
監修:WHO国際基準カイロプラクター 篠崎大輔
Bachelor of Chiropractic Science(B.C.Sc.)
カイロプラクティック理学士
Contents
早気(はやけ)治療
バースデーカイロプラクティックでは、心と身体の誤作動信号を健全な信号に切り替える施術で弓道の早気改善をサポートしています。
早気とは?
早気は、射法八節の会が口割りまで下がらずに離れてしまったり、会が保てず離れてしまう症状です。
下げよう、保とうとしても離れてしまうのが早気です。
早気の人は、ゴム弓や巻藁では引けるが、的前になると会が保てなくなることが多いようです。
つまり、場面によって誤作動のスイッチがあるのです。
「的前」+「引分け〜会」+「???」=「離してしまう(身体の誤作動)」=「早気」
治らない理由
治らない理由は、早気を理解していないからです。
早気は治らないと勘違いされていますが、実際は簡単に治ります。
・心が乱れているから
・メンタルが弱いから
・射法八節が身体に染み付いていないから
・中てることばかり考えているから
・練習量が足りないから
・技術力が低いから
こんな勘違いをしている人がたくさいんいます。
これは上の者が下の者へ、早気ではない人が早気の人へ、間違ったアドバイスをしているからです。
もし、上記した理由が原因であったら上級者に早気は少なく、初心者、特に初めて弓道をする人はみんな早気ということになります。
早気から弓道が始まり、克服していくことが弓道となってしまいます。
そんなことはないはずです。
あるレベルで上手になってきた頃に起こるのが早気です
早気になるメカニズム
早気は「脳の誤作動記憶」が原因です。
「脳の誤作動記憶」が原因となり「誤作動信号」が「身体に出される」。その結果、身体は会を保ちたくても「離すという命令」に従い、離してしまう結果につながります。
早気は結果的になっている症状で、原因は脳の誤作動記憶、誤作動信号です。
私たち人間の身体は、外界の情報を五感を通して脳へ入力し、自動的に処理をし、脳から身体に命令の信号を出した結果、筋肉、関節が働き動いています。
自動処理には、記憶、思考パターン、思考の癖が関係します。つまり、自己ルールによって処理されます。
- 会が保てなくなり失敗した経験
- 会を保つことの重要性の指導
- 指導者・仲間からのアドバイス
- 弓道の基本ルール
などから様々な解釈、自己ルールが完成し、さらに早気を経験することで自己ルールは誤作動パターンへと関係していきます。
これらが記憶された結果、身体は本来の機能を失い、当たり前にできていたことができなくなります。
早気(はやけ)治療「3ステップ」
2、あなたの早気になる心の構造を知る
3、心と身体の信号を健全な信号に上書きする
1、当院の早気治療を正しく理解する
・弓道の早気は脳の誤作動記憶が原因
・誤作動パターンを健全パターンに切り替えることで治る。
・誤作動には、自己ルールが関係する。
・症状は結果、本質的な原因を探す
・あなたは治る力を持っている
2、あなたの早気の構造を知る
・どんな「自己ルール」が原因となっているのかを探します
・思考の癖、思考パターン、記憶、感情、価値観、信念を紐解きます。
3、心と身体の信号を健全な信号に上書きする
心(脳)と身体の両方の「誤作動信号」を「身体に聞く検査」で探し「調整」します。
身体に聞く検査
①マッスルテスト:力が入るか弱化するかで反応を検査
②レッグテスト:足が揃うかズレるかで反応を検査
③脚長差:足が揃うかズレるかで反応を検査
身体の誤作動信号調整
身体全体に張り巡らされた神経系をアクティベータメソッドで調整することから始めます。
心(脳)の誤作動信号調整
PCRT(心身条件反射療法)で、チャートを使用しながら自分のルールを探しストレス信号を健全な信号に切り替えていきます。
健全な状態を脳と身体に「再学習」させます。
脳には「可塑性(かそせい)」という再学習能力が備わっていますので、元々できていた動きが当たり前にできるように勝手に変化していきます。