
症状があると生活に影響し、不自由な生活になる。
この症状がなければと症状を消すことを頑張る。
しかし、症状は結果的に出ている身体の表現にすぎない場合がある。
病気による症状は、抑えたり、切り取ったりしなければならない場合もある。
しかし、病気も原因ではなく結果だ。
突然病気が襲ってきたかのように人は感じるが、実際は段階的になっている。
病気になる前に、未病の状態がある。
未病の状態では病院で検査をしても何もわからない。
しかし、身体は不調を訴えているはずだ。
不調になる前に、体の中ではエネルギーバランスが乱れている。
無意識にコントロールされている様々な機能のバランスが乱れているのだ。
その乱れの前に、外部刺激に対する内部ブロックが起こっている。
それがエネルギーブロックだ。
「エネルギーブロック→機能異常→身体不調(未病)→病気」
この段階的な流れがある。
どの段階で対処していたいかはその人が決めるしかない。
病気になったら薬でも手術でもすれば良いと考える人もいるだろう。
少し不調が出てから対処し始める人もいる。
不調はないけれど、機能異常やエネルギーブロックを定期的に整えておこうという人もいる。
不調や病気になってから慌てて対処してもそれを改善するには時間が必要だ。
ファストフードの感覚で、すぐに治して欲しい、すぐに治せる人こそすごいと勘違いする人も多い。
薬で抑えて症状を感じない、病気を感じないことを治っていると勘違いしている人も多い。
高血圧で薬を飲んでいるから大丈夫なんです・・・と。
何が大丈夫なのだろう?
数値が落ち着いているだけでしかない。
薬を飲みながら血圧が下がる対策はしているのか?
していない人がほとんどだ。
食事、睡眠、運動などやるべきことはいくらでもある。
しかし、薬で数値を下げていることが治っていると勘違いしてしまっている。
時間の経過とともに、次の病気の準備は着実に進んでいることを知らないのだ。
薬を出さない医師もいる。
薬を出さない医師を患者はダメな医師とレッテル貼りする。
そして薬をたくさん出してくれる医師を探すのだ。
薬に頼らない段階で対処できることを教えてくれている、薬を出さない医師は実は、良い医師なのだ。
自分では何もしない、あなたが治してくださいと他人任せな人が多いのは、国民皆保険の弊害なのかもしれない。
病人が増えて薬をもらう人が増えれば医師は儲かる。
診察だけして薬を処方しなければ儲からない。
製薬会社も儲からない。
薬を作るのは大変な時間とコストがかかる。
儲からないとやっていけないのだ。
必要のない薬も買ってくれるお客さんがいなければいけないのだ。
お客さんは勝手には買えない。
医者という仲介屋があなたにはこれが必要ですと売りつけてくるのだ。
以前に私は、必要ないと医師に言ったことがある。
高くないし、念のためもらって行ってくださいと言われた。
医師全員がこんな人ではないことも知っている。
だがおかしな医師もいるのだ。
自分の体は自分の責任で医師にお任せする時は必ずある。
医師を否定するのではなく、自分で考え、自分の体を管理できるようになる必要があるのだ。
医師もカイロプラクターも漢方医、漢方薬剤師も鍼灸師も、様々なサポートをしてくれる人はいるのだ。
どうするかは自分で選ぶしかない。
症状という結果に悩む前に対処することを私はお勧めしたいと思う。
篠崎大輔