
76歳 女性 3年間毎日続いた腰痛が改善した症例
【問診】
3年前に急性腰痛いわゆるぎっくり腰になって以来、腰痛が続いていて整形外科に通っているが痛み止めだけで改善は全くみられない。
数分動くと痛み出すため横になり痛みが引くのを待つ、この繰り返しで食事もできなくなっている。腰痛が続きすぎて人生このまま終わりでいいと言ってしまう程つらい状態でした。
既往歴:関節リウマチ。左膝関節人工関節、手指手術歴あり。現在は薬で落ち着いているとのこと。糖尿病、高血圧。
【治療】
1回目
アクティベータメソッドで神経系の調整をおこなう。
うつ伏せに寝ている時は腰痛は感じないとのことだが、寝返りや起き上がりは緩慢であった。痛みはなさそうにみえた。治療後、歩き出すと痛いとのこと。
7回を1クールとして目標にしてもらいました。
2回目
アクティベータメソッドで神経系の調整。
痛みの変化はないようだったので、身体全体にリラクゼーションをおこないながら、コーチング技法を用いた会話で思考の変化を試みた。
リラクゼーションに対しては気持ち良いと心地よさそうであった。
私との会話ではあまりポジティブ発言は起こらず、初来院時同様、もうこのまま腰痛は治らず一生を終えるといった発言をされていた。
3回目
継続的にアクティベータメソッド、リラクゼーションと会話の治療をおこなった。
好きなことや旅行の話などをしてくれるようになった。
好きなことは植木や花にお水をやったりすることだが、今はこぼしてしまったり、時間がかかるので旦那さんがやってくれてしまうと残念そうに言っていた。
4~6回目
継続治療。
好きなお花のことや旅行に行った話を詳しく話してくれるようになった。
6回目終了時点でも腰痛はあるようでした。最初に目標にした7回の治療を集中治療は終わりにするとのことでした。
7回目
継続治療。
3日に1回の集中治療は終了し、1週間に1回に切り替えました。
痛みが完全に無くなったわけではないので心配ではあった。
8回目
来院時から元気そうで、靴をはくのが億劫ではなくなったと言っていた。
継続治療。
寝返りや起き上がりがスムーズであった。
9回目
大分痛みが減少したようで、お花に水をあげられるようになったとのこと。
突然の改善に私も驚きました。
継続治療。
10回目
痛みが減少し、寝て痛みの回復を待つことがなくなったそうで、幸せとのこと。
今後も継続治療をおこない、再発しないようにしていく。
【ポイント】
今回の重要なポイントは、アクティベータメソッドで身体のほとんどをコントロールする神経系を調整しておきながら、リラクゼーションで心地よさを与え、会話で無意識内にポジティブイメージを持ってもらうようにしたことが良かった点だったと思います。そして、クライアント自身が私を信頼してくださったこと、継続して諦めず治療を続けてくれたことが改善ポイントだったと思います。
当初のネガティブイメージでは、継続治療しても改善はもっと時間がかかったと思われます。質問を投げかけ、それに答えてくれていたことが良かったと思います。少しずつ思考の変化が起こったのだと思います。
心が身体に影響を与えるということはみなさんご存知のことと思いますが、実際に良い結果が得られた症例だったのでご報告しました。
「生きていることが幸せに変わった」と言ってもらえたことは最高の喜びです。
諦めかけているあなたも是非ご相談ください!諦めないで元気になりましょう!