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4年間悩んだダーツイップスが4回の施術で8~9割改善|栃木県佐野市「Birthday」

2019年03月06日

4年間ダーツイップスに悩んだクライアント様が、当院の施術を4回受け8~9割まで改善した症例報告です。

ダーツイップスとは

ダーツイップスは、ダーツを的に投げる時に腕が固まってしまい伸ばせなくなる人、とんでもない方向に投げてしまう人、叩きつけてしまう人など様々なタイプがいます。

イップスは、ジストニアの一種で筋肉の異常収縮によって様々な不随意運動、つまりは思っていない運動パターンがスポーツ中や動作中に起こってしまう症状です。

4年前から突然投げる時に肘が伸びなくなったダーツイップス

本症例は、ダーツバー経営の37歳男性が、ダーツイップスに悩み当院へ来院され、4回の施術で8~9割改善した症例です。

はじまり

4年前に1年間ダーツから離れていて、復帰後初めての大会出場のための練習中に、突然ダーツを投げる肘が伸ばせなくなり硬直してしまうダーツイップスを発症。

周囲から煽られたのがきっかけだったとのこと。

ダーツをすると常にイップスが出現するわけではないが、頻度が上がり「またか」というストレスを感じたため精神的にも疲労が溜まって来たため本格的に治療を考え始めた。

それまでは、イップス経験者からアドバイスを受けたり、ダーツに対して楽観的に考えるようにと色々治るための努力をしてきたが、効果は薄かった。

ダーツイップスでダーツを止めた友人もいたようですが、本人はダーツバー経営者のためダーツを止めることができないという葛藤もある。また、お店に来店される常連様はイップスということを知っているのでまだ良いが、初めて来店される人や初心者の人に指導したりする時に発症するのがストレスのようだ。

 

毎回イップス症状が出るわけではないが突然出る。また、頻度が上がってきたため来院。

周りに煽られたのがきっかけでイップスが始まったと思っている。

イップス経験者からアドバイスを受けたりしたが効果は薄い。

勝ち負けを左右する一投やギャラリーが多いとき、ダブルスのパートナーからの期待が大きいときに出現頻度が高いと感じている。

 

ダーツイップスに対する施術

初日

当院の施術方法と方針の説明を十分に行い、ご理解を頂いてから検査・施術に入りました。

ダーツイップスの症状をイメージすると陽性反応、右肘を曲げた状態にすると陽性反応、右腕をあげると陽性反応していたためそれに関係するところを探し施術していきました。

 

はじめに、ハード面は、アクティベータメソッド(AM)を用いて神経系を調整していきました。

次に、ソフト面の反応をみていきました。

4年前の雇われだった頃のダーツバーでの義務感、と現在のダーツバー経営に関係する劣等感が反応していました。

その反応を調整後、最初のダーツイップスの症状をイメージ、右肘を曲げた状態の陽性反応、右腕をあげるた陽性反応が陰性に変わったため、初回の施術は終了しました。

2回目(3日後)

1回目の施術後から3日後に来院して頂き、状態を聞くと、ダーツイップスの頻度が増えたとフィードバックを頂きました。

 

2回目も初回同様、陽性反応を検査後、施術をしていきました。

ハード面はアクティベータメソッドで神経系の調整。

ソフト面の反応。

イップス症状を治さなければと義務感になっている自分自身の内的な声が反応。

次に、4年前に友人に言った言葉を義務感に持っているというのが反応。

次に、心配してくれるお客様からの期待とその背景にある、その気滞に応えられなかったらという警戒心が反応していました。

これらを調整し2回目は終了しました。

3回目(4日後)

さらに4日後に来院頂き3回目の施術をしました。

この時も、2回目の施術以後ダーツイップスの症状頻度がひどくなっているとフィードバックを頂きました。

さらに、メンタル面で反応した事柄もご自身が行うダーツ自体に関係していないため腑に落ちていないと正直にフィードバックをして頂きました。

そのため、3回目の施術は、ダーツに関係する事柄が反応するという前提で施術をおこなうことを伝え、施術に入りました。

ソフト面の反応。

ダーツで好成績をあげていた頃の大会で勝った喜ぶ自分の内的声が反応、さらにその背景にある、現在の劣等感が反応、さらにその背景にあるダーツバーのマスターは強くなければならないという信念が反応。

