
25歳 女性 会話中声が出なくなる
3週間に1度くらいの間隔で定期的に来院されている既に信頼関係のできているクライアントさんの症例です。
【問診】
いつものように調子を聞くと、ここ最近仕事でお客さんと会話をしていると突然声が出なくなることがあって困っているとのことでした。
原因と思われるストレスは特にないとおっしゃっていました。
【検査】
来院時に声が出なくなることはなし。
症状をイメージしてもらうと生体反応検査で陽性反応をしめす。
そのためPCRT治療を行っていった。
【治療】
~初回~
始めにアクティベータメソッドで全体的に神経系の治療をおこないました。
その後、PCRTをおこないました。
目安となる症状イメージで反応がみられました。
関わる反応したワードは「意欲」
意欲につながる思い当たるイメージは何かありますか?と聞くと
なさそうだったため
分野を絞っていきました。
「家族関係」で反応。
つながるイメージを聞くと、
「おばあちゃんの体調が思わしくなくて、身の回りの世話をしている」とのことでした。
このイメージで陽性反応が示されました。
この誤作動記憶の神経回路を誤作動しないように調整。
目安となる症状イメージの反応がみられなかったため初回の治療が終了しました。
~2回目~
症状は朝方出にくいとのことでした。
アクティベータ治療のあとPCRTをおこないました。
目安検査として症状イメージをしてもらい反応がみられました。
関係する陽性反応を示したのは、
「探究心」で「仕事関係」でした。
PCRT治療は言葉で伝えて頂かなくても
ご自身でイメージができれば生体反応検査で反応をみることができます。
探究心-仕事関係で調整後、
「エピソード記憶」で陽性反応が示されました。
「症状が出ている所を客観的にイメージ」してもらい反応がみられたので
それを「上書きする改善イメージ」を作ってもらい調整しました。
目安検査も陰性になったため2回目の治療を終了しました。
~3回目~
症状の変化は「少しかすれる」くらいになっているとのことでした。
アクティベータ治療のあとPCRTをおこないました。
目安検査として症状イメージをしまいた。
関係する陽性反応を示したのは
五感のなかの「聴覚」でした。
妹を呼んでいる自分の声でした。
組み合わせで感情が反応したので検査すると「充実」で反応がありました。
妹に物を取ってと指示をして応えてくれたことへの充実(満足)をイメージしたそうです。
それを聴覚とつなげてイメージしてもらい調整をしていきました。
次に反応したのが、
「探究心」「自分自身」でした。
なりたい自分への探求心をイメージしたそうです。
(どうなりたいかは聞きませんでした。)
調整し、目安検査も陰性になったため終了しました。
~4回目~
声が出ないという症状に悩まなくなったし、気にせずに生活が送れているそうです。
【ポイント】
アクティベータメソッドで神経系(ハード面)を調整し、
さらに心身条件反射療法(PCRT)でソフト面を調整していきました。
ソフト面は無意識のなかで脳の誤作動に関係しているものを反応でみていきました。
今回はおばあちゃんの体調不良のお世話に対する意欲、声が出しにくい自分をイメージ的に記憶してしまっているエピソード記憶、妹との関係性、自分や仕事に対する探究心などが関係していました。
原因不明の症状も様々な角度から関係性をみていくことで改善がみられました。
クライアントの中で脳の誤作動の原因が腑に落ちることで、誤作動はおこらなくなり治癒力も高まり症状改善へつながる可能性があります。
定期的にいらっしゃっているクライアント様だったので、信頼関係もすでにあり、突発的症状にも対応でき早期改善することができたと思います。
治療には信頼関係が必要です。
治療者にたいして、治療方法に対して、自分の治癒力に対して信頼し治療を続けてみて下さい。