
こんにちは。
栃木県佐野市整体院のバースデーカイロプラクティック篠崎です。
昔から今もなお言われ続けている骨盤のゆがみ
腰痛の原因だなんて時代遅れって知っていました?
骨盤のゆがみ原因説
整体、カイロプラクティック、その他民間療法の間では、腰痛の原因は「骨盤のゆがみ」であると主張する人が大勢います。
実は、私も10数年間カイロプラクティックを学んできたので、「骨盤がゆがんでいるから○○に負担がきて○○がこうなって腰痛になっている」なんて説明をしてきました。
骨盤のゆがみ、背骨のゆがみが、
症状の根本原因だと本気で思い込んでいました。
しかし、それは間違えだとわかりました。
自然を考えればわかること
体のゆがみに原因を求めていた私はさらに、
骨盤がゆがむのは、筋肉が緊張したり硬くなっているからだ!と考え
「よーし!筋肉をモミモミ押し押ししてゆるめてやれ~」なんて一生懸命頑張っていました。
日本は、マッサージ文化だからモミモミしていると楽になったーって言って頂けて調子が良い人もいましたし、売上も良かったです。
しかし、それは対症療法にしか過ぎず根本療法でも何でもなかったのです。
だから、また次に来院されるときには、調子が悪いところを持ってきていました。
症状の原因を身体のゆがみや構造に求める考えを「機械論」といいますが、私はこの「機械論」から「有機論」へ考えをシフトさせました。
すると、自然の法則を考えるようになりました。
そして、
自然界にゆがんでいない物は1つもないことに気づかされました。
この広い自然界に左右対称のもの、真っ直ぐなものは1つもないのです。
骨盤のゆがみは腰痛に関係ない
21〜50歳の12ヶ月未満の腰痛患者144名と健常者138名を対象に、骨盤の対称性と腰痛の関係を調べた研究があります。この研究の結果、骨盤の非対称性と腰痛が関係がないことがわかりました。
腰痛の新常識
このブログでも何度も言っていますが、腰痛に対する常識は変わってきています。
骨盤のゆがみ、背骨のゆがみ、安静、牽引、足の長さ、コルセットなど世間で言われていることの多くが、現在は腰痛と関係ない、腰痛改善に有効とは言えないということが言われてきています。
世界各国の腰痛ガイドラインでは、腰痛を生物・心理・社会的疼痛症候群として捉えると発表されています。
脳の誤作動記憶が腰痛を救う
当院のコンセプトの「脳の誤作動記憶」は、身体のほとんどをコントロールする神経系からメンタル系、エネルギー系の誤作動まで検査し調整していきます。
つまり、腰痛ガイドラインの「生物・心理・社会的要因」すべてをふまえたコンセプトの施術療法を提供しています。
まとめ
日本の整体業界では、骨盤のゆがみ、背骨のゆがみを腰痛の根本原因と考えている施術家がとても多いです。
しかし、世界に目を向けるとそのような施術コンセプトは古い間違ったものだということが、研究結果からも証明されています。
世界の腰痛診療は、「生物・心理・社会的疼痛症候群」として腰痛を捉えています。
当院で用いる施術は、この生物・心理・社会的要因すべてを網羅する施術ですので、お困りの方はご相談下さい。
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