
監修:WHO国際基準カイロプラクター 篠崎大輔
Bachelor of Chiropractic Science(B.C.Sc.)
カイロプラクティック理学士
Contents
慢性腰痛
・3ヶ月以上、腰痛に悩まされている
・腰痛が良い時と悪い時を長期的に繰り返している
このように繰り返し、3ヶ月以上腰痛に悩まされている状態を慢性腰痛と言います。
慢性腰痛治療
バースデーカイロプラクティックでは、脳と身体の誤作動信号(ストレス信号)の記憶を健全にする治療をします。
簡単に言うと、脳と身体が腰痛になるパターンを記憶しているので、そのパターンを腰痛にならないパターンに切り替える治療です。
私たち人間の身体は、外界の情報を五感を通して脳へ入力し、自動的に処理をし、脳から身体に命令の信号を出した結果、筋肉、関節が働き動いています。
まずは、身体に張り巡らされた神経系の信号を健全にする治療を行います。
そして、慢性腰痛には重要な「脳の誤作動記憶」を治療していきます。
脳の誤作動記憶
慢性腰痛は、筋肉関節の機能障害だけではなく、脳の記憶と関係してしまうため長引いてしまいます。
脳の誤作動記憶は、脳の無意識の記憶、思考の癖、思考パターンが関係し、腰痛と結びつき記憶している状態です。
無意識の記憶、思考の癖、思考パターンは、自己ルールとも言えます。
自分のルールが腰痛と関係して、症状の長期化をおこさせているのです。
慢性腰痛の間違え
慢性腰痛は、腰には炎症を起こすような傷はありません。
筋肉、関節に負荷が掛かると神経が過敏のため、それを「痛み」と脳に伝えてしまったり、負荷が掛かる前に「脳で」「これは痛い動きだ」「私は腰痛持ちだからこんな動作すると痛むに違いない」と恐怖を感じ、脳で「痛み」を起こし、動作をそれ以上実行しないように防御します。
整形外科の最新腰痛治療でも「今までの常識が非常識になってきている」と言われています。
昔は、背骨・骨盤のゆがみ、不良姿勢、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症が慢性腰痛の原因かのように言われていました。
しかし、現在は、
⚫︎ 背骨・骨盤のゆがみは誰にでもあるから慢性腰痛には関係ない
⚫︎ 姿勢は、綺麗な姿勢はあっても正しい姿勢はない。姿勢と慢性腰痛の関係性はない
⚫︎ ヘルニア、狭窄症は、ほんの一部の人しか症状にならない
また、腰痛になったら、痛みがあったら、「安静にしなさい」と言われてきました。
しかし、現在は、痛みがつらくない範囲で動きなさいと言われています。動いた方が改善しやすいのです。
ヘルニアを恐れない!
引用:クローズアップ現代
引用:腰痛治療革命
当院に来院される慢性腰痛患者の90%以上が「ヘルニアなんで」と言います。
上記したように現在の常識では、「ヘルニアは腰痛の原因ではありません」、ヘルニアは健全な成人の76%が持っている経年変化です。
ヘルニアによる痛みは、ほんの一部の人だけです。
ヘルニアによる症状は「坐骨神経痛」です(「坐骨神経痛治療」の詳細はこちら)。
ヘルニアは「飛び出す」という意味です。腰部椎間板が飛び出したのが腰椎椎間板ヘルニアです。
飛び出したヘルニアは、体内にいる掃除屋「マクロファージ」が食べてくれると言われています。
そのため、9割が自然に消失します(上記写真参照)
慢性腰痛改善の鍵は「認知」
慢性腰痛の本質的な原因は、脳の誤作動記憶です。
どんな脳の誤作動、つまり自分のルールが腰痛と関係しているのかを紐解き、認知することが改善のポイントです。
私たちは、日頃から様々な情報をインプットしています。知らず知らずに入力された情報により思い込みが作られていきます。
医師や施術者に言われたこと、テレビやインターネットで言っていたこと、友人や知人が言っていたことなどを、言葉を判断するリテラシーがないと人は信じてしまいます。
特に、医師やテレビでやっていると無条件で信じてしまいがちです。そして、自分のルールへとなっていきます。
「負担をかけずに安静にしなければ」というルールに対して、「これは負担になるかな?」「この体勢は負担かな?」「家で横になって他方がいいかな?」「動いちゃダメだよな」など不安になります。
この一連の信号がストレス信号となり身体を誤作動させ、身体の機能を低下させ、腰痛になります。
さらに、これらを記憶してしまうため腰痛は慢性化してしまいます。
このような記憶を紐解き、認知することで、ストレス信号は健全な信号へと勝手に切り替わり、身体が健全に働くようになるため慢性腰痛は改善していきます。
慢性腰痛治療「3ステップ」
2、あなたの慢性腰痛の構造を知る
3、心と身体の信号を健全な信号に上書きする
1、当院の慢性腰痛治療を正しく理解する
・慢性腰痛は脳の身体の誤作動記憶が原因
・誤作動パターンを健全パターンに切り替えることで治る。
・誤作動には、自己ルールが関係する。
・症状は結果、本質的な原因を探す
・あなたは治る力を持っている
2、あなたの慢性腰痛の構造を知る
・どんな「自己ルール」が原因となっているのかを探します
・思考の癖、思考パターン、記憶、感情、価値観、信念を紐解きます。
3、心と身体の信号を健全な信号に上書きする
心(脳)と身体の両方の「誤作動信号」を「身体に聞く検査」で探し「調整」します。
身体に聞く検査
①マッスルテスト:力が入るか弱化するかで反応を検査
②レッグテスト:足が揃うかズレるかで反応を検査
③脚長差:足が揃うかズレるかで反応を検査
身体の誤作動信号調整
身体全体に張り巡らされた神経系をアクティベータメソッドで調整することから始めます。
心(脳)の誤作動信号調整
PCRT(心身条件反射療法)で、チャートを使用しながら自分のルールを探しストレス信号を健全な信号に切り替えていきます。
健全な状態を脳と身体に「再学習」させます。
脳には「可塑性(かそせい)」という再学習能力が備わっていますので、元々できていた動きが当たり前にできるように勝手に変化していきます。
施術計画が重要
慢性腰痛改善には「計画性」が大切です。
通院を強制することはありませんが、改善するために通院は必須です。
繰り返し施術をして良い状態を脳と身体に学習させるためです。
今まで悩んでいきた慢性腰痛を一緒に治していきましょう!