
監修:WHO国際基準カイロプラクター 篠崎大輔
Bachelor of Chiropractic Science(B.C.Sc.)
カイロプラクティック理学士
Contents
楽器イップス
ピアノ、バイオリン、ギター、ドラムなど楽器関連のイップスがあります。
指が動かなくなる、腕が固まるなど、以前は当たり前にできていた動きができなくなるのがイップスです。
練習では大丈夫だが、本番や発表会になると症状が出る。
1人の時は大丈夫だが、先生や仲間、親の前になると症状が出る。
様々なパターンが各人によってあります。
原因と解決法
バースデーカイロプラクティックでは、イップスの原因は「脳の誤作動記憶」だと考え、誤作動信号を健全な信号に切り替える治療を行なっています。
私たち人間の身体は、外界の情報を五感を通して脳へ入力し、自動的に処理をし、脳から身体に命令の信号を出した結果、筋肉、関節が働き動いています。
「ある場面」で「誤作動処理」が自動的に起こなわれ「誤作動信号」が脳から身体に出力され「身体が誤作動」すると身体が動かなくなります。
このパターンを記憶すると繰り返し症状が起こるようになります。
この誤作動処理による誤作動信号が何なのかを紐解くことで、誤作動信号が健全な信号に切り替わり、身体も健全になり元々できていたように腕も指もスムーズに動くようになります。
脳の自動処理には、記憶、思考パターン、思考の癖が関係します。つまり、自己ルールによる処理が行われています。
自己ルールを紐解くことでイップスは治っていきます。
楽器イップスの間違え
楽器関係のイップスになる人は、初級者ではなく中級から上級者です。
繰り返しの練習で、無意識に上手に動かす方法を習得しています。
すでに上手く動かせる状態を脳の誤作動信号により邪魔され動かせなくなっているのがイップスです。
それを技術が身体に染み込んでいないからと間違った認識により、さらにイップス改善のための練習をしてしまいます。
楽器イップスに技術は関係ありません。技術不足だという考えは間違えです。改善しない原因にもなります。イップスを学習させる原因にもなってしまいます。
自己ルールを認識する
あなたの心の構造(自己ルール)を紐解きます。
こんな自分がイップスに関係していたんだと認識できることで、脳が信号を切り替えてくれます。
イップスは治らない症状ではありません。
長く放って置くとイップス構造も複雑になってしまう可能性があります。治りたいと思った人は、早期にご連絡をお願いします。
一緒に改善を目指しましょう!
イップス治療「3ステップ」
2、あなたのイップスの構造を知る
3、心と身体の信号を健全な信号に上書きする
1、当院のイップス治療を正しく理解する
・イップスは脳の誤作動記憶が原因
・誤作動パターンを健全パターンに切り替えることで治る。
・誤作動には、自己ルールが関係する。
・症状は結果、本質的な原因を探す
・あなたは治る力を持っている
2、あなたのイップスの構造を知る
・どんな「自己ルール」が原因となっているのかを探します
・思考の癖、思考パターン、記憶、感情、価値観、信念を紐解きます。
3、心と身体の信号を健全な信号に上書きする
心(脳)と身体の両方の「誤作動信号」を「身体に聞く検査」で探し「調整」します。
身体に聞く検査
①マッスルテスト:力が入るか弱化するかで反応を検査
②レッグテスト:足が揃うかズレるかで反応を検査
③脚長差:足が揃うかズレるかで反応を検査
身体の誤作動信号調整
身体全体に張り巡らされた神経系をアクティベータメソッドで調整することから始めます。
心(脳)の誤作動信号調整
PCRT(心身条件反射療法)で、チャートを使用しながら自分のルールを探しストレス信号を健全な信号に切り替えていきます。
健全な状態を脳と身体に「再学習」させます。
脳には「可塑性(かそせい)」という再学習能力が備わっていますので、元々できていた動きが当たり前にできるように勝手に変化していきます。