
素直な人は成長する。
スポーツも勉強も仕事も様々な場面において、素直な人間はうまくいくと言われる。
素直は、ただ言われた通りにすれば良いということではない。
言われたままに受け入れて試してみるということだ。
前者は、流されるままにただやっているだけだ。
後者は、素直に受け入れ試しているのだ。
試すということが何かを得るきっかけになるのだ。
人間の最大の特徴は、思考することだ。
考えてしまうのだ。
子供のうちは、考えるよりも言われるままに、やりたいままに行動する。
だから何事も本人の力が開花していく。
大人になるとそれまでの経験が邪魔をする。
自分の経験してきた、入手してきた情報をもとに思考する。
「1週間後に来てくださいね」
思考する・・・
1週間後は仕事が入るかもしれないな。
予定が入るかもしれないな。
なぜ1週間後なんだろう。
なんだか押し付けられている気がする。
騙されているのではないか。
1週間後に来て果たして良くなるのだろうか。
お金がかかる。
1回で治らないのか。
次くれば治るのだろうか。
早く治りたいものだ。
素直な人は、
1週間後でしたら何時に来られます。
ちょうど1週間後は仕事なので前日に来ます。
野球の場合
「この練習をしてください。」
なぜその練習をしなければならないのだ。
今やりたい練習はそれではない。
その練習で上手くなる気がしない。
その練習の意味を監督はわかっているのか。
なぜ監督は選手の意見を聞かないで勝手に決めるんだ。
素直な人、
はい、やってみます!
この練習をすればきっと上手くなる。
素直な人は、試している間に様々な気づきを手に入れます。
思考が邪魔をしている人は、いちいち自分の考えと照らし合わせるので、自分の世界から開花できない。
もし、自分の知らない世界の情報が入って来た場合、どう解釈するだろうか?
「怪しいからやめておこう」
「良いことないからやめておこう」
「理解できないから相手がおかしい」
折角の情報、変化するチャンスを逃してしまうのだ。
まずは素直に聞いてみる。
まずは素直にやってみる。
素直な力はあなたの人生を変化させてくれるはずだ。
篠崎大輔