
16歳 高校2年生 手のしびれ、痛みのため来院
問診
来院1週間前頃から左右の手掌にしびれと時々痛みを感じるようになったため、母親の紹介で来院。
頻度は、毎日常に出ている状態で、痛みがある時は手を開くのが困難で、勉強中にプリントを押さえるのにも苦労するとのこと。
自分で思い当たる原因もなく、病院等での検査もしていない。
頭痛の既往歴あり。
来年受験もあることから今年中には手を開くことに抵抗なくしたいという目標のもと施術開始。
【検査・治療】
初回
症状の強度は、左5、右3~4。
症状部位は、左手は手全体、右は手の平の部分に出ている。
目安検査:左手を開く、症状イメージで陽性
アクティベータメソッド:ベーシックプロトコールで神経系を調整
PCRTソフト面:
視覚:場面:研究発表+うまくいくかなという思い
視覚場面ほかに:成績発表張り出される+競争心:ライバルに勝っているか
目安検査が陰性になったため初回終了。
2回目(3日後来院)
症状は、朝が大丈夫になり、学校に行くとすぐにしびれを感じたが、痛みはなかった。来院時は、手を大きく開くと痛みがある。症状の強さは、左4、右3である。
アクティベータメソッド:ベーシックプロトコールを実施
その後、PCRTをおこない、ソフト面で前回の反応がとれていなかったため
視覚:場面:成績発表が張り出される場面+競争心:ライバルに勝っているか+今回は不安も反応したため合わせて調整をおこなった。
聴覚:自分の声:内的:母親との関係性の内容が反応。
調整後、さらに質問をすすめた。
あなたにとって母親とは?:いなければ困る存在。いなくなると医者になる意味も考えも無くなってしまう気がするで反応。
3回目(4日後来院)
痛みはないけど、数学のテストでライバルに負けてしびれがつよくなった。
目安検査:左右中殿筋、右TFL、左右上肢挙上、症状イメージ
アクティベータメソッド:ベーシックプロトコール
PCRT
意味記憶:ストーリー:つらい症状を持つ事で得られるなにかに反応
症状を持つことで親に心配されるが反応。→理想の自分はどうなりたいかを質問:手の症状が治って心配されない状態になりたい。このイメージで上書き調整をおこなった。
身体感覚:姿勢:猫背はだらしがないが反応。
普段から気にしているが猫背になってしまうとのことだったが、猫背にならずに勉強する事は可能かを質問すると無理と返答。猫背は一般的に悪いイメージがあるが、猫背=悪いという単純な思考は必要無い。時と場合によって、背骨は動くのが正常機能だからだ。
4回目(5日後来院)
症状は、学校にいるときに出現、家では出ないとのこと。
テストの返却日は強かった。
アクティベータメソッド:ベーシックプロトコールを実施。
PCRTソフト面:
快:彼女との関係が反応
価値観:つながり愛情:家族関係が反応
前回の身体感覚:姿勢:猫背はだらしないが再度反応
5回目(1週間後来院)
手のしびれは弱くなり1~2/10程度。
アクティベータメソッド:ベーシックプロトコールを実施。
PCRTソフト面:
劣等:自分関係:孫として祖母との関係が反応
意味記憶:ストーリー:症状から開放されて背負う何かが反応
治ったら今より勉強しなければならない →理想の状態は?治って長期計画で勉強したい。
6回目(1週間後来院)
症状はほとんど気にならなくなった。
アクティベータメソッド:ベーシックプロトコールを実施。
PCRTソフト面:
感情:優しさ:家族関係:祖母との関係
信念:団結心:学校:クラス:体育祭あるのにまったくまとまりなくて大丈夫かと思う自分
【ポイント】
今回の症例では、計5回の施術でほとんど手のしびれを感じなくなりました。
学校関係、将来への夢、家族関係などが関わっていました。また、無意識に症状を抱える意味、これを意味記憶と呼びますが、これを作ってしまっている自分も反応していました。
これらは無意識のもう一人の自分が反応しているため、普段の自分では気がつきにくい。素直に受け入れ自分の誤作動のスイッチに気づければ、身体は誤作動をおこさずに健全な神経系が働き、さらには自然治癒力が健全に働くため自然と改善方向に向かっていってくれるのです。
治すのは自分自身です。治療者はサポーター(伴奏者)です。
病院では改善しないことで、当院の施術に興味のある方はご相談ください。
クライアント様からのクチコミ・感想も頂いていますのでご覧ください。