日頃から腰が痛くて悩んでいる。
長年腰痛に悩んでいる。
そろそろ腰痛改善を本気で考えている。
このような方へ向けて、もし腰痛で病院に行ったらどのようなことをされるのかを解説していきます。
私は、世界基準のカイロプラクティック教育をクリアしたカイロプラクターです。
日本では未だ法整備ができていないため誰でもカイロプラクティックの看板が掲げられますが、世界基準のカイロプラクティック教育では、危険な腰痛と施術して大丈夫な腰痛の違いを学びます。
この記事を読み病院に行くべきなのかの判断材料にして頂けたら幸いです。
あなたの腰痛が改善されることを願っております。
Contents
腰痛で病院をお探しの方へ!【腰痛は病院で治るのか?】
・病院へ行くべき腰痛とは
・病院へ行くと何をされるのか
・病院で腰痛は治るのか?
病院へ行くべき腰痛とは
腰痛で病院行こうか悩んでいる人は多いと思います。
このくらいなら病院なんて行く必要ないでしょ!と思っている人もいると思います。
病院へ行くべき腰痛を挙げていきます。
- どこかにぶつけたり、転倒したりと怪我につながる心当たりがある腰痛
- 睡眠中に腰痛で目が覚める腰痛
- 腰痛とともに他の症状が一緒にある場合
- 痛みが軽減したり増悪したりしない腰痛
- 今までに経験したことがない腰痛
このような腰痛の場合は病院を受診することをおすすめします。
怪我につながる心当たりがある腰痛
ぶつけたり、転倒した結果、腰痛につながっている場合は、骨折や筋挫傷、捻挫などの可能性があります。
怪我をしている場合、病院で検査をして適切な処置が必要です。
睡眠中に腰痛で目が覚める腰痛
このケースの腰痛は、内臓の問題や病気が隠れている場合が考えられます。
病院で検査をしてもらいましょう。
腰痛とともに他の症状が一緒にある場合
これは一般の人が判断するのは難しいかもしれません。
腰の痛みとともに拍動を感じる。
腰痛とともに小便や大便がコントロールできなくなる。
腰痛とともに体重の減少がみられる。
このような感じで腰痛以外にも症状を伴う場合です。
しかし、腰痛とともに肩こりもある。
これはそんなに心配する必要はありません。
痛みが軽減したり増悪したりしない腰痛
これも内臓の問題、病気が関係している可能性がある腰痛です。
腰痛のほとんどが、筋肉、関節で起こっている痛みです。
つまり、筋肉を使ったり、関節に負荷がかかったりと身体を動かせば痛みが出現し、安静にしている分には腰痛が出現しないことがほとんどです。
病気が関係している場合、動いてもさほど痛みの増減がなくジクジク痛んだり、シクシク痛んだりとずっとつらい状態が続く腰痛の場合があります。
早期に病院へ行って検査してもらうと良いでしょう。
今までに経験したことがない腰痛
初めてのぎっくり腰は今までに経験したことがない腰痛かもしれませんが、さほど心配は入りません。
しかし、そのぎっくり腰の中でも危険な腰痛が潜んでいます。
まずは病院へ行って検査をすると良いでしょう。
問題なければ安心が得られるはずです。
病院へ行くと何をされるのか
病院へ行く前に大体の流れを知っておくと安心できると思いますので解説していきます。
まず腰痛は何科を受診するのでしょうか?
