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佐野市 ハムストリング肉離れ後の改善が思わしくない陸上選手 症例報告

2018年06月14日

佐野市 ハムストリング肉離れ後の改善が思わしくない陸上選手 症例報告

17歳 高校生 陸上 ハムストリング肉離れのため来院

問診

2週間前に練習中に足をついた時に左ハムストリングに痛みが出たため、接骨院を受診、肉離れと言われたそうです。超音波とマッサージで改善傾向にあったが、2~3日前に練習中に再度痛みが出現し接骨院にて肉離れが開いたと言われたため、11日後に大きな大会があるため出場したいため来院されました。

 

【検査・治療】

初回

身体全体が緊張しており筋肉も柔軟性低下あり。

圧痛は若干あり。

ジャンプで違和感あり。

筋力検査:左大腿直筋、左右腰方形筋、右大殿筋の筋力低下、左右股関節回旋時に誤作動反応陽性

 

施術

アクティベータメソッド:ベーシックプロトコール、その後下肢のアドバンス調整実施

PCRT:ハード面:左下肢抑制系調整

 

施術後

圧痛がなくなり、ジャンプ時の違和感がなくなった。

目安となる筋力検査もすべて陰性となり神経系のバランスが調整された。

 

2回目(3日後来院)

現在の練習では、痛みなく走れているとのことでした。そのため、今日から通常の練習メニューに戻すとのことでした。

来院時の痛み誘発はなし

筋肉柔軟性低下あり。

目安検査:筋力検査:

左股関節回旋時陽性

頚部屈曲時陽性

 

施術

アクティベータメソッド:ベーシックプロトコール実施、その後下肢アドバンス調整

 

目安検査が全て陰性になったため終了。

 

その後の経過を酸素カプセルに入りに来院されたときに確認すると、痛みなく通常練習をされているとのことで、大会にも出られそうと喜んでいた。

 

【ポイント】

今回の症例では、肉離れと接骨院で言われ思うような回復をされていなかったため、どんな方法ででもいいから改善したいという期待で来院されました。酸素カプセルも併用しました。

 

当院では、肉離れをしている筋肉を治すという目的ではなく、肉離れをしてしまうような身体だということを認識してもらい、その状態を改善するように施術する事を伝え施術していきました。

筋力はしっかりしているし、練習も多くされているため、筋肉がパンパンに張っていることは誰が触ってもわかる状態でした。

しかし、いざ神経の検査をし筋肉が働けているかを検査していくと、大きく、力強そうな筋肉にも関わらず全く力が入らない筋肉がありました。

左大腿直筋の筋力低下、右大殿筋の筋力低下が上手く働かず、股関節に刺激を入れても身体が誤作動している状態でした。筋力低下があるということは、他の筋肉が頑張ってくれないと走ることができません。

そのため、練習中に負担になった左ハムストリングは故障してしまったという仮設が立てられます。左も右もどちらがなってもおかしくない状態でした。

神経系の調整をしていくと、すぐに身体のバランスは取れるようになり、違和感のあった動作も違和感がなくなりました。

短期間で2回の施術でしたが、違和感もなくなり大会に出られそうと言えるまでに改善しました。

 

症状部位が原因部位と考えられがちですが、症状につながってしまう原因、本症例では左ハムストリングに負荷がかかりすぎてしまう原因を調整なければ走った時に再発していまいます。

身体のほとんどをコントロールするのは神経系です。神経系のバランスを調整し、本来の機能を取り戻して行けば自然と症状は起こらなくなります。

痛みが出てからケアをするのではなく、陸上での目標につながるように身体のケアをしていってもらいたいと思います。本人も当然ですが、指導者、保護者の皆様にもそのことを知らなければならないと私は思っています。

今後の調整にカイロプラクティックを利用して頂ければ幸いです。

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