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プロ野球選手も野球イップスに悩まされている!だから技術はイップスの原因ではない

2020年03月20日

プロ野球選手も野球イップスに悩まされている!だから技術はイップスの原因ではない

こんな方の参考になる記事です。

・野球イップス(投球イップス、送球イップス、キャッチボールイップス)に悩まされている。

・投げ方やフォームを工夫しているが良くならない。

・周囲に相談できる人がいない

YouTubeでも解説しているのでご覧下さい。

野球イップスが治らないと悩んでいる人の多くが技術面に注目して克服しようと頑張っています。

しかし、技術がない、技術が安定していないとかはイップスには関係ないと思っています。

記事で解説していきます。

プロ野球選手も野球イップスに悩んでいる!

プロ野球選手でイップスだったと公表している人

・イチロー

・岩本勉(元日ハム)

・森本稀哲(元日ハム)

・土橋勝怔(元ヤクルト)

イチロー選手は「センス」で治したと取材で言われていました。

岩本選手はYouTubeでも語っていますよね。参考になると思います。

野球イップスの原因は技術面にはない

野球イップスは、中学生、高校生、大学生、社会人だけではなく、プロ野球選手も悩んでいます。

中学生がイップスになって、プロ野球選手はイップスにならないというのであれば、技術が関係しているんだろうなと思います。

しかし、技術の最高峰であるプロの世界でもイップスに悩んでいる人はいるので、やはり技術は野球イップスには関係ないと言えます。

技術とは、投げ方やフォームなどです。

投げ方が悪いからイップスという間違え

指導者やトレーナーなどから「投げ方が悪い、もっとこうしろ」とアドバイスを受けることあると思います。

スポーツ選手はこのような指導を受けて成長してきている場合がほとんどなので、イップスに悩んだとしてもこのような指導を受けがちです。

投球イップスで肘が伸びず、大きく腕が振れない選手に対して指導者は、「もっと大きく腕を使え」とか「縮こまっているから球が安定しないんだ」と投げ方が原因のように言う場合があります。

しかし、これは大きな間違えです。

イップスで身体が勝手に縮こまってしまうから「大きく腕を使ったり」「縮こまらずに投げる」ことができないのです。

これを理解していない人が多すぎるのでイップス選手はより悪循環パターンに陥ってしまいます。

投げ方は野球イップスの原因ではありません。

 

投げ方が一番安定していない、できていないのは初心者です。

でも初心者はイップスにはなりません。

 

プロ野球選手は投げ方を一々修正されなければ投げられないのでしょうか?

ここで間違ってはいけないことは「今よりも上達するため」と「イップスを治すため」を混同してはならないことです。

プロ野球選手でも今より良い球を投げるために投げ方のアドバイスを受けて成長する人もいると思います。

しかし、イップスつまり普段通りに身体が動かず投げられないことを克服するためには、投げ方を治す必要はない、原因ではないということです。

フォームが悪いからイップスという間違え

ピッチャーだと胸が開きすぎているとか、体重移動ができていないとか、肘から投げろだとか色々フォームについて指導されたり、アドバイスされたりしますよね。

フォームが悪いからイップスになるのではなく、イップスだからフォームが崩れるのです。

だからフォームにこだわれば、今度はそれがイップスの原因になってしまします。

ダルビッシュ投手、田中将大投手、前田健太投手もプロ野球選手であろうと1人として同じフォームで投げている人はいません。

イップスに悩んでいる人は、フォームをこだわる傾向があります。

ですから、イップスになったきっかけもフォームへのこだわりかもしれませんし、イップスを長引かせているのもフォームへのこだわりかもしれません。

つまり、どちらも的外れなことをやっている結果なのです。

もし、プロ野球選手が技術面を直してイップスを克服しようとするならば何を直せば良いのでしょうか?

ほとんど直すところなんてないと思います。

イップスがでなければ良い球持っているのにな〜なんて周りの人が言っていますよね。

イップスがでなければ元々良い球を持っているのです。

何かが良い球がでないように邪魔をしているのです。

ただのボタンの掛け違え程度の事かもしれないのに、大問題のように思い込んだり、または思い込まされているだけかもしれません。

イップスの原因は脳の誤作動記憶

イップスは、無意識の身体のコントロールが異常を起こし普段通りの運動ができなくなる運動障害です。

精神的な問題が関係すると言われていますが、科学的な原因解明はされていません。

私は、イップスの原因は脳の誤作動記憶だと考えています。

身体の誤作動(イップス)を脳が学習し記憶してしまいパターン化してしまったことで長引く症状になっているのです。

いつも通る一軒家の前で突然あなたは犬に吠えられ、噛まれそうに転んでしまいました。

幸い、犬は鎖に繋がれていたので噛まれることはありませんでしたが、それ以降その家の前を通るときはどうも身構えるようになってしまいました。

ある日の事、その家の前を通ると今度はガシャガシャガシャと音がして驚き、また転んでしまいました。

それはあの時の犬では無く、家のご主人がたまたま運んでいた物を落としてしまっただけの音でした。

しかし、あなたはそれ以来、音に敏感に驚くようになり、身体が硬直するようになってしまいました。

あなたは、犬に大きな声で吠えられ噛まれそうになって転んだ経験がきっかけとなり、全く関係ない大きな音に身体を硬直させる身体にまでなってしまいました。

「大きな音=身体が硬直」するというパターンが形成されてしまいました。

 

