
61歳 女性 10年来の慢性腰痛と頭痛に悩み来院
問診
10年前から腰痛がある状態で、現在は朝起き上がり、寝返り、長時間の立位、重いものを持ち上げる時に腰痛が出るとのこと。娘さんが以前に来院されていて頭痛が改善したため紹介され来院。
慢性腰痛の他に、頭痛でも悩みがあり、薬を飲んだりしていて、頭痛が出ると涙も出てくるとのこと。
検査・施術
1回目
当院の方針と施術方法の説明を十分に行いご理解を頂いてから検査・施術に入りました。
目安検査:症状部位触る(腰部、左側頭部)、症状イメージ(腰痛、頭痛)
ハード面
アクティベータメソッド(AM)で神経系調整
ソフト面
信念:執着心:家族関係:3番目の娘:結婚して愚痴をラインで送ってくるのが嫌、ライン読むと吐き気がしてくるで反応。調整。
2回目(1週間後)
経過:腰痛は1回の施術でほとんど出なくなった。頭痛は、昨日出たけど薬飲んで治った。
目安検査:右腰方形筋、症状部位触る、症状イメージ
ハード面
AM調整
ソフト面
信念:同情心:職場の人と同じ悩みで共感するで反応、調整。
信念:慈悲心:娘にはやってあげられることはやってあげたいで反応、調整。
3回目(1週間後)
経過:腰痛は変わらず調子が良く、仕事へ行くのも嫌じゃなくなった。仕事へ行くのは特に嫌な理由はなかったけど何となく行くのが嫌だったけど大丈夫になった。頭痛も出ていない。
目安:右股関節回旋、右上肢挙上、第3チャクラ、腰部伸展
ハード面
AM調整
ソフト面
信念:信仰心:自分関係:言いたいことは言うで反応、調整。
信念:同情心:自分関係:旦那はゴルフばっかり行っていて私は何もしていなくてかわいそうで反応、調整。
4回目(2週間後)
経過:腰痛、頭痛ともに出ていない。
目安:右上肢挙上、胸郭伸展、頚部右回旋、屈曲
ハード面
AM調整
ソフト面
感情:保護:娘として:親からかわいがられていたで反応、調整。
感情:拘束:自分自身:過去:やりたいことを我慢していたで反応、調整。今は来院して以降開放してすきなことをやっている。
まとめ
この症例クライアントさんは、初回の施術で症状が改善したことに大変驚かれていました。特に、ソフト面で反応した「娘からの連絡がある=愚痴を聞かされる」という反応が関係しているとわかったときにはとても驚かれたようで、その内容は吐き気がするくらい嫌だったそうです。それを調整すると、初回からすっきりされた表情でお帰りになられていました。2回目は、慈悲心が反応し、自分の中にある娘へのやってあげたい信念に気が付かれ、前回の反応とのお話を少しさせて頂いたところ腑に落ちたようでさらにスッキリされていました。
4回目来院時には、今まで我慢していたけど好きなことをするようになって調子もさらに良くなっていると喜んで頂きました。
今回の症例では、現在の悩みから過去の親からの愛情(保護)へ来院するごとに深堀りして反応が示されました。親から受けた愛情が信念を作り、その信念が娘に対して母としての信念となっていたが、愚痴は聞きたくなかったようです。やってあげられることはやってあげたいけれど、愚痴は聞きたくないというご自身の中での不一致が身体へ影響しているという反応でした。また、ご主人との関係でも我慢していることがあったようで、すべてを開放し、ご自身の意識と無意識を一致させることで慢性化してしまった腰痛も早期に改善しました。
10年前から続く腰痛だと10年前を解決しないと改善しないように思われますが、現在の脳の誤作動記憶を調整していくことで十分にその効果は得られるということです。今の自分が、過去を、現在を、未来をどう捉えているのか認識することで治癒力は高まり、症状を改善させる力が発揮されるのだろう