
野球をやっていて、
- キャッチャーからピッチャーへの返球ができなくなった
- キャッチボールをしていてボールを握っている感覚がわからなくなった
- リリースポイントがわからなくなった
と悩んでいる人はいませんか?
この記事では、
中学生キャッチャーの「ピッチャーへの返球イップス」「キャッチボールイップス」が2回の施術で改善した症例と本人が感想を書いて下さったので紹介します。
キャッチャーの返球イップスに悩んでいる人の参考になれば幸いです。
中学生の返球イップスが2回の施術で改善した症例
小学校2年生の頃から野球をクラブチームで始める。
6年生の時に県大会の優勝経験がある。
中学生では、進学した中学校の部活で野球をやっている。
ポジションはキャッチャー、右投げ、右打ち。
1年生にしてレギュラーを務めている。
親から気にしないで投げろと言われ試したが改善しなかったため、両親がインターネットで調べ当院に来院してくれた。
2回の施術で十分に投げられるようになったということ喜んで頂き、感想も書いて下さったので紹介していきます。
返球イップスの症状は?
返球イップスになったきっかけを振り返ってもらうと、野球部の顧問に1度返球がそれた時に「ちゃんと投げろ」と怒られたことから始まったそうです。
イップスの症状が出始めてからどんどんひどくなってきている。
何も考えないように投げようとしても駄目だった。
症状
ボールを握っている感覚がなくなりボールが手から離れない、コントロールがつかない、リリースポイントがわからない。
どんな時に起こるか
部活の顧問が見ている時
キャッチャーからピッチャーへ返球
ファーストからピッチャーへの返球
5~25m程度のキャッチボール
ポイント
部活以外の場面ではしっかり投げられる。
思い
部活に行くのが苦しくなり、野球が嫌いになってやめたくなってしまうと思い来院。
イップス治療の内容
ご本人の承諾を得て掲載しています。
改善回数には個人差があります。
初回の施術
身体全体の神経系のハード面調整をアクティベータメソッドで行いました。
次にソフト面調整を行いました。
反応した内容
【聴覚:自分の声外的:現在:野球練習中】が陽性反応を示したので心当たりを質問すると、自分で自分に言っている言葉があったのでそれを思い出してもらいながら検査をしたところ陽性反応を示しました。
さらに、それを深掘りしていくと【義務】が反応。
「ピッチャーにちゃんと返さなければならない」で反応。
さらに深掘りすると【警戒心】が反応。
「顧問に怒られ、試合で使ってもらえなくなることを警戒する」で反応。
これら一連の心の状態を把握してもらい調整を行いました。
次に、【忠誠心:返球の時】が反応。
何か返球の時に大切にしている考えがあるかと質問する、
「ピッチャーの胸に返さなければならない」ということを大切にしているようで陽性反応を示した。
それは何に従っている自分がいるのか質問すると、
「小学校時代の監督に言われたことを守っている」とのことで陽性反応を示した。
この心の状態を把握してもらい調整を行いました。
調整の後に、どうして「ピッチャーの胸に返さなければならないの?」と質問すると。
「ピッチャーの胸に返さなければピッチャーが疲れてしまう」と監督に言われたからそれを信じて守っているとのことでした。
これで初回の施術は終了しました。
2回目の施術(5日後)
来院して施術後の状態を聞くと、
「ちゃんと投げなければ」と思っているけど、なぜか身体は動いてくれてイップス症状が出なくなっているとのことでした。
2回目も神経系のハード面調整後、ソフト面調整を行ないました。
ソフト面の反応
【自分の声内的:2年前:野球】で反応。
2年前を思い出してもらい頭の中で言っている言葉が何かあるか質問すると、
「先輩が強くて勝っていたので、自分達も勝たなければ」といつも思っていたとのことでした。
それが陽性反応を示したため調整。
次に、【犠牲心:現在:野球】で反応。
「練習したいのにイップスだからサポートに回っている」とのことでした。
それが陽性反応を示したため調整。
2回目はこれで終了しました。
3回目の施術(7日後)
2回目以降の状態を聞くと、ほとんど問題なく投げられキャッチャーの練習もやっているとのことでした。
数値にすると8/10くらいとのことでした。
残りの2に関係する誤作動を検査していきました。
ハード面の反応はなかったためソフト面だけを調整。
ソフト面の反応
【恐怖:野球】が反応。
「また戻ってしまったらどうしよう」で陽性反応を示した。
もう一人の自分がこのように思っているようだが「何と声をかけてあげたい?」と質問すると、
「大丈夫だよ」と言ってあげるとのことでした。
これに身体は陽性反応を示さなかったので、両方の自分をイメージしてもらい調整を行なっていきました。
次に、【慈悲心:野球】が反応。
「チームメイトのファーストが自分と同じイップスなので気遣っている」で陽性反応したため調整を行なった。
以上で、全3回の調整が終了しました。
返球イップスが改善した中学生からの感想
1、来院前のお困りの症状は何でしたか?
野球で送球が安定しなくなってしまって、野球が楽しくなくなってしまった。
2、何回の施術でどのようになりましたか?
1~2回の施術だけで、頭の中で「しっかり投げなきゃ」という不安がある中でもしっかりと送球が出来るようになりました。
3、施術を受けた感想をお願い致します。
体の色々な部分を自分の気持ちに合わせて、メンテナンスして頂けたのでとても感謝しています。
たった数回の施術だけで、今まであれだけ悩んでいた送球を自信を持って出来るまでに回復しました。
4、他院ではなく当院を選んで頂いた理由は何ですか?
両親がインターネットで当院を知り、いっこくも治したかったので当院を選んだ。
まとめ
今回の中学生キャッチャーの返球イップスが2回の施術で改善した背景には、本人の素直さが関係していると思います。
素直だから監督に言われたことを信じ続けたり、怒られたことでスイッチが入ってしまいイップスになったのかもしれませんが、改善にもその素直さが功を奏したと思います。
今回選んで頂いた施術コースは「ソフト面調整Advanceコース」でしたので、本人も心の深い部分まで探索することを前提にしていたことも早期改善につながる要因だったと思います。
身体が反応した事柄に対して、自分の心を探索できる人ほど当院の施術効果は高まる傾向があります。
それがとてもスムースに出来た中学生でした。
比較的学生は素直な心を持っているためスムースなケースが多いため改善も早期と感じています。
また、学生の施術は両親のサポートも関係してきます。
特に当院には県外からの来院が多いため親の仕事で周期的な来院が出来ない学生がいます。
両親がどの程度サポートに関心があるかによって来院頻度に大きな影響を及ぼします。
集中治療期はなるべく子供のサポートに当てて下さると助かります。
今回は特別早くに改善がみられたので、本人だけでなく、ご両親も大変喜んで下さいました。
ご本人もしっかり感想を書いて下さったので次のイップスに悩む方の力にもなれたと思います。
私もとても嬉しかったです。
ご来院ありがとうございました。