野球イップスに悩まされている人もきっかけに心当たりがある人もいると思います。

・先輩にデッドボールを当ててしまった。

・試合で監督から激怒されるようなミスをしてしまった。

・みんなの見ている前で恥ずかしくなるような暴投をしてしまった。

しかし、きっかけはきっかけにしか過ぎず、その時の何とイップスが関係してしまったのかが大切です。

先輩にデッドボールを当てたとすれば、

・やばい当てちゃった

・怒られるかも

・殴られるかも

色々な感情がその時に湧いたと思います。

その感情が野球イップスと関係し発症のパターン化につながってしまうのです。

感情だけに限らず、思考、視覚情報、聴覚情報、身体感覚情報など様々な情報が野球イップスと関係して発症につながるのです。

「先輩=デッドボール=ヤバイ=気をつけなければ=身体が硬直=野球イップス」が記憶されてしまえば、

どの先輩に投げる時もイップスを発症してしまうかもしれません。

このようにイップスの原因を1つだけ見つけることはできません。

何年もイップスが治らないままでいると、様々な事と関係性を持ってしまうかもしれません。

その中からあなたが野球イップスを発症してしまうパターンを見つけていく必要があります。

そして、健全な状態に上書きしていく必要があります。

その方法は、施術を受けてもらい、あなたの身体に聞いていく必要があります。

自分1人で乗り越えるためのヒント

そうは言っても、自分自身で何とかしたいと思う人は多いと思いますので、出来るだけ自分1人でできる野球イップス克服方法をお伝えしていきたいと思います。

①自分がイップスだということを受け入れる

②心の声を黙らせる

③投げる時の無意識の感覚を信頼しお任せする

 

それぞれ解説します。

①自分がイップスだということを受け入れる

野球イップスに悩んでいる人は周囲に相談ができなかったり、プライドが高いとイップスだということを受け入れません。

プロ野球選手であればプライドも高いので

・俺がイップスになるはずない

・俺が上手く投げられないなんてあり得ない

・俺なら1人でイップスを乗り越えられる

・この変な感覚に打ち勝ってやる

・俺はこれまでみんなから注目されてきた○○だぞ

イップスだと受け入れられず、自分1人で乗り越えられると思っているかもしれません。

しかし、イップスと戦ってしまうとイップスは離れていってくれません。

イップスの存在を認め、共存していきましょう。

イップスを認知しなければ次へ進んでいけません。

②心の声を黙らせる

プレー中に頭に浮かんでくる言葉、心の声を黙らせましょう。

・あーまた引っ掛かった

・くそっ!ボールか!

・球が走らねーな

・キレが悪いな

・監督が来た

・良いところ見せなきゃ

頭の中にある声、心の声は沢山あるはずです。

心の声を黙らせることが難しい時は、深呼吸をしましょう。

鼻から大きく音が出るくらいの勢いで息を吸いましょう。

そして、1つのことだけに集中しましょう。

ピッチャーならば次に投げる球の結果だけをひたするイメージ。

こうやって、こうやってとフォームをイメージするのではなく、投げたボールの軌道と終着点だけをひたすらイメージしましょう。

③投げる無意識の感覚を信頼しお任せする

イップスに悩んでいる人の多くが心の声を使って一球一球に厳しい評価を下しています。
プロ野球選手でもボール球を投げるし、ストラックアウトで思い通りの球を全球投げることはできません。
だから一球一球を評価なんてする必要はありません。
また、どんな風に投げれば上手くいくのかとフォームや投げ方に注目なんてしなくて良いのです。
そんなことは捨てて、無意識の感覚を信頼し、投げてみましょう
あなたがピッチャーとして積み上げてきたものを身体は覚えてくれています。
ピッチング動作は複雑すぎてあなたの意識ではコントロールできないものです。
それを身体がやってくれているのです。
邪魔をしないで勝手に投げさせてあげて下さい。信頼してあげて下さい。

まとめ

野球イップスは、プロ野球選手も悩ませる症状なので、投げ方やフォームなどの技術面は原因ではないです。

技術面が原因であれば、小学生や中学生など技術が身についていない人ほどイップスになるはずです。

野球イップスの原因は脳の誤作動記憶である。

身体の誤作動と様々な情報が関係してしまい誤作動として脳が学習記憶してしまった結果です。

施術であなたの身体を使って何が誤作動記憶になっているのかを認識し、健全な状態に調整していく必要があります。

どうしても1人で克服をしていきたい人へのヒント

①イップスだということを受け入れる

②心の声を黙らせる

③投げる時の無意識の感覚を信頼しお任せする

以上、プロ野球選手も悩まされる野球イップスの原因は技術面にはないという内容でした。

参考になれば幸いです。

イップスでお困りの方へ(野球、ゴルフ、テニス他)