
当院のソフト面調整コースは主に「認知調整」を行います。
無意識の心の信号のブロック(誤作動信号)を認識する方法です。
認識することでブロックされた信号は、スムーズな信号(健全な信号)に切り替わります。
何が誤作動信号となっているのかを無意識の心から見つけていくのです。
感情、価値観、信念、記憶と様々な信号が無意識の心にはあります。
例えば、「執着心」
こだわり、執われ、執着、気にする。
仕事での執着心で考えてみてください。
成績に執われたり、
売上に執われたり、
給与に執われたり、
上司の態度に執われたり、
仕事の流儀に執われたり、
知らずのうちに執着していることが誤作動信号となり体に影響している場合があります。
ストレス発散という言葉がありますが、旅行に行ったり、好きな食べ物を食べたりして、ストレス発散しても、またストレスの溜まる環境に戻ればストレスは溜まってしまいます。
これを繰り返しても本質的な解決にはなりません。
ストレスの根本には執着があるのかもしれません。
執着心が原因となりストレスを溜め、身体機能が誤作動し、症状へと表現されていく。
こんなに辛い症状の原因は、ストレスだったのかで終わらずに、何がストレスの原因なのかを自己認識することが大切なのです。
すると、こんな執着を持っている自分がストレスを貯める原因だったのかと気が付くのです。
執着心は、時には原動力にもなります。
ですから、執着心が悪いわけではありません。知らないうちに誤作動信号となっていたことが体に影響していたと認識するだけで体は健全になるのです。
健全な信号に切り替わる理由は、客観視することによる脳の働きだと思われます。
イライラする、ストレスが溜まっている時は、ついつい主観的になり、冷静さを失っています。
冷静さを取り戻し、心を落ち着けるためには、客観視することがとても効果的です。
客観的に自己認識することになれてくると、自己を整えやすくなるのです。
篠崎大輔