
当院には、ジストニアという症状に悩まれて来院され方がいる。
病院では、ボトックス注射、手術などが行われる。
それでも治らないと相談に来る。
通院していると、脳の誤作動信号の傾向が見えてくる。
家族関係、仕事関係と様々だ。
家族関係の場合、毎日関わるため刺激が繰り返されてしまう。
母の言動、行動に、自分の信念をぶつけて争いを産んでしまったりする。
母が嵐だとすれば、そこに近づかない、入っていかないようにしなければ波動、波長が乱されてしまう。
母が来なくとも、己の思考の中で近づいてしまうことがある。
今の物音は、きっと○○しているに違いない。
また、そんなことして・・・。
結局、問題は自分にあるのだ。
嵐がどう近づこうがじっとして動かないことが賢明だ。
嵐に対する自分を認識することが、誤作動信号を切り替えるには大切である。
しかし、毎日関わらなければならない関係性では、対策が必要だ。
嵐に近づいてはならない、と自分に言い聞かせるのだ。
言い聞かせなければ、ついつい癖で近づいてしまうのだ。
近づき、乱れ、結局その代償は、己が請け負うことになる。
体の誤作動を落ち着かせるには、自分に気が付く必要がある。
確かに、これじゃ体もおかしくなるよね!と腑に落ちた時、きっと好転してくるはずだ。
諦めずに心と身体の誤作動を切り替えにきてほしいと願う。
篠崎大輔