
急性腰痛(ぎっくり腰)
急性腰痛(ぎっくり腰)について
急性腰痛は、通称:ぎっくり腰、別名:魔女の一撃と呼ばれます。
突然訪れる急激な腰痛で、その場で動けなくなってしまいます。
急性腰痛は、くしゃみをした時、顔を洗おうとした時、物を持ち上げようとした時など、何気ない、ふとした時に起こりやすいです。
すると、くしゃみ、前屈み、物を持ち上げる動作が原因のように思われてしまいます。
しかし、昨日もくしゃみしたし、顔も洗った、しかしなぜその時はぎっくり腰を起こさなかったのでしょうか?
原因と思われる行動をしたのに、「なる時」と「ならない時」があるのはなぜでしょうか?
人間の身体は『神経系の働き』で動いています。
脳と身体をつなぎ、考えられない速さで連絡が行き来しています。
今座っていられるのも神経系の働きのおかげです。
この神経系の機能が低下していると、何気ない動作をふっとしたの時に、身体が誤作動してしまい、反射的に防御体勢を取り、急激に筋肉が収縮し戻らなくなってしまいます。
これが急性腰痛(ぎっくり腰)の原因です。
ですから、急激に収縮して戻らなくなった筋肉をグイグイ押してもらっても治ることがあります。
しかし、急激に収縮してしまった筋肉をグイグイ押すのは痛みも伴います。
それよりも、筋肉を急激に収縮させている神経系に注目し、調整をしていけば急性腰痛は改善されていきます。
また、その神経系の機能を低下させている脳の誤作動があれば、それも調整していくことで早期改善が期待できます。
急性腰痛(ぎっくり腰)の原因は、仕事や動作だと間違ったレッテルを貼られてしまうと、それにより慢性腰痛へ移行してしまう人もいます。根本的な治療は、人間の構造に注目するのではなく、機能に注目するのです。
急性腰痛を繰り返す人は、毎年2~3回季節の変わり目におこしたり、寒い時期に起こしたりしている人がいます。急性腰痛の治療は、その場だけの改善を目標にするのではなく、その後も急性腰痛をおこさないように施術を受けることをおすすめ致します。