答えは整形外科です。
整形外科での流れ
1、問診表の記入
自分の腰痛についてと個人情報の記入を行います。
書くのが面倒だから適当に書いたり、
心配してもらいたいから大げさに書いたりすると、
医師の診断の邪魔になりますのでありのまま、わかる範囲で書きましょう。
2、問診
診察室に入り整形外科医から腰痛について質問があります。
問診表を参考に質問をしてきます。
問診で90%の診断がつけられると言われています。
自分の状態をしっかり話しましょう。
3、検査
視診、聴診、触診、動的検査、画像検査などが行われます。
まずは、痛みのある部位を視ます。
腫れていたり、赤くなっていたり、皮膚異常が無いかなどをみます。
次に、聴診をする場合があります。
異常な拍動音がしたり、内臓の異常をみつけるために行います。
触診は、熱感が無いか、腫れがないか、触って痛いか、叩いて痛いかなどをみます。
触って痛い場合は、触診する場所、深さ、痛みの度合いなどが診断の参考になります。
また、叩くことで骨折の有無もわかったりします。
動的検査は、身体を動かしながら検査をします。
患者さん自身が身体を動かす検査もありますし、
医師が患者さんの身体を動かして検査する場合もあります。
画像検査
まず初回にされるのがレントゲン検査です。
骨に異常がないかを診ることがメインです。
内臓の状態も少し分かりますが、MRIよりは精度が下がります。
MRIは、椎間板の状態や神経の状態、内臓の状態が分かります。
ヘルニアや腫瘍などが検査でみつかります。
他にも、エコー検査やCT検査など医師の方針で様々行われます。
4、診断
1〜3の結果を医師が診断します。
そして治療計画が建てられます。
5、処方
診断の結果、薬や湿布、運動療法などが処方されます。
もし初回で重篤な問題や他の科での診察が必要となれば紹介状が出される場合があります。
薬は、痛みを抑える薬、神経に栄養を与える薬、筋肉の緊張を和らげる薬などが出されます。
運動療法は、家でできる運動を指導されたり、病院で行ったりします。
これらの処方をもとに経過をみていき、経過が思わしくなければ最終的には手術の選択がされるかもしれません。
最新の腰痛治療を行なっている病院であれば、
腰痛の原因と考えられている「生物・心理・社会的要因」を考慮してアプローチしてくれると思います。
病院で腰痛は治るのか?
ほとんどの整形外科は、腰痛の原因を身体の構造異常と考えています。
そのため、3カ月以上続くような腰痛に悩まされている場合は治りにくいかもしれません。
上記した「生物・心理・社会的要因」を考慮してアプローチしてくれる病院であれば改善する可能性はあります。
病気が関係している腰痛、ぎっくり腰のような腰痛は、病院で治る・・・というよりも病院に行った方が良い腰痛です。
病気が関係している腰痛は当然ですが、ぎっくり腰で病院を勧める理由は、
巷には施術して危険か危険でないかを判断してから施術をするお店が少ないからです。
本当に信頼できるお店があるならば、ぎっくり腰でもカイロプラクティックや整体に行っても良いと思います。
信頼できるといっても治してくれるとか腕が良いとかではなく、
危険を判断してくれるかどうかが重要です。
そんなお店知らないという人がほとんどだと思いますので、
まずは病院に行くことをお勧めします。
そして、特に病気も危険もないとわかれば、安心して病院以外の施術を受けることができると思います。
動けないほどのぎっくり腰であれば、痛み止めを1〜2日は飲んでも良いかもしれません。
まとめ
腰痛で病院をお探しの方へと題して解説してみました。
腰痛で病院を探しているということは、もう何ヶ月も何年も悩まれているのかもしれません。
慢性化した腰痛は、整形外科に行っても治りにくい可能性が高いです。
痛み止めや湿布は、痛みの部位に原因がある時に効果を発揮するかもしれません。
しかし、慢性化した腰痛の原因は、痛みの部位にはないのです。
このような最新の腰痛ガイドラインに沿って治療をしてくれる病院を是非探してみてください。
少しずつ広がってきていると言われています。
とはいえ、腰痛をなめていると本当に病気が関係した危険な腰痛もあるので注意が必要です。
このブログで病院で腰痛診察をした場合の流れがなんとなくわかって頂けたら幸いです。
あなたの腰痛が改善していくことを願っております。