【ジストニアとは?】イップスに悩む人へ解説します【身体が上手く動かせない】

【ジストニアとは?】イップスに悩む人へ解説します【身体が上手く動かせない】 イップス・ジストニア
スポーツやその他の場面で、身体が上手く動かせない、痙攣したり、固まってしまったりする

という悩みを抱えている人に向けて参考になると思うブログ記事を書いていきます。

 

もしかしたら、その身体の異常は、イップスかもしれません!

イップスは、ジストニアの一種です。

 

 

今回はこのジストニアについて解説していきたいと思います。

 

 

闇雲に練習をして苦しんでいたり、病院へ行っても色々言われて苦しんでいる人が、ジストニアについて知ることで、原因不明の身体の異常に対する対処の方法が変わってくると思います。

 

 

このブログ記事を書いている私は、整体・カイロ業界歴18年のカイロプラクターです。

現在は、心と身体の誤作動記憶に注目した施術を行なっています。

 

このブログ記事を読んで少しでも救われる人がいれば幸いです。

 

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ジストニアって何?

ジストニアとは?

 

ジストニアは、1911年にドイツの医師Oppenheim氏によって提唱された用語です。

 

ジストニアは、「反復性・捻転性の持続する一定のパターンを持った筋収縮により特定の姿勢や動作が障害される病態」です。

 

 

大脳基底核・視床・大脳皮質・脳幹・小脳などの

身体を動かす命令をする脳の働きが異常になることで、

無意識に自分たちが行なっている動きや姿勢、腕の位置に異常が生じて、

異常な運動をしてしまうのがジストニアです。

 

 

それは、全身に生じる場合もあれば、部分的に生じる場合もあります。

 

 

さらに、原因不明に起こる場合何かの病気が原因で起こる場合遺伝性に起こる場合があります。

 

 

原因不明のジストニアは、特定の病気が関係して脳に異常が起こっているわけではないジストニアということです。

ジストニアは、病気や遺伝、薬剤が関係していると考えられていますが、実際のところは不明な点が多いとされています。

 

一定の動作で仕事をしたりすることが原因になることやストレスが原因となることもあります。

当院の施術で改善の可能性があるのは原因不明のジストニアです。

 

 

病気や遺伝が原因のジストニアは、二次性ジストニアと呼ばれます。

脳性麻痺、脳血管障害、脳炎、先天性代謝異常などによるものや、抗精神薬などの薬が原因となる薬剤性ジストニアがあります。

遺伝性は、遺伝子異常によって起こるといわれていますが、一般的な親から子への遺伝性とは異なるようです。

ジストニアの症状について

ジストニアの症状は、身体の一部分に現れたり全身に現れたり複数箇所に現れたり様々です。

症状の出現する範囲による分類があります。

局所性ジストニア:身体の一部位にのみ症状が現れる。

分節性ジストニア:2ヶ所以上の隣り合う部位で症状が現れる。

全身性ジストニア:下肢と体幹で症状が起こる。

多巣性ジストニア:隣接しない複数部位で症状が現れる。

片側性ジストニア:同じ側の上肢と下肢で症状が現れる。

 

ジストニアの症状例を解説していきます。

 

痙性斜頸(けいせいしゃけい)

自分が意図していないのに首が勝手に曲がったり、捻れてしまうジストニアです。

首が上を向いてしまったり、下に向いてしまったり、左右に捻れたり、傾いたりと人によってパターンは様々ですが、本人にはパターンがあります。

どういうことか説明すると、

首が左に向いてしまう人であれば、いつも左に向く症状パターンであって、日によって上を向いてしまうパターンが出るわけではないということです。

眼瞼痙攣(がんけんけいれん)

目の周りの筋肉の運動障害により、目が広がらずまぶたが下がってしまうことが主な症状です。

自分で瞬きを繰り返してみて、目が開きにくいことがあればジストニアの可能性を疑います。

書痙(しょけい)

字を書くときなどに必要な筋肉の運動障害というジストニアです。

症状例

書く時の姿勢がおかしくなる。

手や腕が硬直してしまう。

筆記具が持てなくなる。

筆が運べなくなる。

筆圧が弱くなってしまう。

喉頭ジストニア(こうとうジストニア)

喉の筋肉の運動異常によって、声が出なくなったり、かすれてしまったりします。

耳鼻咽喉科の医師でも喉頭ジストニアを十分認識していない場合があるため、精神科や心療内科へ回されてしまうことがあるそうです。

職業性ジストニア

イップスも職業性ジストニアと言われています。

職業性ジストニアは、職業特有の動作が脳の異常によりできなくなる運動障害を呈します。

職業性ジストニアは、スポーツ選手や音楽家、歌手、執筆業、接客業、アナウンサーなどで起こることがあります。

ジストニアの特徴

ジストニアには、以下の特徴的な現象があると言われています。

  1. 姿勢異常や運動パターンは患者ごとに同じであり、日によって姿勢や痛いところが違うということはない。
  2. ある動作をしようとするとジストニアの症状が出る。
  3. 感覚トリック。特定の感覚的な刺激によって症状が軽快することがある。
  4. 早朝効果。朝の起床時に症状が軽いことがある。
  5. ある動作を行う際、その動きに本来不必要な筋肉が勝手に動いてしまうことがある。
  6. 症状が、あるきっかけで急に増悪したり軽快することがある。

