
様々な症状に悩まされている方が当院には来院されている。
病院では原因不明、薬を飲んでいるが治らない、などは特に多い。
病院では、問診ののち血液検査や画像検査をおこない数値や画像で病気がないか探していく。
そこに当てはまらないと原因不明、さらには精神科へと紹介が進むことが多い。
精神科=異常者と考えてしまう患者さんは少なくない。
心に寄り添った治療はなかなか行われていないのかもしれない・・・
原因不明、なかなか治らない症状に悩む方の多くが、みなさん心穏やかでない状況で生活をされている。
外観からはイライラを爆発されていたり、落ち着きがなかったりということではないのでわからない。
しかし、日々の生活で他者に振り回され、自分が自分でなくなっている人が多い。
他者の言葉、行動に己の心は必ず反応する。
それをどれだけ穏やかにさせられるかが大切である。
ナイフのように突き刺さる言葉を受け、正面から受けてしまっている。
大切な心を傷つけてしまっている。
飛んできたナイフを避けることが重要である。
ナイフはいつ飛んでくるかわからない。
飛んできた時にすっとかわしてあげるのだ。
「おいお前、なんでこんなことができないんだ!」
「申し訳ございません。すぐにやります。」
上司の言葉をまともに受けず、謝罪し行動する。
それを繰り返すだけである。
「なんであんな言い方するんだ!」
「こっちだって忙しいんだ!」
「気付いたならお前がやれ!」
同じ波長になっては傷つくのは己の心だけだ。
煮えたぎる腹の中をグッと堪えて「申し訳ございません。すぐにやります。」
平常に対応することが己の心を守ってくれるのだ。
相手の悪い波動に飲み込まれてはならない。
自ら悪い波動に入っていってはならない。
仕事だけではない。
家族内、友人関係、知人関係、様々だ。
時には自分が自分に鋭いナイフを突き刺しているかもしれない。
心穏やかに、怒りを広げない、執着を広げない、そんな努力が己の生活を良い方向へ導いてくれる。
施術をしていても「あーそんな自分がいたな」と客観的に自分を捉えることで、心穏やかになっていく。
体も変わってくるのだ。
それだけの力を我々は生まれた時から持っているのだ。
やてみます。
篠崎大輔