
手が震えてしまう、指が硬直してしまって書けない、手が痛くなる、肩に力が入って痛くなる、片方の手で押さえないと書けない、などでお悩みの方へ。
それは「書痙(しょけい)」と呼ばれる「ジストニア」症状かもしれません。
この記事では、書痙の原因と病院での治療について、そして、当院で行なっている病院とは異なる角度からの施術方法について解説していきます。
もしあなたが上記の症状に悩んでいて、まだ病院に行っていない場合は一度病院を受診してみて下さい。
また、病院の治療を受けているが回復が思わしくない、別の角度からの施術があるなら知りたい、受けてみたいと思われている方は、この記事を読み進めてみて下さい。
この記事は、心と身体の専門家である栃木県佐野市にあるバースデーカイロプラクティック院長の篠崎が書きました。
当院は、ジストニア、イップス、会社に行けない、毎日が苦痛、原因不明の症状に悩まされる方が多く来院している院です。
この記事を読むことで、あなたの症状改善のお役に立てたら幸いです。
早期改善を心よりお祈り申し上げます。
書痙の原因と治療、新たな施術法を解説
書痙の症状とは
書痙の原因
書痙の病院での治療法
書痙の新たな施術方法を解説
書痙の症状とは
書痙の症状は、文字を書いたり絵を描く時に
- 手に力が入り過ぎて痛くなる
- 手が動かなくなる
- 手が震える
- 片方の手で押さえていないと書けない
- 腕全体に力が入り過ぎて痛くなる
- 肩が痛くなる
- 肩がこる
また、一人で書く時には問題ないが、他人が周りにいたり、他人に見られると書けなくなるなど書痙症状が出る場面も人それぞれ異なります。
さらに、書字だけでなく絵を描く時も書痙を呈する人がいます。
若い頃から何年も悩まされている人も少なくありません。
書痙の原因
書痙は、ジストニアの上肢ジストニアのさらに局所の局所性ジストニアとして扱われます。
音楽家で指に力が入り過ぎて弾けなくなってしまう症状と同じ分類です。
原因は、脳の問題、遺伝性、薬剤性などが考えられる場合と原因不明の場合があります。
原因がわかる場合を2次性ジストニアと呼び、原因不明の場合を1次性ジストニアと分類します。
2次性ジストニアによる書痙の場合は、病院の受診が必須となります。
ジストニアは、神経内科を受診しましょう。
1次性ジストニアによる書痙は、未だ原因がわかっておらず、「書く」という運動を遂行するための脳のシステムに異常が起こっていると考えられています。
書痙の病院での治療法
原因不明の書痙の場合に病院での治療は、「ボツリヌス注射」が行われます。
そして、薬物療法、装具やペンの変更・工夫が行われ、リハビリが行われるようです。
ボツリヌス注射は、腕、手で異常な緊張を起こしている筋肉を探し、その筋肉に直接注射をする方法です。
これは保険適応外のため、ボツリヌス注射の前に薬物療法が行われる場合が多いようですが、効果はいまいちのようです。
このような治療を行っても改善が思わしくない場合は、手術が選択されるようです。
書痙の新たな施術方法を解説
1次性ジストニア、つまり原因不明のジストニアである書痙に対して、当院では新たな角度からの施術を行っています。
医学での原因不明の書痙の病態は、脳への入力とそれを処理して運動の指令を出す過程に障害が起こることが考えられています。
さらにこれらの障害をもたらす原因は、反復作業、ストレスなどが考えられています。
研究でも大脳基底核の一部がストレスによって情動系(大脳辺縁系)からの入力を受けて、ドパミンの調節に関わっていることがわかってきています。
つまり、心の状態が書痙に関係することがわかってきているということです。
しかし、「ストレス」と一言で言っても人間はストレス無しには生活ができません。
何がストレスとなり、書痙症状を引き起こしているのかは病院ではわかりにくいのです。
当院ではストレスを、心の不一致、本音と建前の不一致、意識と無意識の不一致と考えています。
不一致は例えば、
本音では「字なんて下手でも読めれば何でも良いだろ」と思っているのに、建前上「他人に読まれる字は綺麗でなければいけない」と思っている心の状態です。
本音は無意識に眠っているので普段から考えているわけではない場合が多く、普段から意識しているのは建前思考の場合が多いです。
するとこの不一致がストレスとなり、脳での処理に誤作動を起こさせます。
その結果、脳から身体へ出される運動指令は誤作動(障害)するため、腕の筋肉が異常緊張を起こしてしまい、書きたくても書けないという書痙症状につながるのです。
この不一致を検査し、誤作動しないようにしていく施術が、当院で行っている施術方法です。
あなたの身体を検査道具として使い、書痙に関係する誤作動の原因は何かを身体の反応を頼りに探していきます。
チャートや質問を組み合わせながら探していきます。
身体が教えてくれた原因を振動刺激とともに調整することで、書痙に繋がっていた神経回路の記憶を書痙に繋がらないように切り替えていきます。
人間は「神経の可塑性」といって、新たな神経回路を作る機能を持っているため、原因がわかるだけでその神経回路を通らないように自然にしてくれるのです。
このような科学的にも証明されてきている考えをもとに、病院とは違った角度からのアプローチで書痙を克服したい方は、当院へご相談下さい。
まとめ
書痙は、原因不明の場合が多く、病院の治療ではボツリヌス注射が行われたり、薬物療法が行われたりして、最終的には手術になる場合があります。
ボツリヌス注射は保険適応外のため費用が高く、数回しかチャレンジできなかったり、薬物療法とリハビリを併用して何年も過ごしている人も少なくありません。
医学での原因不明の書痙は、脳への入力とそれを処理して運動の指令を出す過程に障害が起こっていると考えられています。
また、それには反復作業、ストレスが影響していることがわかっています。
しかしその治療は、休業や安静、薬での対処となってしまいます。
そこで、当院ではストレスを心の不一致と捉え、脳が誤作動し記憶してしまっていることが原因と病院とは異なる新たな角度の施術を行っています。
あなたの身体を使い、本音を探索し、本音に寄り添うことで、脳は誤作動を起こさなくなります。
このような施術であなたの書痙改善のサポートが出来ればと記事を書きました。
あなたの書痙改善のお役に少しでも立てたら幸いです。
参考文献
体の不調は脳がつくり、脳が治す―治る人と治らない人の違いは、脳と体の「学習記憶」にある
心身条件反射療法研究会資料
自己紹介
カイロプラクティック、心身条件反射療法、コーチング、心理学を生かした施術でみんなを「笑顔」にするお手伝いをしています。
・WHO基準カイロプラクター
・AMI認定アクティベータ・メソッド国際アドバンス認定
・心身条件反射療法(PCRT)・プラチナ認定
・ICC国際コーチ連盟認定国際コーチ