
首が勝手に回ってしまう、傾いてしまう頚部ジストニア(痙性斜頸)に困っていて、病院で原因となる病気も見当たらなく、薬物療法を試したが変わらない、ボトックス注射をしたが変わらないとお悩みの方へ。
このブログ記事では、ボトックス注射が効かない原因についてとボトックス注射以外のアプローチ方法について解説しております。
原因不明の症状に悩まれている方が当院には大勢来院されています。
ジストニアに悩まれている方もサポートしておりますので、参考になれば幸いです。
あなたの頚部ジストニアが早期に改善されることを心より願っております。
Contents
頚部ジストニア(痙性斜頸)にボトックス注射が効かない人へ
意識していないのに勝手に首が回ってしまい、あるいは傾いてしまい戻らなくなってしまうという症状に大変苦しまれている方がこの記事を読まれていると思います。
これまでに、マッサージや整体にも行ったし、整形外科にも行った、ジストニアの専門医にも行き薬も試し、効果が期待できると言われているボトックス注射も試した。
それでもなかなか改善しない。
非常につらい時期を過ごされてきたと思います。
ここでは当院の頚部ジストニアへの考えと施術についてお伝えしていこうと思います。
あなたの頚部ジストニア(痙性斜頸)克服の助けになれば幸いです。
頚部ジストニア(痙性斜頸)の原因
ボトックス注射が効かない理由
頚部ジストニアへの新たなアプローチ方法(施術)
頚部ジストニア(痙性斜頸)の原因
頚部ジストニア(痙性斜頸)の原因は、
①遺伝子の異常
②脳の病気
③薬の副作用
④原因不明
に分類されます。
①~③の場合は、その病気によって2次的にジストニア症状が起こっているため2次性ジストニアと呼ばれます。
この場合は、原因の病気を治療することから始まります。
しかし、④の場合がジストニアには多々あります。
反復作業が原因で起こると言われている場合や
ストレスが原因で起こる場合が考えられています。
当院では、ストレスが原因の頚部ジストニアに対する施術を行なっています。
研究論文からもストレスが大脳基底核に影響を与えるということがわかってきています。*1
ジストニアは、大脳基底核を含む無意識の自動運動制御システムに異常をきたしていることが考えられています。
私達は何も考えなくても日常生活で身体を動かすことができます。
それを可能にしているのが「脳」の働きであり、自動運動制御システムです。
その脳にストレスが加わることで自動運動制御システムが誤作動すると、脳から筋肉への指令が誤作動を起こしジストニア症状を呈します。
ボットクス注射が効かない理由
ストレスが原因となり筋肉が緊張してしまっていることが原因であれば、筋肉の緊張を一時的にボトックス注射で抑えたとしても再び筋肉は緊張してきてしまいます。
これがボトックス注射が効かない理由です。
効果がある人もいると思いますが、それは筋肉がリラックスした状態を脳が記憶してくれ健全に働くようになった人です。
筋肉を緩めれば治るのであればマッサージに行こうと思いがちですが、マッサージをしている人にジストニアの知識があれば良いですがなければ目的が異なるので結果も異なってしまう、つまり効果はあまり期待できないと思います。
ボトックス注射が効かない人は、おそらく根本原因が無意識に眠っており、脳がストレスを感じていることが原因と思われます。
ボトックス注射が効果的な人の割合は「51.65%」
ジストニアの全てより
頚部ジストニアへの新たなアプローチ方法(施術)
ストレスは、あなた自身が感じているストレスというよりも、あなたの脳が感じているストレスが原因です。
つまり、あなたの意識では原因に辿り着けない場合があるため、あなたの無意識に訊いていき、無意識に眠るストレスを意識化して認識してあげることが重要です。
頚部ジストニア(痙性斜頸)に対する新たなアプローチとして当院では、カイロプラクティック、心身条件反射療法、コーチング、心理学を用いて施術を行っています。
カイロプラクティックでは、その治療技術の一つであるアクティベータメソッドを用いてあなたの身体中に張り巡らされた神経系の調整を行います。
心身条件反射療法では、チャートを使い、あなたの頚部ジストニアの原因となるストレスを探していき調整を行います。
このチャートで出てきた事柄にコーチングや心理学なども交えながら施術を進めています。
これらは別々ではなく全てが一連の施術として、あなたの頚部ジストニアを診ていきます。
あなたの身体に訊きながら、あなたの身体の反応を検査しながら進めていきます。
あなたの無意識に眠る頚部ジストニアに関係する脳のストレス、別の言い方をすると脳の誤作動記憶を追求していくことで、根本原因を見つけることができます。
根本原因を認識し、調整することで、脳はストレスを感じなくなり、脳は誤作動しなくなります。
そして、脳の処理が正常になれば、自然と脳から筋肉への指令は正常になりますので、ジストニア症状は改善される可能性があるということです。
もしあなたが頚部ジストニア(痙性斜頸)で、様々な治療を試し、ボトックス注射もしたが効果が出ていないと悩んでおりましたら、当院の考えを参考にして頂けたら幸いです。
まとめ
頚部ジストニア(痙性斜頸)に対して様々な治療方法を試し、ボトックス注射までしたが改善がなかなか見られない方はある程度います。
その根本原因が病気ではなく、ストレスだったとしたらそれは病院の治療では治りにくい訳です。
人間は、突然病気になるのではなく、少しずつ蝕まれた結果、病気となり症状を呈するようになります。
少しずつ蝕まれる過程において一番の原因は「ストレス」です。
- 子育てからの解放
- 子供の独立
- パートナーとの離別
- 仕事のストレス
- 家族のストレス
様々な気づかないストレスをあなたの脳は感じています。
それに寄り添う施術が原因不明の頚部ジストニアにはとても効果が期待できます。
もし興味があればご連絡頂ければ幸いです。
参考文献
2 ジストニアの全て