
本日は幼稚園の始業式があります。
入学式を終えられた方々も沢山いらっしゃることでしょう。
私は、2児の父であります。
自身が入学式、始業式を迎えることはもう無いことでしょう。
子供達にこの1年で成長をと願っております。
父、母にとって誰しもが持っている願いなのではないでしょうか。
しかし、子だけに願ってよろしいのかとふっと思ったのです。
子供は親からの期待を感じ一所懸命になれます。
一方、期待が重過ぎて潰れてしまう子もいます。
期待をすることも大切ですが、親としてまだ大人になっても成長しようと懸命になっているんだということを行動で示すことが大切なのではと思ったのです。
「なんで私だけ、僕だけやらなければいけないの?」
「パパ、ママはやってないじゃん!」と言われてしまいます。
その時に、仕事を一生懸命やっているからいいんだと諭そうとします。
子供達は、見えないものを想像したり、納得できるほど成長していません。
仕事に就けば、大人になれば勉強しなくていいんだ、家でぐーたらしていて良いんだと解釈してしまいます。
大人は、僕たちが今勉強していることを必要としていない。
今やっていることは将来必要なくなるんだ。
だったら今やる意味はない。と解釈してしまいます。
子供を塾に行かせておけばいい、習い事をやらせておけばいい、のではなく、親が懸命になっている姿を見せる必要があるのだ。
子供はすぐに「なんで?」と質問する。
好奇心旺盛だ。
しかし、大人はそれに一所懸命にならない。
誤魔化す。
大人でもわからないことがあることをわからせる。
わからないことがあったらどうすれば良いのか一緒に行動する。
わからなかったことがわかったときの喜びを一緒に分かち合う。
この喜びを経験したのなら勝手に成長していってくれるだろう。
自立への道は1人では難しいはずだ。
今は一緒に歩んでいこう。
己も己の成長のために一所懸命に励もう。
篠崎大輔