ソフトテニスで県内でも上位の社会人選手が12月末に来院されました。
症状は、テニスをしている時に今までできたことが出来なくなってしまったそうです。
症状①フォアを打つ時の感覚がわからなくなってしまった
症状②フォアを打つ時のステップがわからなくなってしまった
この2つに悩み相談に来られました。
このクライアント様は、1回の施術で大分改善したと喜びの声を2回目に持ってきて下さいました。
その症例をご覧下さい。
経歴
中学生から18年間ソフトテニスをやっていて、現在は社会人のクラブチームでダブルスをやっている。
大学生の時には、県大会で優勝したり、2位になったりと好成績を納め、県代表にも選ばれた経験を持つ。
イップス症状について
イップスは、大学4年生の時に初めて経験し、つらかったため卒後4年間テニスから離れたが、就職をきっかけに再開。
2018年にフォアでの右手首の感覚がなくなったり、右足を一歩出すのが遅くなったり、フットワークがわからなくなってしまった。
きっかけはわからず、フォームや練習、気づいたことを変更したりしてみたがイップス改善の効果はみられなかった。
イップス前は、テニスが楽しかったが、イップス後はやりたくない気持ちが強くなっている。大好きにテニスが嫌いになってしまうことが嫌。
今よりも少しでも良くなりたいと期待されている。
イップス施術について
まずは、イップス改善は何のためにしたいのかを確認しました。
答えは、改善したら過去以上の成績を出したい、そしてイップスで悩んでいる人にアドバイスできるようになって助けたいとのことでした。
過去以上の成績は、県大会優勝し、全国ベスト8以上を目指すことです。
イップスの施術には、脳の誤作動調整をしていきますが、そのなかでもメンタル系の調整は重要になるため、施術の理解をある程度して頂くために説明をさせて頂きました。
その後、身体全体の神経系の調整を行い、メンタル系の調整を行いました。
イップス改善のメンタル調整
陽性反応を示したのは、五感の聴覚でした。
詳細にしていくと、聴覚→自分の内的声→自分関係でした。
このキーワードで何か心当たりを確認すると、『自分はメンタルが弱い』と思いやすいということで陽性反応を示しました。
さらに、その背景をみていくと、『義務』が関係していました。
これは『練習に行かなければならない』という義務感が陽性反応を示しました。
さらに、その背景には『警戒心』がありました。
これらの陽性反応を調整し、誤作動が他になかったため1回目は終了しました。
クライアント自身が、これらの反応がイップスの症状と関係していることが腑に落ちたことが改善につながったと思います。
特に、楽しかったテニスの練習が義務になってしまっていることを知れたことが良かったとおっしゃっていました。
まとめ
この症例は、現在も継続治療中ですが、クライアント自身が1回目で大分楽になりテニスも自らしたくなって、人を集めてやったそうです。
心と身体の両面からアプローチし、脳の誤作動記憶になっているスイッチを探して『ONからOFFへ』切り替えていけばイップス症状も改善してくることが改めてわかった症例でした。期間も1回でここまで改善するのかと私が嬉しくなるような症例でした。
クライアント様も改善してイップスに悩んでいる人の助けになりたいと仰っていたので、この症例ブログをご覧になり、自分もイップスに悩んでいるけど治りたいと思ってくれる人が出てくることを楽しみにしています。
世間ではイップスは治りにくいとか、メンタルが弱いからとか言われるケースが多いようですが、イップスは脳の誤作動記憶のスイッチを切り替えれば改善していきます。
もし気になる方がいましたらご相談下さい。
クライアント様からの喜びの声
「Birthdayに来院しよう」と思った理由を教えて下さい。
施術後の感想やBirthdayについて感じたことを教えて下さい。
知人にBirthdayのことを伝えるとしたら?