病院でのジストニア治療について

病院でのジストニア

ジストニアの症状が疑われた場合、脳神経外科、脳神経内科、小児神経内科などに受診をしてみて下さい。

ボツリヌス治療

内服薬治療

手術(定位脳手術)

バクロフェン髄注療法

これらがジストニアのタイプによって選択されます。

ボツリヌス治療とは。

痙性斜頸および眼瞼痙攣のジストニアで用いられる治療法です。

ボツリヌス毒素製剤をジストニアの異常姿勢、異常運動の原因となっている筋肉に注射します。

そうすることで、その筋肉に指令を出している神経に作用し、筋肉の硬直が無くなるという仕組みです。

的確な使用量、使用間隔が重要とされ、副作用には、効きすぎによる筋力低下、アレルギー反応が出ることがあると言われています。

当院のジストニアへの考え方

当院でのジストニア

当院では、原因不明のジストニアに対して施術を行なっています。

原因不明のジストニアは、つまりは病気や薬の後遺症によるジストニアではないジストニアです。

 

職業性ジストニアで来院するケースが多いですが、痙性斜頸や書痙、発声障害などでの相談もあります。

 

ジストニアは、上記したように大脳基底核、視床、大脳皮質、脳幹、小脳などの運動をコントロールする脳の機能異常によって起こると考えられています。

病院では、原因となる筋肉に対して注射をしたり、脳の手術をしたりしますが、

 

当院では、心と身体の両面から調整する療法を用いていジストニア(イップスなど)のサポートをしています。

伴性劣勢ジストニアパーキンソニズムはルーバック病とも呼ばれ、フィリピン人に多くみられる。この疾患でジストニアのみを示す発症早期の病理所見では大脳基底核の線条体の一部<ストリオソーム>に病変があることがわかっている。また、このストリオソームはストレスによって情動系(大脳辺縁系)からの入力を受けて基底核内でのドパミンの調節にか川ていることがわかってきている。従来、ジストニアはドパミンの相対的過剰によって起こると考えられており、ストレスとジストニアを結びつける機序が初めて解明されてきた。<省略>このように、ジストニアの発症機序の一つとして情動と運動を結ぶ神経メカニズムに異常をきたすことがわかってきている。ジストニアのすべて 梶龍兒

 

上記のことからジストニアにストレスが関係していることがわかります。

 

ストレスと一概に言っても何をストレスと感じているのか何がジストニア症状と結びついたストレスになっているのかが大切です。

 

ジストニアと条件付けされたストレスを記憶してしまっていることが、長引くジストニアの本質的原因と考え、施術を行っています。

条件付けについては今後の記事で解説していきます。

当院のジストニア施術について

当院では、ジストニアに対して、①身体から脳へ刺激を加えることで健全な神経系の状態を作っていきます。

そして、②ジストニアと条件付けされたストレスは何か、とクライアントの身体を検査道具として使い、身体の反応でみていきます。

条件付けされたストレスが何かということをクライアント自身が認知することで、条件付けが外れていきます。

 

①は、カイロプラクティックテクニックの一つであるアクティベータメソッドを用いて施術します。

AM下肢長検査と調整プロモーション動画-1

動画:アクティベータネットワークジャパン

アクティベータ治療

 

②は、「心身条件反射療法」を用いて施術します。

マッスルテストの検査画像です。

 

人間は、「心(脳)の内側」「神経、筋肉、関節などの外側」で構成されています。

そして、内側と外側は関係し合い、バランスが取れている状態は健全ですが、バランスを崩すと外側に症状が現れます。

さらに人間は、他人との関係性のなかで生活をしていますので、他人によって、自分の内側が影響を受け、結果として、外側に症状を呈することがあります。

これらの考えから当院では、ジストニア(イップス)でお悩みの人にもサポートができるのです。

 

まとめ

スポーツやその他の場面で、身体が上手く動かせず、痙攣したり、固まってしまったりという悩みを抱えている人のための記事を書きました。

ジストニアやイップスといった言葉を聞いたことがなくて、よく分からずに悩んでいる、病院へ行ったのに原因不明と言われ悩んでいる人は多くいます。

今回の記事では、「ジストニアとは?」を解説しつつ、当院でのサポートについて触れていきました。もしご自身の症状がジストニアのようであれば、まずは脳神経外科や脳神経内科を受診し、何か異常がないか検査してもらってみてください。

もし異常が見つからなければ、当院のような施術もありますので、ご相談ください。

現在のお悩みが早期に改善されることを願っています。

参考文献

ジストニアのすべて 梶龍兒

ジストニア診療ガイド2018

心身条件反射療法研究会「ジストニアとイップス」資料2018

生理学第2版 医歯薬出版株式会社