病院・整体・カイロで改善しなかった方の不調の根本原因を追求し改善に向かわせます

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集中

2023年05月03日

集中

ながらスマホ、ながら食事と、何かをしながら何かをする。

こんなことができてしまうのが人間だ。

Youtubeをラジオ感覚で流しながら作業をしていた際、全くYoutubeの内容が頭に入っていないことに気がついた。

2つ同時に行えば、一石二鳥。

こんな考えであった。

しかし、実際には、二兎を追うものは一兎も得ずになっていたのだ。

1つ1つに集中して行えば両方が身になる。

 

施術中、私が説明していても、説明よりも自分の解釈に一生懸命な人は話が入っていかない。

私の説明下手な原因もあるだろう。

しかし、私の話に集中して、そうなんだ、そうなんだ、とその時は集中している人は、施術の効果もいいのだ。

その点で言うと、子供達、学生達は、人の話を素直に集中して聞くことが上手である。

学校でも先生の話をよく聞いているのだろう。

大人になると経験が邪魔をして、自己解釈に頭の中を割いてしまう。

Aと言われたら、Aなんだ。とはならず。

Aと言われた、けれど、私の経験上Bもあるな、Cの場合だってあるじゃないか、否、Dと聞いたこともある。

AもBもCもDもどれも間違っていない。

しかし、「今ここ」では何が必要なのだろうか?

何に集中する必要があるのだろうか?

そこが重要だ。

Aを聞き、B、C、Dと考えるがAにすぐに戻れる人もいる。

戻ってこられない人ほど不調な傾向がある。

理由は、自分の考えに「執着」するからだ。

執着とは、こだわる、とらわれるという意味だ。

今回の私が話している場面の例えに限らず、こういった傾向のある人は、日々の生活でそれをおこなっている。

家族との会話、仕事での会話、友人との会話、様々な場面でだ。

自分との対話でもそうしているかもしれない。

頭の中はモヤモヤでいっぱいになる。

モヤモヤが続けば、不安も増える。

不安を抱えて生きていれば体も不調になるし、気持ちの起伏も激しくなる。

気持ちの起伏の激しさに悩む人も多い。

その原因は、集中力の無さにある。

集中し、執着せず、今ここを生きる。

1歩1歩進むのだ。

焦って得られる良い結果はあまり無い。

 

まずは、自分の癖を認識することが重要だ。

癖だから仕方ない、癖は変えられないという思い込みは間違えだ。

癖や性格は生まれ持ったものではない。

生まれてから様々な経験を繰り返し作り上げたものなのだ。

つまり、今から経験を変えていけば性格も変わるのだ。

アルフレッドアドラーは、性格は死の1日前まで変えられると言っている。

自分のルール、癖、様々なことをまずは認識することから始まるのだ。

認識していないことを変化させることは難しい。

一歩一歩コツコツいきましょう。

篠崎大輔