイップスの原因ではありません。

 

これらに振り回されていると一生パターイップスから抜け出ることはありません。

 

特に、レッスンプロはゴルフ指導のプロだからイップスのことも詳しいと思い込んでいる人もいるかもしれませんが間違えです。

 

レッスンプロは独自のメソッドを持っているため、それに当てはめようとする人が多いです。

つまり、パターイップスをさらに自分の理論で克服させようとするのです。

 

イップスになる人は「理論派」の傾向があります。

パターの時は○○しなければならない、○○すべきと理論でゴルフをしています。

 

しかし、身体の本質は理論ではありません。感覚です。

 

プロゴルファーにどうしてそんなにパターが上手なんですか?と質問しても、その答えは練習の成果です、としか言えないでしょう。

 

後付けで、こういう時はこうしています、この場合はこうしています、と色々な説明ができるかもしれませんが、そんなことを本番で一々引き出しから引っ張り出すように考えていたら、身体が動いてくれずパフォーマンスは最悪になるはずです。

 

人間の身体は、五感を通して無意識に情報をインプットし、脳で処理しています。

その処理には、過去の経験、現在の状況、未来予測が影響し、感情、価値観、信念、記憶といった「あなた」が影響します。

そして、その処理の結果、身体に指令が出され運動が行われます。

もっと詳しくいうと、身体に出された指令の結果を逐一五感を通してさらにインプットし処理し、指令を出し続けています。

 

この神経回路のループは「瞬時」です。あなたが考えている暇はありません。

それくらいあなたは無意識に動いているのです。

 

ですから、「これを直せばパターイップスが克服できる」といった類の情報では治らないのです。

 

それらの情報を精査するのはあなた自身でしかありません。

どうぞ情報リテラシーを持てるよう良い情報に触れるようにしてみてください。

イップス専門家の治療方法

イップス専門家の治療方法

それでは最後に、イップス治療を行う当院での施術についても解説しておきます。

 

当院のイップス治療は、あなたのパターの技術を一切見ません。

 

理由は、ゴルフイップス、野球イップス、テニスイップス、陸上イップス、ダーツイップス、サッカーイップスなど、スポーツだけでもイップスになる人は様々で、これら全ての運動に精通していないとイップス治療ができないわけではないからです。

 

つまり、イップスの原因は技術にはないからです。

 

当院では、脳の誤作動記憶に注目し、パターイップスの原因を追求、調整していきます。

脳の誤作動記憶は、脳が不調のパターンを無意識に記憶してしまったということです。

 

あなたのパターイップスに関係する脳の誤作動記憶をあなたの身体とチャートを検査道具として使い、反応をみながら原因を特定していきます。

身体全体の脳神経系の働きを調整したり、エネルギーバランスを調整したり、メンタル系の調整をしたりすることで、パターイップスの原因を健全な状態にしていきます。

 

脳神経の機能には「可塑性(かそせい)」という新しい神経回路を作る力が備わっています。

 

パターイップスの神経回路が記憶されてしまっていたことでイップスを発症していた状態から新しい健全な神経回路へ切り替えていくことでパターイップスは自然と克服されていきます。

 

上記した「自分の心に向き合う」セルフケア方法よりもはるかに早く、そして的確な原因がわかります。

もしセルフケアではなく、専門家にサポートしてもらいたいとお考えの方はメールでご相談ください。

まとめ

今回のブログ内容では、ゴルフイップスの中でもパターイップスに悩んでいる人へ向けた記事となっています。

自分自身で克服を目指す方法、間違った克服方法、専門家に見てもらう方法を解説しました。

自分自身で克服を目指す場合は、イップスを気にせずプレーする、感覚トリックを使う、自分の心に向き合う方法を解説しました。

イップスになると色々なことが気になって頭がパンパンになります。気にせずプレーできることも克服には重要です。

最後に、当院の治療方法について簡単に説明しました。

パターイップスの原因をあなたの身体とチャートを使って追求、調整していく方法です。

動画もアップしていますのでご覧になってください。

イップスでお困りの方へ(野球、ゴルフ、テニス他)