
生活が苦しい、仕事・学校が苦しい、人間関係が苦しい。
生きていると様々な「苦」に悩まされる。
苦しみが無くなって楽になれたら、なんて素晴らしいんだろうと期待する。
学生時代は特に自分のやりたいこと、思い通りのことができなくて苦しかった。
勉強しなければならない。
お金を持っていない。
欲しいものがある。
やりたいことがある。
自由を手に入れたい。
こんな思いで苦しんでいた。
苦しみを生み出す原因は「欲求」である。
欲求を減らせば苦しみは減るのだ。
欲しいものを手に入れると喜びが手に入る。
その喜びをまた手に入れたくなる。
ずっと持っていたいとまた欲求が出る。
果たして、その喜びは本当に必要なのだろうか。
一瞬の喜びでしかないことが多い。
そんな喜びのために苦しんでいるのは馬鹿らしくないか?
どうしてそれが欲しいのだろう?
他人が持っていて輝いて見えるから
他人と同じでありたいから
自分軸と思い込んでいた欲求は、実は他人軸だったなんてことはないだろうか。
他人は無数にいる。
他人軸で生きていたら苦しくなるだけだ。
自分を見つめ、自分に気がつく。
そして一歩ずつ歩き出す。
生きるということは苦しいことなんだということを理解し、その苦しみを抑えながら自分軸で歩んでいく。
自分を輝かせ、他人を輝かせて生きていく。
自分勝手になってはいけない。
自分軸=わがままで良いと間違った解釈をする人もいるが、そうではない。
私たちは関係性で成り立っている。
私を苦しめる他人の存在は、実は必要な存在でもあるのだ。
なんて難しい世の中なんだろう。
生きるって大変だ。
だからこそ自分に必要のない欲求に振り回されないようにしなければならない。
欲求が出るのは自然なことだ。
それに執着しない、断ち切る力が必要だ。
練習してみます。
篠崎大輔