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【おすすめ書籍】体の不調は脳がつくり、脳が治す

2019年01月21日

【おすすめ書籍】体の不調は脳がつくり、脳が治す

何か月も、何年も症状が慢性化し困っている人におすすめの1冊。

あなたの健康常識がかわる!

不快な慢性症状の本当の原因とは!

今まで語られなかった「心身相関」の仕組みを明かす

不快な症状の原因は?

さまざまな慢性症状の原因は「脳」にある。その視点から見るとストレスの捉え方も変わってくる。不快な症状と関係しているストレスは、本人も意識していないもの、たとえば「喜び」といった感情も、体の不調と関係していることが意外と多いのである。そのストレスを突き止め、体に適当な刺激を加えれば、不快な症状と結びついていた脳の回路が正常化され、あとは脳が自然にその症状を治してくれるのだ。(まえがきより)

著者について

鍼灸師、柔道整復師、カイロプラクター、コーチの資格を持つ。

カイロプラクティックテクニックの1つであるアクティベータメソッドの日本地区ディレクターとして治療家へのセミナー、国際コーチ養成トレーナーとして養成講座を精力的に開催している。

著書に出てくる「PCRT療法」(心身条件反射療法)の開発者。

要約

人間は、治る力を持っている。風邪を引いたときに病院へ行かなくても治ってしまうあれである。ある症状や病気の治りが悪い場合は、治る力が十分に発揮されていないことになる。慢性症状が治りにくいのも治る力が何らかの原因でブロックされてしまっているからと著者は考える。

そのブロックしている原因が「脳」にある。

脳には、全身に張り巡らされた神経のネットワークを通じて、身体の各部分から情報が送られてきて、その情報に合わせて関係する各器官に指令を送り、生体維持に必要な作業を行わせている。

その脳に誤作動が起こり、条件反射的に痛みや不快な症状と結びついて学習記憶してしまった結果が慢性症状の実態と考えている。

 

脳の誤作動の説明、心と身体の関係性の説明、PCRT開発の経緯、イップス、アレルギー、顎関節症の治療について、自分でできるPCRT療法といった内容が書かれている。

おすすめポイント

慢性症状の原因が「脳の誤作動」にあると仮説をたて、臨床現場で研究してきた著者の説明は納得のいくことばかりです。

現在では、整形外科分野の腰痛も「ストレス」が関係していることをガイドラインに掲載するようにもなってきています。

著者の仮説に科学が追いついてきたといったところです。

この本に出会うまで、私は症状の原因は人間の構造にあると思い込んでいました。そして、臨床現場での悩み、より成長するためにはという思いを解決してくれたのがこの本でした。PCRT療法を学び始め、現在ではイップスや慢性症状に悩む方、人生に悩む方もサポートできるようになりました。

慢性症状や原因不明の症状に悩まされている人の助けになる内容であるのはもちろんのこと、現在、症状の原因は身体の構造にあると考えている治療家や医師、その他医療関係者が読んでためになる内容です。