
- ドライバーショットの時だけ
- トップからクラブがおりてこない
- 身体が固まる
- 腕が棒になる
- 身体に電気が走る
- テイクバックが引けない
- 当たった感覚がわからない
この様な悩みを持っている方へ
それはドライバーイップス かもしれません。
ドライバーイップス に悩むゴルファーはプロアマ問わず大勢います。
- 何とかしたいけどどうすれば克服できるのかわからない
- 誰にサポートしてもらえば克服できるのかわからない
克服はしたいけどわからないことばかりで独自の方法で頑張ってしまっている方に少しでも参考になれば幸いです。
Contents
プロゴルファー丸山茂樹氏もドライバーイップス だった
丸山茂樹プロも味わったドライバーイップス の話が書かれています
「悪魔」に取り憑かれた丸山茂樹――。あのスマイルを再び取り戻せるか?
https://number.bunshun.jp/articles/-/285503
ドライバーイップス は、プロアマ問わずなる症状です。
特に上手くなればなるほどなりやすい傾向があります。
ドライバーイップス の原因
ドライバーイップス 克服方法~自分でできる対処法
ドライバーイップス を専門家に相談
ドライバーイップス の原因
精神的な原因などによりスポーツの動作に支障をきたし、突然自分の思い通りのプレー(動き)や意識が出来なくなる症状のことである。Wikipedia
メンタルが関係してドライバーイップス が起こると考えられていますが、科学的には不明とされています。
しかし、丸山プロの「マルちゃんのギリギリフェアウエー」という連載で、脳科学者中村信子先生との対談記事があります。
https://dot.asahi.com/wa/2018052400018.html
そこで中村先生は、イップスについて「脳」との関係性、自律神経系との関係性について話されていました。
脳科学者的視点からもイップスは、脳がどう捉えるかで身体が結果として働くことを指摘されています。
当院での考えも同様で、ドライバーイップス は「結果」であり、その「原因」が重要であると考えています。
人間は様々な情報を五感を通して脳にインプットしています。
そして、脳で処理を行い、身体へ指令を出し、身体が動きます。
筋骨格系が指令を受ければ、筋肉が動き、筋肉によって関節が動き、目的動作を達成します。
自律神経系が指令を受ければ、血圧を上げたり、心拍数、呼吸数を上げたり、逆に下げたりと臨機応変な対応を取ってくれます。
人間には様々なシステムがあり、それらが無意識に働いてくれるおかげで生命が維持され、動くことができています。
ドライバーイップス もある条件に対して脳の処理が誤作動した結果、脳から身体へ誤作動指令が出て、身体が固まってしまう様な運動異常をきたします。
ある条件(脳の処理の誤作動)は人によって様々です。
ドライバーイップス のある条件とは。
- ドライバーを握る
- ティーイングエリアを見る
- ティーを刺す
- ティーングエリアからコースを見る
- OBを確認する
- ハザードを確認する
- ドライバールーティーンを行う
上記の様な「いつもの事」が条件となり脳にスイッチが入り処理が行われます。
脳の処理例。
- 前回OBしたから気をつけろ。
- 過去のOBを思い出せ、今回は絶対にするなよ!
- この1打で結果が変わるぞ。
- 周りの奴らに下手だなんて思われるなよ。
- ハザードに入れない様に○○しなければ。
- アドレスは背骨が真っ直ぐでなければならない。
- 前傾がしっかりできていなければならない。
- 芯を捉えなければいけない。etc
条件スイッチが入ると、無意識に脳では上記の様な処理が行われます。
さらに、それに対し無意識に感情が生まれます。
- OBになってしまったらどうしよう。
- この1打をミスしたらどうしよう。
- ミスして下手と思われたら恥だな。
- フォームのルールを守れるかな。
- 芯を外して距離が出なかったら恥ずかしいな。
これらの感情の影響を受け、筋骨格系、自律神経系、ホルモン系が反応し、緊張を作ってしまえば身体は無意識のうちに固まってしまいます。
これらは全て無意識であり、一瞬です。
そのためあなた自身は「そんなこと考えていない」と意識では思うと思います。
しかし、何らかの処理が行われ身体を緊張させてしまう脳の処理があるからドライバーイップス は起こるのです。
これがドライバーイップス の本質的な原因と当院では考えています。
次に、
自分でできるドライバーイップス 対処法と
専門家(当院)でのサポートについて解説していきます。
ドライバーイップス 克服方法~自分でできる対処法
ドライバーイップス を克服するには、本質的な原因に向き合うことが重要ですが、自分で克服を頑張りたいという人もいると思います。
その方々の参考になればと思います。
以下の事をする事で、ドライバーイップス に関係する神経回路を通らない様にしてあげます。
つまり、いつもと違う事をしてみましょう。
①ルーティーンを変える
上級者はルーティーンが決まっていたりして、それから外れるともう一度仕切り直しをしたりしていませんか?
ルーティーンは、ある種の「こだわり」です。
ドライバーイップス にそのこだわりが関係していたら早々に変えなければいけませんよね。
ルーティンを変えて何か変化を待ちましょう。
直ぐに変化に気がつく場合もありますし、時間がかかる場合もあります。
変えたらある一定期間はやってみて下さい。
②意識することを1つに絞る
プロゴルファーは意識することが少ないと言いますが、アマチュアはチェックポイントが多すぎるとも言われています。
足の幅、ボールの位置、頭の位置、前傾角度、始動する起点、軌道、体重移動、トップの位置etc
私のおすすめはヘッドとボールの接点だけを意識することです。(イップスが治るというおすすめではありません。)
真っ直ぐ当てたければそうなるように身体が動いてくれます。
フェードならどう当てるか、ドローならどう当てるかは、既にあなた自身がわかっているので大丈夫です。
わからない方はイップスではない可能性が高いので練習を頑張りましょう!
