
「大器晩成」を辞書で調べてみると、
大きな器を作るには時間がかかる、
大きな仕事をするには時間が必要である、
また、真の大人物は、才能を発揮するまでに長い年月を費やすものである、大器は晩く成る、
と書かれています。
育児をしていると我が子に「できる姿」を求めてしまいがちだ。
すぐにできる子は凄いと評価してしまう。
幼稚園では横で比べないでくださいと言われている。
友達と比較して、できているできていない、遅い早いとやっていると子供の心は病んでしまう。
本人には本人のスピードがある。
情報を仕入れて、仕入れて、試行錯誤し、後に大成することもある。
むしろ、現在幼稚園で評価されることなど人生において大したことではない。
人生を通して価値あるものを手に入れ、育てていってもらいたい。
それを見守る、サポートするのが親の役目である。
我が子は、3歳までお遊戯会で微動だにしない子供だった。
それが4歳のお遊戯会では別人に変身していた。
先生からも一番上手だったねと(友達と比較されている笑)言われた。
ひらがなの読みも書きも、足し算も読書も大好きだ。
しかし、最初はできなくてすぐに諦め、ふてくされる。
コツをつかむと勝手にやり出し楽しそうにやっている。
そこまでのサポートが親として重要だ。
またその先も壁にぶち当たる。
そのときどうサポートするかが重要だ。
勉強しない子になるのは、テレビやスマホばかりを与える親のせいである。
テレビから学ぶこともあるが、行動して自ら頭を使うことの楽しさを経験させなければならない。
学年が上がれば上がるほどついていけなくなる。
どこへ遡って勉強しなおせば良いのかわからなくなる。
スポーツで大成する人はほんのひとつまみ。
頭を使わないで生きていける人はいない。
情報化社会での大会社の戦略は、どれだけ相手に頭を使わせないかが売上のポイントだ。
一種の洗脳を上手にしているのだ。
マクドナルドのCMを見ればマックが食べたくなるように、何度も何度も認知させるCMを流すのだ。
マクドナルドを知らなければ食べたくなることもないのだが、見れば過去の経験と紐付き食欲を湧き上がらせる。
買いに行く行動へと繋げさせるのだ。
他の会社も同じである。
頭を使えない子供に育ててしまうと後々大変になる。
親として今は大変、気がかりだったとしても大器晩成を信じて、計画的に子供の成長を見守らなければならないのだ。
そのためには、親も常に成長が必要だ。
頑張ります。
篠崎大輔