次に、ダーツをやっている時の周囲の声が反応、その背景にある忘れられない言葉が復讐心として反応。

次に、ダーツイップスになっている自分が映像として脳内で誤作動しているというエピソード記憶が反応、ダーツイップスではないイメージに書き換えをしてもらい調整。

3回目はここで終了。

3回目の施術は、ダーツに関係することが反応するという前提で施術を行っていったが、深く無意識の反応をみていくと、背景にはご自身のダーツバーと関係していることがわかり、これまでの1回目、2回目の施術反応も腑に落ち、つながったとのことでした。

4回目(10日後)

3回目の施術後、ダーツの握り方で肘、腕に力が入ってしまいイップス症状が出るのではと思い、投げ方を変えたところ、今まで9割だったのが現在は1~2割程度になっているとフィードバックを頂きました。

普通にダーツを投げられれば入ることは身体がわかっていることを経験したともフィードバックしてくれました。

ソフト面反応。

過去の調子が良かった頃の心地よさが反応、さらにその背景にある、その頃にこだわる執着心が反応。

次に、ダーツイップスになった自分に対する失望、その背景にある自尊心が反応。

次に、過去の調子が良い時代と今の自分をいつも比較している執着心が反応。

次に、ダーツバーのマスターとしての羞恥心が反応。

これらを調整し4回目が終了。

5回目(7日後)

5回目来院時にほとんどダーツイップスの症状がでなくなったとのフィードバックを頂きました。初診時を10としたら今は1~2くらいになっているとのこと。

しかし、お酒を飲むとダーツイップスの症状が出る頻度が高まるとのことで、その反応に対して施術をおこないました。

ソフト面の反応

ダーツイップスでやめた友人の情報が反応、自分はやめたくてもやめられないで反応。

次に、ダーツイップスになり始めの頃は、大会で上位を狙ったりしなくて済むようになってダーツイップスでいるほうが楽であるという肯定的な意図が反応、こんなにダーツイップスに長く悩むなら、治ってプレッシャーがある方が楽に切り替えで調整。

次に、イップスへの恐怖心が反応、背景を深く検査していくと、イップスが続いてもやめられない立場が反応。

5回目の施術を終了。

まとめ

4回の施術で本人のイップス評価は10から1~2まで減少し、お酒を飲んだとき以外はほぼイップス症状がでなくなりました。

本症例では、1回目2回目の施術で反応したメンタル面にご本人が腑に落ちていないとのフィードバックがあり、3回目からはダーツに関係するものが反応するという前提で検査をおこなっていきました。

しかし、反応した事柄に合わせてさらに深く検査をしていくと最終的には経営されているダーツバーの事柄につながっていました。

そのため、1回目2回目の施術での反応も腑に落ち、イップスの本質的な原因がみえてくると症状も改善がみられてきました。

実際にイップスになったのもお店をオープンして数ヶ月した頃からということでつながったようでした。

今後は、ダーツの大会にも挑戦するとのことで、継続治療を行っていきます。

 

イップスは、一般的にフォームやその競技への向き合い方を変えるなどの方法で改善を目指すケースが多いようですが、今回の症例のように、背景にある過去の記憶ややめたいのにやめられない意識と無意識のギャップなどが、脳の誤作動記憶となり症状に影響してい場合があります。

ストレスを解消すればイップスが治ると考えられていますが、何がストレスとなっているのかが自分だけではわからず、悪循環のサイクルに陥ってさらに悩みが深くなることがあります。

当院の施術方法では、クライアント様の身体を検査道具として反応を診ていきますので、本人が変化を体感できますし、腑に落ちやすいです。

 

本症例のクライアント様は、片道1時間半をかけて来院してくださっています。

治りたいという期待が行動になり、施術効果をさらにアップさせてくれます。

イップスの治療ができる治療院が少ないと聞いていますので、もしお困りの場合はご相談ください。

イップスでお困りの方へ(野球、ゴルフ、テニス他)