③目標をしっかり決める
目標とは狙う場所だけではありません。
どういう弾道でそこへ打つのかを決めます。
目標がなく、何となくで打つと脳は何をすれば良いのかわからなくなってしまいます。
「よーしどこかへ行こう」と家を飛び出すのと、
「よし東京タワー行こう」と家を飛び出すのでは、
行動が異なると思います。
「よーし東京タワーへ車で行こう」だとさらに行動は明確になります。
「バンカーの先にドローで打つ」と目標を決め、それをイメージしたらそれだけをイメージし続けて打つ!
- 余計なことは考えない。
- 余計なことは付け足さない。
④ドライバーを変える
ドライバー自体を変えてしまうことで、身体から脳への入力刺激を変えてあげます。
グリップを変えたり、重さを変えたりするだけでも良いかもしれません。
⑤サングラスをする
視覚を変化させることで集中力も湧き、余計な思考が邪魔をしなくなります。
⑥リズムを変える
打つリズムが自然とできてしまっている人がいると思います。
いつもとは違うリズムで打ちましょう。
松山英樹プロが以前ドライバーショットが遅いと注意を受けていたことがありますが、アマチュアではかなり遅い人がいます。
何かを感じ取り良いイメージに繋がって結果も良いのであれば良いですが、打つまでに時間がかかると脳の中は色々な処理が行われますので打ちにくくなる傾向があります。
- 目標を決めたら5秒以内で打つ
- 「1・2・3」
- 「チャー・シュー・メーン」
- 「ダダダダダダダダ」
と頭で唱えながら打つ。
普段とは違うリズムで打つ事で脳は「いつものゴルフと違う」となってくれます。
いつものゴルフ=ドライバーイップス
いつものゴルフと違う=ドライバーイップス 出ない
この様に身体から脳へインプットされる情報を普段とは異なるものに変えてあげる事でイップスは改善していく可能性があります。
是非、試してみて下さい。
ドライバーイップス を専門家に相談
イップス治療は科学的根拠のある治療法が確立されていないため様々な情報が存在しています。
①技術的に改善を目指そうとする専門家
②身体面から改善を目指す専門家
③メンタル面から改善を目指す専門家
①は、レッスンプロやイップス克服経験者に多いです。
②は、整体師、接骨院、トレーナー、カイロプラクターに多いです。
③は、コーチ、カウンセラーに多いです。
私は、②と③から改善を目指す専門家です。
①も何かを掴めれば時間と共に改善していくとは思いますが、技術面がドライバーイップス の原因であれば練習場でもプライベートラウンドでもイップスが起こるはずです。
イップスは出る時もあれば出ない時もある。
特に練習場では出ない人が多いです。
これが何を意味するかというと「技術は関係ない」という事です。
イップスになる人は技術的に優れている人が多いので尚更とも言えます。
②は身体の動きなどから「○○が動いていないから○○ができずイップスになってしまう」と説明する人には注意が必要です。
その説明を聞くと納得してしまい、その動きが出来るようになればイップスは出なくなると思い込んでしまいませんか?
しかし、○○の動きが悪くても練習場ではイップスは出ていませんよね!
つまり、その説明は間違っているという事です。
私も以前は同じ様な施術と説明をしてきました。
しかし、イップスに限らず痛みが消えたり、改善していく人に、可動域(動き)は関係ありません。
ですから私は現在、アクティベータメソッドというカイロプラクティックテクニックを用いて、あなたの身体にどこを治療すれば良いか訊く方法を取っています。
神経系の反応をあなたの身体に訊いて調整を行なっていきます。
「どこが悪いから・・・」と言った説明はしない様にしています。
余計な情報を与えず素直に調整していけば、健全な状態をご自身で作っていってくれます。
その身体の状態を作りつつ、③のメンタル面のドライバーイップス に関係する脳の誤作動記憶を調整していきます。
これもあなたの身体の反応で訊いていきます。
チャートと質問、イメージなどを使って検査していきます。
ドライバーイップス をイメージしてもらい陽性反応を示したら、それに関係する無意識の心の状態を検査していきます。
例
「視覚:同伴者」で陽性反応。
「同伴者にドライバーを打つところを見られている」イメージをしてもらい検査します。
陽性反応を示せば、この視覚情報がドライバーイップス の誤作動スイッチになっているということです。
そこに他の何かが関係していれば組み合わせを検査していきます。
「羞恥心」が陽性反応を示した場合。
「同伴者にドライバーを打つところを見られている」場面での「羞恥心」を探索してもらいます。
「イップス症状が出るのを見られるのが恥ずかしい」
「フォームを指摘されたら恥ずかしい」
など「恥ずかしい」「恥である」と思う様な自分を探索してもらい検査をします。
「イップス症状が出るのを見られるのが恥ずかしい」が陽性反応を示したとしたら、
「同伴者にドライバーを打つところを見られている場面でイップス症状が出るのを見られるのが恥ずかしい」という自分をイメージしてもらい調整をしていきます。
このようにして、メンタル面という無意識の心の状態を検査して、ドライバーイップス の原因を調整していきます。
あなた自身の身体を使って原因を探していくので、原因が腑に落ちやすいと思います。
腑に落ちたという人の方が早期に改善している傾向があります。
私達の身体の90%以上は無意識にコントロールされていますので、意識で治そうと頑張っても治りにくいのです。
当院のような医学的、脳科学的に心と身体の両面からドライバーイップス をみていく施術に興味がある方はお気軽にご相談ください。